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乗船日記まとめ:ピースボート118世界一周76-80日目

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こんにちは!ピースボート第118回世界一周クルーズに乗船中のAppyです。

この記事は、乗船76日目の2024年11月1日から、80日目の11月5日までの日記のまとめです。

今回もエックス投稿を掲載しながら、解説します。

ペルーを後に、疲れを癒す日々

乗船76日目の11月1日、ピースボートはペルーを出発し、次の寄港地であるチリのイースター島に向かって航行を開始しました。4日間のカヤオ寄港では、乗客それぞれの時間を過ごし、特にマチュピチュを訪れた組は、オプショナルツアーの方であっても、かなりの体力を使い切った旅となりました。

船内では、顔見知りかどうかに関わらず、互いに「大変でしたね!」と旅の労をねぎらう妙な一体感が生まれました。色々な方と旅の感想を語り合う中で、私たちは幸運にも順調に旅を終えられたのだと、改めて実感しました。

カヤオ寄港レポ①|ペルーの常識とマチュピチュ個人手配の危うさこんにちは!ピースボート118回クルーズに乗船中のAppyです。 カヤオでの4日間が終了し、無事に帰船しております。私がこのクルー...

 

船上での体調管理と必需品

乗船77日目の11月2日、マチュピチュ旅行後に多くの方が体調を崩す中、私も例外ではなく、マチュピチュ前から調子が悪かった喉の症状がさらに悪化して声が出なくなり、咳も出始めました。去年風邪をひいたときに病院で処方された薬を飲み続けてはいるものの、これが風邪かどうかは微妙なところです。船内の乾燥が異常なほどで、喉の痛みを訴える方も大勢いました。

私の場合、風邪をひくと必ず鼻に症状が出て、鼻水が止まらなくなるのが定番なのですが、今回は違って声が出ない、喉が痛い、咳が出るといった症状です。乗船の終盤になると、船内売店ののど飴が売り切れるという話も聞いていたので、喉薬やのど飴を多めに持参していました。

実際、乗船した時点では喉に不調など無縁で、「こんなにのど飴はいらなかったかも」と思った時期もありましたが、こう喉の不調が続くと在庫も減ってきて、売店で追加購入しました。これから乗船する方には、喉のケア用品を多めに持参されることをおすすめします。今のところ、のど飴は売り切れていませんが。

ちなみに、船内の診療室は気軽に利用できる場所で、診察料は1回につき6,000~7,000円ほどです。ジャパングレイスの保険に加入している場合、3,000円かかる証明書の提出が不要で、診察料は申請すれば保険会社から全額返金されます。若い方でも、打撲か何か分かりませんが、松葉杖をつく姿を船内で見かけたりしますので、海外旅行保険の加入については、どなたも一考された方が良いと思います。

診療室や海外旅行保険については、こちらの記事をご参考に!

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次の寄港地はイースター島

イースター島には、オーバーツーリズム問題で、1日に上陸できる観光客数に制限があります。さらに、ガイドがいないと下船ができないとの事なので、必ずオプショナルツアーに参加する必要があります。このオプショナルツアーは、どれも3万円ぐらいと、他の寄港地に比べて高額でした。

今回通知があったのは、さらなる規制強化で、一日に上陸できる人数が減ったため、寄港2日間を3日間に延長して対応することになったとか。1人3時間は船の都合。大きな船は着岸できないので、テンダーボートを降ろして、100人単位で順番に上陸します。

ペルーでしか試せない「コカ」の効能

アンデス地域で伝統的に使われてきた『コカ』の葉は、茶や飴にして摂取することで、高山病対策として知られています。コカの葉には、疲労軽減や呼吸の補助に効果があるとされる天然アルカロイドが含まれていますが、精製されると覚醒剤である『コカイン』の原料となるため、厳しい国際規制が適用されています。

マチュピチュ村のお土産街で偶然再会したピースボートのお友達が、高山病の症状で苦しんでいました。私が持っていたコカ飴を試してもらうと、約15分ほどで症状が楽になったと喜んでいました。私自身は高山病の症状は出ませんでしたが、コカの葉をかじると、体が元気になるような効果がすぐに感じられました。その場でガイドさんに「Don’t eat!」と注意された理由が、ビリビリとした舌の感覚と頭が冴えるような感覚でわかりました。

ただ、ガイドさんから「夕方にコカ茶を飲むと夜眠れなくなる」とのアドバイスもありましたので、気をつける必要があります。また、コカ製品は船や日本に持ち帰れません。違反すると、重い刑罰があるそうです。

「メキシカンナイト×死者の日」イベント

メキシコの「死者の日」は、毎年11月1日と2日に行われる伝統行事で、亡くなった家族や友人を賑やかに迎え、追悼する日です。オレンジ色のマリーゴールドやカラフルなオファレンダ(祭壇)を飾り、故人の魂が家族と再会することを祝います。

ピースボート118回クルーズではメキシコに寄港しないものの、南米に来たことを祝うような雰囲気で、「メキシカンナイト✖️死者の日」というパーティーがありました。こういったイベントがある際は、かなり前から、勉強セミナーが開催されたり、実行委員会や準備会が立ち上がり、裏方でも表舞台でも、参加したい人が自発的に関わっています。フェイスペインティングできる場所もありました。

以前から、このイベントがどんなものなのか疑問に思っていましたが、実際は打ち上げパーティーのような雰囲気で、仮装して飲んで騒ぐというイベントでした。お酒やパーティー好きの方は、弾けて楽しそうでした。

船内チャリティーオークションって?

船内のチャリティーオークションって、どんなイベントかと興味津々でした。ピースボートの関係スタッフが提供するサービスが出品物で、オークションの収益はすべて「ガザを見捨てない!野菜を届けよう!キャンペーン」に寄付されます。出品者も参加者も、まさにボランティア精神での参加となっています。

入札は30ドルから始まり、5ドルずつ増額していきます。会場は田村さんの軽快な司会で笑いに包まれていました。このイベントは司会者の采配で、盛り上がるか盛り上がらないかが決まるようなイベント。田村さんの司会テクはスゴいですね。ユニークな出品物が多数ありましたが、映像チームが提供する『あなたのために特別に作る「くるなびビデオ」』が高値で競り落とされ、印象的な一幕でした。

5階カフェの美味しいコーヒーとピアノ演奏

船内のレストランやビュッフェで提供されるコーヒーは残念ながら口に合わず、部屋では自分で持参したコーヒーや紅茶を飲んでいます。5階カフェのコーヒーは有料ですが、この船内では一番美味しくて気に入っています。フレッシュジュースが1,000円ですが、まだ試したことはありません。サンドイッチやクッキーは無料なので、よくテイクアウトしています。

水彩画教室が午前にある日は、このカフェで軽い朝食をとるのが習慣です。ちょうど専属ミュージシャンのTOMOFUMInさんがピアノ演奏をしている時間で、いつもは通りすがりに聴いていますが、じっくり美味しいコーヒーを飲みながら聴くのもいい時間になっています。

ピースボート恒例のハロウィンパーティー

メキシカンナイトに続き、ハロウィンの日もピースボート恒例のパーティーが開催されました。ピースボートのスタッフはさまざまな衣装で登場し、船内のいたるところで盛り上げ役となっていました。毎回感心しますが、どれほどのパーティーグッズが用意されているのかと思うほど、豪華な仮装が見られます。

一方で、乗客で仮装しているのは、今回は少数派だったような気がします。特に、この日はマチュピチュからの疲れが残っている方も多かったのかな。私も簡単な仮装だけして、派手なショーには参加せず、静かに撮影を楽しみました。

ラパヌイ(イースター島)出身のアーティスト、エンリケ・イカさん

カヤオから乗船されたラパヌイ出身のアーティスト、エンリケ・イカさんは、イースター島の豊かな文化や伝統を守り広める活動をされています。初日はアトリウムラウンジでのギター弾き語りで、その力強い歌声が響き渡り、船内は拍手喝采に包まれました。アンコールに応える形で、再び歌声が聞けるかと思いきや、なんとラパヌイの踊りを披露してくれ、観客を驚かせました。

ラパヌイの踊りには、ポリネシア全域に伝わる文化的な共通点が見られ、ニュージーランドのマオリ族が行う「ハカ」にも似た力強さと精神性があります。特にラパヌイの歌や踊りには、祖先や自然、コミュニティへの敬意が込められており、その動作やリズムは見る人の心に深く響きます。

次の日からは、エンリケさんによるラパヌイの踊りと歌のワークショップが毎日開催され、私も2回参加しました。一緒に歌いながら踊るという、参加型のワークショップで、見様見真似で何度も同じ曲で練習しました。

最終日には、ピースボート専属のミュージシャンも加わり、コンサートが2回開催されました。こういう特別なコンサートは、1人1回の参加が原則です。さらに、ワークショップに参加した希望者は、バックダンサーとしてコンサートに出演することもでき、ピースボートならではのユニークな発想にいつもながら感心させられます。

終わりに

今日はイースター島寄港2日目(11月7日)。私は前日に観光を終わらせました。船内新聞はアトリウムラウンジでの生演奏以外はスケジュールが真っ白で、皆が時間を持て余している様子です。こんな静けさは、乗船以来初めてかもしれません。運動会や発表会の練習に取り組む方もいれば、普段なかなかできない勉強に集中している方もいて、穏やかな空気が漂っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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