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平和と交流の大切さを感じた日 ピースボート世界一周16日目

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こんにちは!ピースボート第118回世界一周クルーズに乗船中のAppyです。

今日はクルーズ16日目。船の揺れもだいぶ穏やかになってきました。船酔いしていた方もほっと一息つけたのではないでしょうか。

さて、今日は特別トークショー「ピースボートの歩み 平和を創る国際交流の船旅」に参加してきました!
YouTubeでお馴染みのピースボートスタッフの田村さんと、野平さんがスライドやビデオを使って、ピースボートの41年にわたる国際交流の歴史を紹介してくれました。

今日は、いつもと違って、美味しい楽しいは抜きで、真面目にピースボートの国際交流の歴史を学び、なぜピースボートが誤解を招く団体であるのか、自分の感じたことを備忘録としてまとめたいと思います。

アッピー
アッピー
ピースボートに乗るからにはぜひ知っておきたい内容ばかりでした。正直、知らないで乗っていた自分がちょっと恥ずかしくなるほどの貴重な情報が満載でした!

イベント参加レポ:ピースボートの歩み 平和を創る国際交流の船旅

ピースボートの歩み 目指すは世界平和

1983年の設立以来、ピースボートは異なる文化や歴史を持つ国々を訪れ、民間レベルでの交流を通じて平和を推進してきました。

今回のイベントでは、特に冷戦時代の東西対立の象徴として知られる1983年の大韓航空機撃墜事件についても触れられました。ピースボートは、このような国際的な緊張の中でも、市民レベルでの対話を通じて平和を実現しようと努力してきたのです。政府間の対立を超えて、異なる国の人々が直接顔を合わせ、相互理解を深めることがピースボートの活動の核心であることを改めて実感しました。

平和を創る国際交流の大切さ

イベントでは、ピースボートが行ってきた数々の国際交流プロジェクトについても紹介されました。印象に残ったのは、手塚治虫氏が漫画を通じてピースボートを応援していたエピソードです。手塚氏が描いた鉄腕アトムと中国の孫悟空が握手する姿は、国境を超えた友情と平和の象徴であり、多くの参加者の心に深く響き、ピースボートの知名度をグッとあげました。

さらに、南京大虐殺事件の現場にいた元兵士が船に乗り込み、直接証言を行ったことが紹介されました。これらの証言は最終的に下船するまでに否定されたという、不可解なエピソードでしたが、歴史の真実を次世代に伝える重要な役割を果たしています。

実際に現地を訪れ、交流を深める体験

ピースボートの旅では、訪れる国々での交流も大切にされています。イベントで紹介された地雷廃絶キャンペーンでは、カンボジアの地雷原を訪れ、地雷撤去作業を行うボランティアと交流する機会がありました。現地の子どもたちとのふれあいを通じて、平和な未来を築くための一歩を共に進めていることを実感しました。

また、広島と長崎の被爆者の方々が証言活動を行う「折り鶴プロジェクト」にも触れられました。核兵器の恐ろしさを訴え、平和を願うこのプロジェクトは、私たち一人ひとりにとっても考えさせられるものです。

ウクライナや中東の問題に取り組む:最近の課題

最近では、ウクライナの戦争やイスラエルとパレスチナの問題など、現代の国際的な課題にも取り組んでいます。ピースボートの船には、イスラエルとパレスチナの若者が乗り込み、お互いのことを理解し合うための対話が行われました。

初めての世界一周はギリシャ発着

ピースボートが初めて世界一周クルーズを実現したのは1990年のことです。当時は、まだ「日本人が自力で世界一周クルーズをする」というのは珍しいことでした。このクルーズの実現には、資金集めや船の手配など、たくさんの苦労があったそうです。しかし、ピースボートのスタッフや参加者たちの情熱と努力が実り、ついにギリシャ発着の世界一周クルーズが成功しました。この旅の日本での寄港地は、広島と長崎だったそうです。

ピースボートに対する誤解とその背景

ピースボートは、市民レベルの対話と交流を通じて平和を目指す活動をしていますが、その歴史や取り組みが誤解されるのだと感じました。特に、ピースボートが宗教団体だとか、政治的な意図を持っているという噂や誤解は、ピースボートが社会主義の国や、政治的に敏感な地域にも積極的に訪れていることに起因しているのかもしれません。

実際、私が乗船して感じているのは、ピースボートは特定の宗教や政治思想に偏らず、どの国の人々とも平和に向けた対話を重視しているということです。さまざまな文化や歴史を持つ国々での活動が、時に誤解を招くこともありますが、ピースボートの基本的な理念は一貫しています。それは、「人と人との交流が平和を築く力になる」というシンプルで強い信念です。

イベントに参加して思ったこと

今回のイベントを通して、ピースボートはただのクルーズ旅行じゃないんだと改めて感じました。豪華な船旅を楽しみながらという特典付きで、世界のいろんな問題について学び、人と人とのつながりを深めることで、私たち自身も成長することができるんです。異なる文化や歴史を持つ人々と交流することで、平和について考えるきっかけになるということ。

司会の田村さんは、コロナを乗り越えてピースボートが航海を続けられているのは皆さんのおかげだと話しながら、涙を流しておられました。やはり、ここまで来るにはさまざまな苦労があったようです。世間の目は厳しく、これからもその状況は変わらないかもしれません。宗教団体だとか、根拠のない噂もいろいろありますが、それでも応援している人がたくさんいることを感じました。

ピースボートに乗る人って、このようなピースボートの世界平和を目指すという高い理念に共感している方が多いのではないでしょうか。他の豪華客船とは全く違うものを見出して参加されているのだと思います。

今日は本当に勉強になりました。ピースボートに乗って良かったなあと思いました。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

ではでは。

POSTED COMMENT

  1. tutigasaki より:

    とても分かりやすくて、素晴らしい報告でした。わかりやすく伝えることは難しいことですね。

  2. cook より:

    田村さんと野平さんのレクチャー素敵ですね。
    地球2周目の気分で ブログを楽しく読ませていただいております 貴重な記録ですが 時間にもお気持ちにも 決してご無理の無いように投稿なさってくださいませね 無い日や少しの量の日があってもいいと思います できたら帰国まで続けてください
    ところで前回の続きです
    洗濯物が乾きやすいところは 窓やバルコニーのそばです その近くの天井に 根っこが回るマグネットフックを取り付けられるといいのですが
    根っこが回るマグネットクリップはクルーズ旅に必須と感じました
    それから寄港地の国旗!というのは 14階のてっぺんの丸い?何と言ったらいいんでしょうか そこに1枚つけられるものです 私は入国の朝 いつも○○に着いたぁと嬉しくなって見上げておりました そろそろアフリカに入りますでしょうか

    • appy より:

      cookさん、書き込みありがとうございます!
      明日、ポートルイスに着きますので、国旗を見てみたいと思います!
      あと、お心使いありがとうございます。
      記事UPをお休みする日はあると思いますが、今のところ、最後まで日記は続けたいと思っています。
      時間を置くと、忘れるので毎日が今のところ良いペースです。
      マグネットはいっぱい持ってきました!重宝してます。

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