寄港地編 PR

モロッコ・カサブランカ観光レポ|壮麗なハッサン2世モスクと街の現実

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こんにちは!ピースボート第118回世界一周クルーズに乗船中のAppyです。

9月28日にモロッコのカサブランカに寄港しました。ガイドツアーに参加したとはいえ、結果的に2万歩も歩いてしまいました。その理由は後ほど詳しくお話しますが、なんと、下船後に港のゲートまで2.5キロも歩かなければならなかったのです。歩くのがあまり好きではない私には、これがかなりの負担に…。もしツアーに参加していなければ、4万歩は覚悟しなければならないような寄港地でした。

今日は10月2日。新鮮な記憶が残っているうちに、カサブランカでの観光レポをまとめておきます。

ガイドツアー開始前のハプニング

快晴で気温は20度ぐらいで過ごしやすい気候でした。この日は、以前ご紹介したプランでお話ししたガイドツアーに参加することになっていました。

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下船してからのトラブル

着岸は10時、下船は10時半。予定より30分早く下船許可が出ました。

ガイドさんとの待ち合わせは、12時にユナイテッド・ネイションズ・スクエアだったので、十分な余裕があると思っていました。ガイドさんからは、入国審査の場所から無料のシャトルバスが出ていると聞いていたので、それを利用するつもりでのんびりと行動していました。

下船してから、500メートルほど歩いたところに入国審査のイミグレーションがありました。距離自体は短かったものの、シャトルバスも出ていたのですが、ピースボートから「年配の方や歩行困難な方に譲るように」との事前案内があったため、私たちは歩いて向かうことに。

シャトルバスは利用不可⁉

入国審査ではパスポートの原本が必要だったので携帯していたのですが、パスポートのチェックが無かったように思います。何はともあれ、無事に入国審査を通過し、街中までの無料シャトルバスに乗って集合場所へ向かおうと思っていたところ、問題が発生しました。ピースボートのスタッフにシャトルバスの乗り場を尋ねたところ、「予約していないから乗れない」と言われたのです。結局、私たちはゲートまで長い距離を歩くことに。

どうやら、街中までの無料シャトルバスの存在を知らなかった乗客も多かったようで、皆疑問を持たずに歩いて移動していました。約30分ほど歩き続け、ようやくゲートに到着しました。

駅ターミナルで一息

まだ12時の待ち合わせ時間まで余裕があったので、ゲートを出たところにある鉄道駅ターミナル内のマクドナルドでひと休みすることにしました。

ターミナルにはスターバックスやマクドナルドカフェがあり、街中へのアクセスも便利な場所でした。

 マクドナルドではスムージー(氷なし)とドーナツを注文し、Wi-Fiも問題なくつながったので、しばらく休憩。ガイドさんとの待ち合わせ場所であるユナイテッド・ネイションズ・スクエアまでは、あと15分ほど歩く必要がありましたが、ホッと一息つくことができました。

ガイドとの合流

休んでいる最中に、ガイドさんからWhatsAppで連絡があり、「マクドナルドまで迎えに行くよ」とのこと。集合場所まで行く必要がなくなり、ありがたい展開に。ちょっとしたハプニングがあったものの、無事に12時ちょうどにガイドツアーがスタートしました。

 

今回のガイドツアー↓

プロのガイドと高級車で行くカサブランカガイドツアー

このツアーには私たち2人に加えて、ピースボートの乗客がもう2人参加しており、計4人でツアーがスタートしました。一応「プライベートツアー」ではあるものの、他の参加者もいたので、完全なプライベートというわけではありませんでしたが、その点については特に突っ込まず、まず最初の目的地であるハッサン2世モスクを目指しました。

まずはハッサン2世モスクへ

カサブランカで最も見逃せない観光スポットと言えば、やはりハッサン2世モスクです。初めて訪れる人は、まずここを目指すのが定番です。

ハッサン2世モスクの概要

ハッサン2世モスクはアフリカ最大のモスクで、世界でも有数の規模を誇るイスラム教の礼拝施設です。海に面した立地が特徴的で、モスクのミナレット(尖塔)は高さ210メートルを誇り、世界一の高さです。

モスクの建築は、モロッコの伝統的なイスラム様式と最先端の技術が融合しており、細部まで精巧に装飾されています。大理石や木材、石膏を使用した内装は、モロッコの職人技が光り、見事なモザイクや彫刻が施されています。

また、モスクの一部は海の上に建てられており、礼拝をしながら大西洋を見渡すことができるという特別な雰囲気が魅力です。この立地ならではの壮大な景色が、他のモスクとは一線を画す存在感を放っています。

チケット購入でのハプニング

ハッサン2世モスクに到着すると、チケットを購入するための列がすでに長蛇の列。列がなかなか進まない原因は、クレジットカードの決済機械が複数台あるにもかかわらず、1台しか使えていないという状況でした。ようやくチケットを買える段階になって、さらに予想外の事態が発生。

チケットを販売していたスタッフから、「今チケットを購入しても、モスクの内部に入れるのは2時間後の午後3時から」と言われました。最初はこの意味がよくわからず戸惑いましたが、後に理解しました。つまり、モスクの外側は自由に見学できるものの、内部の見学は午後3時以降しかできないということだったのです。内部見学には時間制限があると聞かされ、予想外の待ち時間に少し困惑しました。

この状況をガイドさんに伝えたところ、他の場所を先に観光して、午後3時にモスクに戻ってくることに。プライベートツアーだったので、スケジュールを柔軟に調整できたのは助かりました。

ただ、長い時間並んで、結局内部見学を諦めて帰ってしまった観光客もたくさんいたようです。私たちは車で来たので問題はありませんでしたが、徒歩で来た観光客にとっては大変だったと思います。

チケットの購入と礼拝時間

今回の経験を振り返ると、優先入場付きチケットが含まれたガイドツアーもあったため、事前にチケットを購入しておいた方がスムーズに進んだのではないかと思います。また、礼拝時間の関係でモスク内部の見学時間が制限されていたことが、事前に知らされていなかったのは非常に残念でした。

確かにガイドブックには、ガイドツアーの時間帯が書かれていたのですが、気にしていませんでした。ガイドさんですらその情報を知らなかったという、不思議な状況でした。

これをモロッコ全体に当てはめてしまうのは少し大げさかもしれませんが、少なくともカサブランカでの観光には、事前にしっかりと情報収集をしておかないと、思わぬトラブルに遭う可能性が高いと感じました。

他の場所を観光してから、いよいよモスク内部へ

私たちは、ショッピングを済ませた後、午後3時に再びハッサン2世モスクへ戻り、やっとモスク内部の見学が始まりました。

モスク内部は、とにかく壮大で圧倒されました。細部に至るまで精巧に作られた彫刻や装飾は、息を呑む美しさでした。建築の偉大さや美しさを目の当たりにし、間違いなくカサブランカ観光のハイライトでしょう。

見学を終え、私たちはガイドさんの車に戻り、次の目的地へ向かいました。

モロッコのショッピング体験とガイドツアーの裏側

今回のカサブランカ観光では、旧市街のようなショッピングエリアに行きましたが、Google Mapで位置を確認しなかったため、正確な場所は覚えていません。ガイドツアーあるあるです。

ショッピングは自由行動を希望したのですが、ガイドさんが一緒に来ることになり、結局、4人のツアーメンバーとガイドさんでショッピングをすることに。ガイドさんが紹介してくれたお店に入った瞬間、「これはコミッションが入るのかな」とすぐに感じました。モロッコでは、こういった商売スタイルが一般的なようです。日本でもお土産屋さんに連れて行かれるツアーがあるので、似たような感じですね。

バブーシュの購入と値段交渉

私はモロッコの伝統的な履物「バブーシュ」を2足購入しました。値段は2足で27ドル、1足あたり約2,000円。時間がなかったため、値切るのをすっかり忘れてしまいました。後でモロッコ通のお友達に聞いたところ、この価格は現地相場の約4倍だとか!楽天で調べたら、同じようなものが送料込みで3,000円で売られていたので、楽天よりは安いですが、値切れたかもと思うと悔しかったです。

一緒に参加したお二人は、モロッコ特産のオレガノオイルを買っていましたが、小さな瓶なのにかなり高かったです。これも正規の価格かどうかは疑問が残ります。結局、適正価格というのは現地での交渉次第ですが、私が高めに購入したバブーシュはとても気に入っています。

モロッコのタクシー事情

他の乗客にも話を聞くと、タクシーでもぼられることが多いとのこと。エアコンなしで、窓が開けっぱなし。ボディの塗装が剥がれてボロボロは普通です。モロッコは、少し「面倒な国」という印象です。今回のガイドツアーに参加して、いろいろな場所に連れて行ってもらえたのは良かったですが、ガイドさんがモスクの礼拝時間すら知らなかったのは残念でした。それでも、これがモロッコのスタイルなんだと受け入れるしかありません。

歩きすぎに注意

初めてカサブランカを訪れる方には、歩きすぎに注意が必要です。タクシーはぼられることが多いと聞いて避けることもあるかもしれませんが、その場合は行動範囲が制限されてしまいます。少々問題があっても、ガイドツアーを利用するのは良い選択肢だと思います。効率よく観光スポットを回ることができ、安心です。今回参加したツアーは4時間で1人約5,000円程度でした。

ツアーで使われた車はベンツで、座席は向かい合わせの6人乗り仕様。車内は広々としていて乗り心地も快適。高級感もあって、とても良かったです。

ツアーサイト↓
プロのガイドと高級車で行くカサブランカガイドツアー

カサブランカの街並みとインフラ事情

カサブランカにはエキゾチックなイメージがあるかもしれませんが、実際は大都会です。マーケットではモロッコらしい雰囲気が感じられるものの、モールやショッピングセンターではそういった雰囲気はあまりありません。また、道路の陥没や補修不足が目立ち、インフラには少し問題があります。

さらに、港の近くには工場があり、空気もあまり良くありません。砂漠からの砂煙が舞い上がり、白い砂が空に漂う光景を何度も目にしました。

リック・カフェでツアー終了

最後に訪れたのは、映画『カサブランカ』で有名なリック・カフェです。外から写真を撮っただけです。ここで、ガイドさんとはお別れしました。

斜め向かいには港近くのショッピングモールがあり、残り時間をそこで過ごすことにしました。

フードコートでは、親切なモロッコ人が英語で注文を手伝ってくれて、とても助かりました。こうした温かい交流は、旅の中で嬉しい思い出になりますね。

こちらのスイーツもおいしかったです。

その後、まだ時間があったので、地元の若者で賑わうおしゃれなカフェへ。ホットチョコレートをいただき、ゆったりと過ごしました。このカフェのWi-Fiは爆速で、旅の疲れを癒しつつ、快適に過ごせました。

歩いて帰船…遠い!

ショッピングモールから船まで、Google Mapで調べたところ、44分と出ました。私の足ではもっと時間がかかるはずです。タクシーはぼられる可能性が高く、ゲート内に入れるタクシーは特別な許可を持つタクシーだけ。仮にゲート前で降ろされても、そこからさらに30分歩かなくてはなりません。結局、歩くしかありませんでした。

途中、ピースボートの他の乗客も同じようにとぼとぼと歩いていました。杖をついている方もおり、その方が道を間違えてしまったので、大声で呼び止めました。なんとも不便な港だと、改めて実感しました。

それでも、カサブランカの方々はとても親切で、ガイドさんも含め、皆さん親身になって接してくれました。インフラの悪さは国全体の問題であり、彼ら自身は何も悪くありません。むしろ、そうした環境の中で一生懸命働いている彼らを責めるべきではないと思いました。

終わりに

船内に戻ると、ちょうど夕日が見えました。

その後、すぐにサウナへ。19時30分ギリギリに入れてもらい、混雑していましたが、サウナとシャワーで疲れをしっかりと取ることができました。

どうぞ、歩きすぎには注意してください。体調を崩す方もいらっしゃいます。私自身、2万歩を超えるときつくなるので、タクシーやガイドツアーで調整しています。普段からあまり歩かない方は、無理せず、自分のペースで観光を楽しむのが一番です。

カサブランカでのショッピングや観光には少し注意が必要ですが、それでも異国情緒あふれる素敵な思い出を作ることができるはずです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。明日はリバプールに寄港する予定です。ではでは!

 

カサブランカの事前に計画した記事はこちら。↓

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