こんにちは!
ピースボート第118回世界一周クルーズに乗船中のAppyです。
このクルーズのハイライトの一つ、オーロラ観測期間は10月6日から始まりました。
当初はお天気が悪くて期待できなかったのですが、8日あたりから全館アナウンスが入り、その度に、デッキに出ていました。連日の寄港地観光で疲れ気味だったので、寒空の中デッキに出るのは厳しかったです。
そして、迎えたのが10月10日、午後9時20分から午後11時30分まで、グリーンランド南西沖で極寒の中、オーロラを観測。この日はアプリでも最大レベルのオーロラ予報が出ており、まさに期待を超える光のショーになりました!
素人でもiPhone14で撮影できるほどだったので、選りすぐりの写真をUPしておきたいと思います。
オーロラマップのシグナルが最強の赤に!
こちらはオーロラマップ(Aurora Map)と言われるもので、オーロラの発生状況や予測を表示できるアプリの画面で、オーロラが発生する可能性の高い場所や時刻をリアルタイムで確認できる優れものです。
2024年はオーロラの当たり年!
今年は、「オーロラの当たり年」ということで、期待していましたが、関係者の予想を上回るシグナルだったようです。その日のは、赤い帯域が広がっており、今までに見たこともないような強いシグナルでした。船内のオーロラ予測セミナーでは、スタッフの誰もが興奮気味!乗客も期待値マックスの夜でした。日本でも肉眼で見える地域があったのではないでしょうか。それぐらい強烈だったのです。
太陽の活動が強いと、どんなオーロラが見られるの?
太陽から届くエネルギーが増えると、オーロラもたくさん見られるチャンスが増えるそうです。2024年には、たくさんのオーロラが夜空を彩る可能性が高まっていたんですね。
普段は寒い北極圏でしか見られないオーロラですが、太陽活動が強い年は、普段はあまりオーロラが見られない地域でも観測できることがあるんだそうです。色もより鮮やかになりやすいんだとか。日本でも北海道あたりで見えていたのかも知れません。
オーロラの発生には太陽の活動が関係しています。太陽は「11年周期」というリズムで活動が強くなったり、弱くなったりするんです。2024年はちょうど太陽活動が最大になる「極大期」に近づいている年だったのです!
カメラのフラッシュが飛び交うカオスなデッキ
デッキは観測に集まった人でごった返していました。観測当初は、カメラのフラッシュを使わないように頻繁に注意喚起アナウンスが入っていたにも関わらず、フラッシュを使う人がたえませんでした。
それがオーロラの鑑賞の邪魔をするので、やめてくれ〜と苦情が飛び交い、カオスな状況に。
それでも、こうした騒々しい状況もまた船旅ならではの思い出になるんですよね。オーロラの神秘的な光を眺めながら、みんなの熱気や興奮も感じられる、ちょっとユニークな体験となりました。
オーロラはこんな風に見える?肉眼とカメラでの違いに驚き
オーロラを実際に観測してみて、肉眼とカメラでの見え方が大きく違うことに驚きました。立ったまま極寒の中で見上げるのは大変でしたが、オーロラの形が生き物のように常に変化し続ける様子は本当に神秘的でした。
肉眼で見るオーロラの色
「オーロラは緑色」とよく聞きますが、実際に見てみると、肉眼では緑の部分が白っぽく見えることが多く、鮮やかには感じられませんでした。特に赤い光が現れているときでさえ、空がほんのりピンク色に染まる程度です。
その一方で、iPhoneで撮影すると画面には鮮やかな緑や赤がはっきりと写っていました。多くの人が、オーロラは肉眼で見るよりもカメラで撮ったほうが色が鮮明に見えることを知らないかもしれませんが、正直がっかりしました。写真では美しく映るオーロラが、実際には白っぽくぼやけて見える程度なのです。
オーロラの見え方は人それぞれ?
オーロラ観測をしていてふと、「他の人にはどう見えているんだろう?」と疑問に思いました。オーロラの見え方には個人差があるのかもしれません。聞いた話によると、若い頃に見える色も、年齢を重ねていくと、見えなくなるそうです。
オーロラ観測は夜中でも容赦なし!船上での贅沢なオーロラ鑑賞
オーロラ発生の船内アナウンスは、夜中の2時や3時でも入ります。眠い目をこすりながら外着に着替え、寒さに備えてデッキへ向かうのです。正直、「今は寝ていたいなあ」と思うこともありましたが、地上での観測であれば、寒空の下で夜通し耐えなければならないわけで…。そう思うと、贅沢は言っていられませんね。笑
そして、この期間、寄港地観光と重なるので、昼間も忙しい中、夜中の観察が続いたりします。若者でも身体の免疫力が落ちてしまうので、健康管理に注意が必要です。
オーロラ観測時のシャワーは昼間に!
この期間に風邪をひく乗客がたくさん出ました。私もその一人で、鼻風邪をひいて3日間ほどグスグスしていました。オーロラ観測期間に入ったら、特に気をつけたいのが「シャワータイム」。 夜中にシャワーしてから寒いデッキに出ると、確実に体が冷えるので風邪を引きやすくなります。 外で2時間ほど過ごすことになるため、シャワーは昼間に浴びることです。
船上で「オーロラの傘」の中に入った気分
オーロラ観測、正直に言って、私の想像していたものとは少し違った体験でした。 これまで「オーロラ=カーテンのように広がる光の幕」というイメージを持っていました。船の上で見たオーロラは、まるで自分がその傘の中にすっぽりと入ってしまったような感じだったのです。
オーロラが頭上で光のシャワーを降らせているというより、なぜか私たちのそのカーテンの中に包まれているような不思議な体験でした。オーロラの全景が見えるのを期待していた分、ちょっと意外で、異次元に入ったような感覚でした。
終わりに
写真はiPhone14で撮影しましたが、iPhoneのpro版であれば、もっと綺麗に写ったそうです。スマホを最新の高性能機種にしておけば良かったかなあと少し後悔しています。世界一周旅行なんて、一生に一度だけかも知れないから、カメラは納得のいくものを準備しておいた方が良いのかもしれません。デジカメを購入するという判断もあったと思います。荷物が増えるのが難点ですが。
念願のオーロラ体験ができて満足です!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
🌈の下がどうなっているんだろう?
のオーロラ版を正に体験ですね!!
にしても、夜中に容赦なく起こされて、私は体力限界でヘロヘロ。
先輩方は、皆さん元気元気!