※2026年10月8日確認の補足
この記事の診療時間・受診費用・薬の処方は、Appyが乗船した第118回(2024年)の体験です。現在の診療案内や保険条件は、乗船する回の資料でご確認ください。
第124回の公式保険案内では、治療費用に1事故あたり自己負担3万円が設定されています。乗船する回の案内と、加入する保険の約款を先に見ておくと安心です。
ピースボート世界一周第118回に乗船したAppyです。
私が乗船した船の4階には日本人の医師と看護師が対応する診療室があり、万一のときもとても心強く感じました。第124回の公式FAQでも、日本人医師・看護師による診療が案内されています。
今回は、船内診療室で実際に受診した体験レポと、海外旅行保険の活用方法などについてまとめました。皆さんがより安心して旅を楽しめるよう、ぜひ参考にしてみてください。
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日本人医師と看護師が常駐:船内診療室は安心の味方
船内で生活をしていると、食習慣や生活リズムの変化から体調を崩す方も。私も冷えからトイレが近くなり、早くも診療室のお世話になりました。周りでも「最近ちょっと疲れが溜まった…」「寄港地観光で無理した…」なんて声をよく聞きます。
118回では、日本語で症状や薬を相談できることが、本当にありがたかったです。船内で対応できる範囲には限りがあり、必要に応じて寄港地の病院を案内されることもあります。気になる症状があれば、まず診療室へ相談できます。
→ 第124回の公式FAQ(診療室・持病・薬の案内)
診療室の場所・診療時間・受診ルール
以下は118回で利用したときの案内です。診療室は5階レセプションの一階下、4階にありました。案内板はありますが、少し幅の狭い階段を降りるので、足元にはご注意を。場所・診療時間・寄港日の対応は、乗船時の案内やレセプションで分かります。
【118回で案内されていた診療時間】
午前 9:30~11:00
午後 14:00〜15:30
- 船内診療室には医師・看護師が勤務
- 航行中は休診日なし(訓練日を除く)
- 寄港日は原則休診。緊急の場合は5階レセプションへ
- 診療時間外は緊急時のみ
- お薬手帳のある方は持参すること
実際に受診してみた:薬の処方と診察の流れ
私の118回での診察・処方は、ID決済で約7,000円でした。症状・検査・処置・薬で金額は変わるため、これは当時の一例です。支払い後の明細と領収書は保管しておきましょう。保険で戻るかどうかは、下の「診療費はいくら?海外旅行保険はどう使う?」で説明しています。
受付から症状申告まで
私が診療室へ行ったのは10時半ごろ。待合室に2人だけだったので、そのまま待ちました。受付で声をかけると、小さな紙に症状を書き込みます。血圧や体温を計測し、看護師さんに伝えておくとスムーズですね。
私の場合は「トイレが近くなり、膀胱炎の初期症状っぽい…」という自己診断。実は2年前に同じ症状で処方薬を持ってきていたものの、足りなさそうだったので追加をお願いすることにしました。

医師の診察と薬の処方
30分ほど待つと名前を呼ばれ、医師の診察へ。とてもソフトな雰囲気の先生が、私の話を丁寧に聞いて薬のリストを検索。検査は特に行わず、「2日分すでに飲んでいるならあと1日は必ず続けましょう」というアドバイスをいただき、5日分を処方してくださいました。
これは私の当時の症状に対する診察・処方の記録です。抗生物質を含む薬の種類・量・服用期間は医師の指示に従い、以前の処方薬を自己判断で再開したり、飲む期間を延ばしたりしないようにしましょう。処方が終わったら薬を受け取り、診察終了でした。

診療費はいくら?海外旅行保険はどう使う?
118回での私の受診では、船内会計でいったん診療費を全額支払いました。第124回の公式保険案内にも、船内診療室ではキャッシュレス治療サービスを利用できないと記載されています。寄港地の病院で使えるかは、加入保険・医療機関・事前手配によります。受診前に保険会社へ連絡しておくと安心です。
診療費そのものより、“その費用が戻るかどうか”の方が実は大きな差になります。
そしてここで関わってくるのが、海外旅行保険の仕組みです。
※最近の保険事情について
海外旅行保険やクレジットカード付帯保険には、補償期間、持病の扱い、免責金額(自己負担)、利用条件などがあります。「以前は返ってきたから大丈夫」だけで決めず、旅行日数や持病、自己負担まで見て選びたいところです。
ID決済で7,000円、帰国後に保険申請
私はジャパングレイス提携の損保ジャパンの海外旅行保険に加入していました。
受診時は保険証書の提示などは不要で、ID決済で約7,000円を支払い。
これは当時の保険適用前の支払い額で、帰国後に保険会社へ請求する案内を受けました。その支払い額が全額戻るかは、契約内容と保険会社の審査で決まります。
私の当時の手順は、船上でいったん支払い → 必要書類を保管 → 帰国後に保険会社へ請求、という流れでした。受診したら、連絡期限や請求方法を保険会社へ早めに聞いておきましょう。
忙しそうな中でも看護師さんが丁寧に手順を説明してくれて、「なるほど、こういう仕組みなんだ」と納得しました。

保険申請の診断書と領収書の注意
私の118回の受診では、ジャパングレイス提携保険への請求に診断書は不要と案内されました。今の契約や別の保険では、診断書が必要になることもあります。
受診したら保険会社へ必要書類を聞き、領収書・診療明細・処方内容をまとめて保管しておきましょう。診断書が必要なら、診療室で発行方法と期限を聞けます。
診断書の手数料として約3,000円という案内もありましたが、これは2025年時点の情報です。料金や帰国後の発行、領収書の再発行については診療室で聞き、受け取った原本は大切に保管しましょう。
📍日本の健康保険の「海外療養費」を確認
日本の健康保険に加入している場合、海外でやむを得ず受けた診療について、条件を満たせば海外療養費を申請できることがあります。対象は、日本で保険診療として認められる治療などです。海外で払った金額が全額戻る制度ではないので、船内での受診が対象になるか、必要書類や翻訳について加入先の健康保険へ聞いてみてください。
→ 協会けんぽ:海外療養費の条件と申請書類
※重要(2026年10月確認:第124回の保険案内)
第124回のジャパングレイス提携保険(損保ジャパン)の公式案内では、治療費用に1事故あたり自己負担(免責)30,000円が設定されています。携行品損害の自己負担は別の設定です。
治療費がこの免責額以下なら、この補償から支払いが出ないことがあります。118回当時は治療費用の免責がなかったので、私の支払い体験とは条件が変わっています。
ここで紹介しているのは第124回の条件です。ほかの出航回や保険商品、クレジットカードを使う方は、ご自身の案内をご覧ください。
コロナなどの感染症で隔離されるときの費用
感染症で隔離されるときは、診察・治療費のほかに、部屋代・宿泊費・旅程変更費用が発生することがあります。船内の運用や部屋代はクルーズ側へ、補償については保険会社へ、具体的な費目を伝えて聞くと話が早いです。感染症ならすべて補償されるとも、部屋代は対象外とも言い切れません。
乗船前に知っておきたい|健康申告と“保険が使えないケース”
118回では、乗船前に健康状態や常用薬を申告し、出航の約1ヵ月前には薬剤師から電話で服用中の薬や体調の確認がありました。提出書類や確認時期は、乗船する回の案内に従ってください。
第124回の公式FAQでは、持病がある方は主治医に相談し、必要な薬を旅行日数分持参するよう案内されています。また、75歳以上の方には主治医の診断書が必要とされ、75歳未満でも既往症などによって提出を求められる場合があります。健康申告を済ませても、持病の治療が保険でカバーされるかは保険会社へ聞いておきましょう。
常用薬を忘れたときは、早めに船内スタッフや診療室へ相談してください。私が乗船した際には、シンガポール寄港時にスタッフの付き添いで受診し、薬を調達できた例がありました。現地で同じ薬が手に入る保証はなく、診察・薬・付き添い等の費用や寄港時間の制約もあります。薬の名前・用量が分かるお薬手帳や処方内容を持参し、自己判断で代用品を選んだり他の人の薬を使ったりしないようにしましょう。
加入して感じたこと(保険は“安心料”だけではない)
私が118回で加入したジャパングレイス提携の「JG1プラン」は、旅行変更費用特約を含めて、2人分で約34万円でした。これは当時の金額です。
当時は、クレジットカード保険の90日制限や持病の条件を考え、「安心料」として納得して加入しました。
でも、第124回の案内を見て驚いたのが、治療費用の自己負担です。高い保険に入っても、免責や補償対象外の費用は残ります。
※ここが変わってきているポイント
例えば、
・第124回の案内では、治療費用に自己負担3万円がある
・隔離の部屋代などは、治療費とは補償の扱いが違うことがある
など、契約前に知っておきたい条件があります。

118回クルーズの契約タイプ一覧表(保険期間4ヶ月)この時は、治療費用の免責がありませんでした。
補償額や保険料は、乗船回・年齢・プランで変わります。以下は2026年10月8日に確認した第124回の案内です。
公式ページ「124回クルーズの保険案内」へ
📍クレジットカード保険を使う場合の注意
クレジットカード付帯保険を使う方は、補償期間と利用条件、申請の流れを出発前に見ておきましょう。
→ ピースボート世界一周でクレカ保険は大丈夫?100日超の海外旅行保険を解説
【重要】帰国後72時間ルールに注意
海外旅行保険には、帰国後の発病や治療開始時期に条件がある商品もあります。「帰国から72時間以内なら、どんな病気でも補償される」というルールではありません。
帰国後に体調が悪くなった場合の注意
例えば損保ジャパン「off!」の治療費用では、保険の対象期間中、または期間終了後72時間以内に発病し、期間終了後72時間を経過するまでに治療を開始する病気について、原因が対象期間中に発生したことなどの条件があります。特定の感染症には別の期限があり、継続治療にも限度があります。
これは「off!」の商品説明の例です。ジャパングレイスのプランや各カード保険を使う方は、対象期間・発病・治療開始・継続治療の条件を契約書類でご覧ください。
→ 損保ジャパン「off!」:治療費用の条件
これは本当に大事なポイントで、私の相方もエジプト旅行のあと体調を崩し、インフルエンザで15日間入院しました。 私たちの当時の契約・査定では、受診が72時間を過ぎていたため海外旅行保険が適用されず、入院費が自費となってしまいました。契約や症状で結果は変わりますが、私たちには痛い経験でした。
「帰国したら疲れて寝たい」「数日様子見したい」という気持ちはわかりますが、不調が続くときは早めに医療機関へ相談し、保険会社にも連絡してください。保険の回答を待って、必要な受診を遅らせないことが大切です。
詳細は以下の記事にまとめています。
👉 エジプト帰国後に起きた想定外|相方インフル入院と72時間ルール
※補足
船内では、乾燥・脱水・感染症・転倒など、長期生活ならではの健康リスクもあります。
診療室からも、こまめな水分補給や無理をしない行動が繰り返し呼びかけられていました。
まとめ:体調を崩したら「我慢しない」が一番の対策
私たちの118回では、毎週の「診療室便り」などで健康情報が届いていました。マスク着用などの対応には人によって感じ方の差もありましたが、感染症対策や隔離のルールは航海時点の船内案内に従い、不安や症状があればスタッフ・診療室へ相談しましょう。
船旅を快適に過ごすには、何よりも早めの体調ケアが大切。少しでも不調を感じたら我慢せずに診療室へ行きましょう。日本人医師・看護師が対応してくれるので安心感が段違いです。
また、海外旅行保険は「もしも」に備える手段ですが、加入していても免責や補償対象外の費用は残ることがあります。旅行日数、持病、治療費、船内での支払い、必要書類まで確認して準備しておきましょう。
以上、ピースボート診療室の体験レポでした。最後までお読みいただきありがとうございます。皆さんも元気に船旅を楽しんでくださいね!
▼健康管理については、こちらに詳しくかきました。
【ピースボート健康管理術】風邪・下痢対策まとめ|乗船前に知っておきたい常備薬と注意点





感想・質問、お気軽にどうぞ
コメント一覧 (4件)
appyさん、どうぞお大事になさってください。疲れなども出てくる時期ですからね。
船での医療の様子を知ることが出来、安心しました。
すーすさん、コメントありがとうございます。
返信遅くなり、すみませんでした。
疲れやすくて体調管理難しいです。多分、初めての体験が多すぎて、アドレナリンが全開になってしまうからかなと思ってます。
本日は揺れが酷いですね。幸い私は船酔いはしませんが家内が船酔いでほぼ一日寝てました。でも夕方の麻雀は大勝ち。いい一日になったようです。APPYさんの診療所ブログ参考になります。APPYさんもお大事にしてください。明日も全力で頑張りますのでもう寝ます。おやすみなさいませ。
ひろさん、コメントありがとうございます。
2、3日前から揺れがおさまってるので、奥様もホッとされてることでしょうね。
私は船酔いはしないようですが、車酔いはします。何故なのか、どう違うのか、不思議です。