ピースボートの人間関係と心の置き方|107日間でわかった友達・恋愛・一人時間との付き合い方

ピースボートの船内で一人参加や夫婦、仲間との交流を楽しむ様子を描いたイラスト

📍ピースボートの人間関係が気になる方へ。
107日間乗船した経験から、友達づくり、グループとの距離、恋愛、相部屋、夫婦、一人時間について、今だから思うことをまとめました。

こんにちは、Appyです。

ピースボート第118回クルーズから帰国して、1年8か月が過ぎようとしています。
ピースボートの人間関係について、いつかまとめた記事を書きたい。
そう思いながら、ずっと後回しにしてきました。

書くことがなかったわけではありません。
むしろ、ありすぎたのだと思います。
楽しかったこともある。
今でも笑い話になることもある。
一方で、簡単に「いい経験だった」とまとめられない話もあります。

約107日間、同じ船で暮らす。
普通の旅行なら、旅先で出会った人とは、その日限りになることも多いでしょう。
でも、船では違います。

今日会った人と、明日も会う。
朝食で会い、廊下で会い、イベントで会い、夕食でまた会う。
仲良くなれば、一緒に寄港地へ出かけることもあります。
そんな毎日が100日以上続きます。
人との距離が、とても近い旅です。

そして今、私は下船後も気の合う船友さんと定期的に会っています。
会えば、ピースボートの話になります。

すると、
「実は、あのとき……」
という話が、今になって次々と出てきます。
笑える話もあれば、
「そんなことが起きていたの?」
と驚く話もあります。

同じ船に乗っていたはずなのに、一人ひとりが見ていたピースボートは、まったく同じではなかったのだと思います。
人の数だけ、小さなドラマがありました。

この記事では、「ピースボートなら友達がたくさんできます」「人見知りでも大丈夫です」とだけ書くつもりはありません。
反対に、「人間関係が大変だから覚悟した方がいい」と不安を煽るつもりもありません。

将来、もう一度ピースボートに乗りたいと思っている私が、1年8か月たった今だから思うこと。
人とつながること。
人から少し離れること。
そして、自分の心をどこに置いておくのか。
そんな話を書いてみようと思います。

ピースボートの人間関係が不安になるのは、当然だと思う

これから乗船する方にとって、人間関係は大きな不安の一つではないでしょうか。
約100日。
多くの人と同じ船で暮らします。

「友達ができなかったらどうしよう」
「グループに馴染めなかったら?」
「一人参加でも大丈夫?」
「人見知りでも楽しめる?」
「誰かと揉めたら、逃げられないのでは?」
「相部屋の人と合わなかったら?」

中には、
「いじめみたいなことはないの?」
「人間関係が嫌になって、帰りたくなることはないの?」

そんなところまで心配して、検索している方もいるかもしれません。

「後悔した」という動画が10万回以上見られている

実際、YouTubeには「世界一周『220万円払って後悔した』4つの理由と回避策」という動画があり、10万回以上再生されています。

内容は、相部屋の人間関係、追加費用、船内イベント、政治的な話題、船の設備など、ピースボートに乗る前に不安になりやすいことをかなり強い言葉でまとめたものです。
強いタイトルで不安を拾っているけれど、内容は「知って選べば回避できる」という現実的なものでした。

コメント欄を見ても、「相部屋は無理」「絶対に乗りたくない」という声がある一方で、実際に乗船した方からは「相部屋でも楽しかった」「何度でも乗りたい」「問題はあるけれど楽しめた」といった、まったく反対の声もありました。

同じ船について語っているのに、ここまで受け取り方が違う。
私は、それこそがピースボートの人間関係や船内生活を考えるうえで、とても象徴的だと思います。

最近は、人間関係が乗船前から始まることもあります。

LINEオープンチャットやオンライン交流会、リアル交流会などを通じて、出航前から顔見知りになるケースも増えています。
事前に仲間ができる安心感がある一方で、関係を作りすぎると、実際に会って「少し違うかも」と感じたときに距離を取りづらくなることもあります。

→ 乗船前のSNS交流はどこまで深める?今のピースボートの交流事情はこちら

船は、ひとつの小さな社会になる

実際、船はひとつの小さな社会です。
人が集まれば、気の合う人もいれば、合わない人もいます。
仲良くなることもあれば、距離ができることもあります。

だから、人間関係の問題がまったく起こらないとは言えません。
でも、乗船前の私は、一つ大きな勘違いをしていました。
船に乗ったら、そこにいる人たちと、なんとなくみんな知り合いになるような気がしていたのです。
実際は、まったく違いました。

107日間一緒にいたのに、知らない人ばかりだった

航海を終え、横浜で乗船者が次々と下船していく姿を見ていたときのことです。
私は、少し驚きました。
知らない人ばかりだったからです。
「この人も乗っていたんだ」
そんな顔が、たくさんありました。

1,700人全員と知り合いになるなんて、そもそも無理だった

考えてみれば当たり前です。
私が乗船した第118回クルーズには、約1,700人の乗船者がいました。
107日あったからといって、1,700人全員と知り合いになれるわけがありません。
しかも、生活する時間も場所も、人によって違います。

いつもイベントに参加している人。
スポーツをしている人。
語学を学んでいる人。
毎日仲間と過ごしている人。
寄港地を楽しみにしている人。
本を読んでいる人。
海を見ている人。
部屋で静かに過ごしている人。

私とは生活する時間や場所が重ならず、107日間ほとんど接点のなかった人も、大勢いたのでしょう。

同じ船の中に、いくつもの生活圏があった

同じ船の中に、一つの大きなコミュニティがあるのではなく、いくつもの小さな生活圏が重なっていた。
今は、そんなふうに感じています。
特に、何度もピースボートに乗っているリピーターの方は、自分に合った過ごし方をすでに知っているのかもしれません。

毎日イベントへ行かなければならないわけでもない。友達をたくさん作らなければならないわけでもない。
目立って活動している人だけが、ピースボートを楽しんでいたわけでもない。

このことは、人間関係が不安な方に、最初に伝えたいことです。

私も最初は「もっと外へ出た方がいいのかな」と思っていた

私は、人見知りというほどではありません。
初対面の方とも普通に話せます。
でも、大勢の中に入っていくことは、かなり苦手です。
大人数のグループでワイワイ過ごすより、一人でひっそり過ごす方が好き。

ピースボートという言葉から想像する、
「毎日イベントに参加して、たくさんの仲間を作って、みんなで盛り上がる」
という世界とは、かなり遠い性格です。

周りを見ていると、少し焦った

乗船したばかりの頃は、私も少し焦っていました。
周りでは、次々とイベントに参加する人がいます。
朝から予定を入れている人もいます。
新しい知り合いがどんどん増えていく人もいます。
そんな姿を見ていると、
「せっかくピースボートに乗ったのだから、もう少し外へ出た方がいいのかな」
と思いました。

途中から、「これでいい」と思えるようになった

でも、航海が進むにつれて、少しずつ変わっていきました。

イベントに参加しなくても、遠くから眺めるだけで楽しい。
部屋に戻ってのんびりしてもいい。
一人で海を見てもいい。
何もしない日があってもいい。
誰かと話したい日は、外へ出ればいい。
一人でいたい日は、一人になればいい。

そう思えるようになってから、船の中でずいぶん楽になりました。
周りの楽しみ方を、自分の基準にしなくなったのだと思います。

それでも、人との出会いはピースボート最大の魅力だった

一人で過ごすことが好きなら、人間関係なんて必要ないのか。
もちろん、そんなことはありません。
振り返ってみると、人との出会いは、ピースボートに乗ってよかったと思う大きな理由の一つです。

普通に暮らしていたら、知り合わなかった人と出会う

船では、本当にいろいろな方と出会います。
年齢も違う。
職業も違う。
生きてきた環境も違う。

海外経験が豊富な方もいれば、初めて長期の海外旅行へ出た方もいます。
普通に生活していたら、おそらく知り合うことのなかった人たちです。
食事でたまたま相席になったことがきっかけで話すようになることもあります。
寄港地へ一緒に出かけることもあります。
何度も顔を合わせるうちに、自然と距離が近くなることもあります。

100日以上あるからこそ、表面的な付き合いだけではなく、その人がこれまでどんな人生を歩んできたのかまで聞く機会があります。

人生の先輩たちから教わったことも多かった

私は、人生経験の豊かな方々から、たくさんの話を聞きました。
旅で多少のハプニングが起きても、「まあ、そんなこともある」と笑っている。
そんな姿を見て、
年齢を重ねることは、悪いことばかりではないなあ。
そんなふうに思ったこともあります。

下船してからも続く関係がある

そして、下船して1年8か月たった今も、会っている船友さんがいます。
人生の後半になって、こんな形で新しい友人ができる。
これは、乗船前には想像していなかったことです。
世界一周したことと同じくらい、人との出会いは、私にとって大きな財産になりました。

ピースボートでは、恋愛も人間関係のひとつになる

100日以上、同じ人たちと暮らしていれば、友情だけでなく恋愛が生まれることもあります。
そして、これは若い人だけの話ではありません。
いくつになっても、人を好きになることはある。

船の中で一緒に過ごす時間が長くなり、食事をしたり、寄港地へ出かけたり、毎日のように顔を合わせているうちに、自然と距離が近くなることがあります。

船の上だけで終わる恋もあれば、その後も続く関係もある

その関係が、船の上だけで終わる場合もあります。
下船とともに、それぞれの生活へ戻る。

一方で、下船後も関係が続く人もいます。
中には、ピースボートで生涯のパートナーに出会う人もいます。
100日以上という長い時間を一緒に過ごすからこそ、普通の旅行では生まれにくい関係が育つこともあるのでしょう。

恋愛は、きれいな話ばかりではない

ただ、恋愛はきれいな話ばかりではありません。
同じ人を好きになって、取り合いのような状態になることもある。
二股のような関係。
結婚している人が、船の中で別の人と親しくなることもあります。

そして、関係が終わっても、同じ船の中です。
翌日また顔を合わせることもあります。

共通の知り合いも多い。
誰と誰が付き合っている。
別れたらしい。
別の人と親しくなったらしい。
そんな話は、どうしても周りにも広がりやすくなります。

私の知らないところでも、人間関係は動いていた

私自身は、船内の恋愛事情にはかなり疎かったのですが、下船してから船友さんと話していると、
「そんなことがあったの?」
と驚く話を聞くことが何度もありました。
同じ船に乗っていても、私の知らないところで、たくさんの人間関係が動いていたのだと思います。

恋愛もまた、
人との距離が近いからこそ生まれる楽しさと、
距離が近いからこそ起こる難しさ。
その両方を持つ、ピースボートらしい人間関係の一つなのだと思います。

船内の恋愛については、別の記事で詳しくまとめています。

ピースボートの恋愛事情|100日間の船旅で生まれる出会いと、その後

でも、人との「近さ」がしんどくなることもある

人との距離が近いから、深い関係ができます。
でも、その同じ近さが、しんどさになることもあります。

毎日会うからこそ、距離を取りにくい

船では、今日会った人と、明日も会います。
何か気まずいことがあっても、普通の旅行のように「もう会わないからいいや」とはいきません。

レストランへ行けば会うかもしれない。
エレベーターで一緒になるかもしれない。
同じイベントへ行けば、そこにいるかもしれない。
そう考えると、少し距離を置きたいと思っても、言い出しにくくなることがあります。

最初にできたグループが、最後のグループとは限らない

特にグループ行動では、
「せっかく仲良くなったのだから」
「せっかく一緒に行動してきたのだから」
と、自分の気持ちより関係を優先してしまうことがあります。

でも、107日は長いです。
乗船直後に仲良くなった人もいれば、後半になって初めて話すようになった人もいました。
いつの間にか距離ができた人、下船後も会う人、自然と会わなくなった人もいます。

途中で興味が変わることもあります。
参加したいイベントが変わることもあります。
違う人と話すようになることもあります。
一人で過ごしたくなる時期もあります。

最初に仲良くなった人と、最後までずっと一緒にいる必要はありません。
人間関係が変わることを、失敗だと思わなくていい。
今なら、そう思います。

親切な人ほど、疲れてしまうこともある

船内の人間関係を振り返ると、もう一つ気になることがあります。
それは、面倒見のいい人、しっかりした人、親切な人ほど、役割を背負いやすいことです。

誰かがやらなければならないことは、同じ人に集まりやすい

寄港地へグループで出かけることになれば、誰かが調べます。
誰かが予約します。
誰かが集合時間を決めます。
誰かがスマホを操作します。
何かトラブルが起きれば、誰かが付き添います。

最初は、ただの親切です。
でも、それが何度も続くと、
「あの人に聞けばいい」
「あの人がやってくれる」
という形になってしまうことがあります。
やっている本人も、最初は苦にならないかもしれません。
でも、100日以上あります。
小さな負担でも、積み重なると疲れます。

社交的だから、人間関係で悩まないわけではない

社交的な人なら、人間関係で悩まない。
面倒見のいい人なら、船旅に向いている。
そんな単純な話ではありません。

むしろ、人に頼られる人ほど、自分の時間を守ることが必要なのかもしれません。
親切にすることと、誰かの船旅を背負うことは違います。
これは、次に私が乗るときにも覚えておきたいことです。

ピースボートに「いじめ」はあるのか

「ピースボート いじめ」
そんな言葉で検索する方もいるようです。
100日以上の共同生活です。

人が大勢集まれば、合う人もいれば、合わない人もいます。
グループの中で人間関係がこじれることもあるでしょう。
誰かから距離を置かれて、つらく感じることもあるかもしれません。
陰で何か言われているのではないかと気になることもあるでしょう。

私には、簡単に「いじめだった」とは言えない

ただ私は、誰かの出来事を簡単に「いじめだった」と断定して書くつもりはありません。
同じ出来事でも、立場によって見え方は違うからです。

下船後に船友さんと話していて、
「あのとき、そんなことが起きていたんだ」
と初めて知ることもあります。
同じ船に乗っていた私ですら、知らなかったことがたくさんあります。

一つの人間関係を、船全体だと思わなくていい

だからこそ、ひとつ言えるとしたら、
ひとつの人間関係を、船全体だと思わなくていい。
ということです。

一つのグループでうまくいかなかったとしても、船には大勢の人がいます。
そこを離れたら、すべて終わるわけではありません。
違う場所へ行けば、違う人がいます。
違う時間に食事へ行けば、また別の人と出会います。
誰とも話さず、一人で過ごすことだってできます。

一つの人間関係が、ピースボートそのものではありません。
これは、乗船前にもっと知っておいてもよかったことです。

「帰りたい」と思う日があっても、おかしくない

100日を超える旅です。
毎日楽しい。
毎日感動する。
毎日誰かと笑っている。
そんな旅の方が、むしろ不自然ではないでしょうか。

疲れる日もあります。
何もしたくない日もあります。
誰にも会いたくない日もあります。
人間関係に疲れる日もあるでしょう。
日本に帰りたいと思う人がいたとしても、私は不思議だとは思いません。

「帰りたい」と思ったからといって、旅に失敗したわけではない

それだけで、
「ピースボートに乗ったことを後悔している」
「この旅に向いていなかった」
と決める必要もないと思います。

解決するより、少し離れるだけで楽になることもある

人間関係に疲れたら、まず少し離れてみる。
食事の時間を変える。
一人で食べる。
いつもと違う場所へ行く。
デッキで海を見る。
部屋に戻る。
寄港地を一人で歩く。

必ずしも、すべての問題を話し合って解決しなければならないわけではありません。
仲直りしなければならないわけでもありません。
大人同士です。
静かに距離を取る。
それだけで楽になることもあります。

相部屋・夫婦でも、ちょうどいい距離が必要になる

相部屋では、人との距離がさらに近くなる

人間関係という意味では、相部屋は少し特別です。
船内で誰かと気まずくなっても、一人部屋なら部屋に戻れば一人になれます。
でも、相部屋の場合、部屋にも誰かがいます。

生活時間。
エアコンの温度。
音。
明るさ。
片付け方。
寝る時間。

ちょっとした違いでも、100日以上となれば気になることがあります。
相部屋では、こうした生活習慣の違いがストレスになったり、人間関係のトラブルにつながったりすることもあります。

同室者と親友になる必要はない

だからこそ、相部屋になったら、
「せっかくだから親友にならなければ」
と思わなくていいと思います。

もちろん、とても気が合って、下船後まで続く友達になることもあるでしょう。
でも、そうならなくても失敗ではありません。
同じ部屋で、お互いに気持ちよく生活できれば十分です。

仲良くなることより、相手の領域を尊重すること。
相部屋では、こちらの方が大切なのかもしれません。

相部屋で実際に起きていたことについては、noteにも書いています。

船室に帰れず、共有スペースやデッキで夜を過ごしていた人たちを見たことがありました。
少し重い話ですが、「誰かと一緒に暮らすこと」の難しさについて、当時感じたことをそのまま残しています。

→ 船室に帰れない人たち|“難民”と呼ばれた夜

夫婦で乗っても、ずっと一緒にいる必要はない

夫婦で乗船する場合も、距離感は大事だと思います。
100日以上、24時間ずっと一緒。
考えてみれば、普段の生活より長時間一緒にいる夫婦も多いのではないでしょうか。

夫婦にも、それぞれの船旅があっていい

私たちの場合、船内ではそれぞれ好きなことをして過ごし、食事で一緒になることが多くありました。
それくらいで、ちょうどよかったと思っています。

夫婦だから同じイベントへ参加する必要もありません。
夫婦だから同じ友達を作る必要もありません。
一人が活動的で、もう一人が部屋で過ごしたいなら、それでもいい。

相手の船旅まで背負わない

気になるのは、どちらか一方が、
「相手が楽しめるようにしてあげなければ」
と背負いすぎてしまうことです。

イベントを探す。
友達を作れるようにする。
退屈しないように気を配る。

それを100日続けたら、世話をする側が疲れてしまいます。
夫婦で乗っても、それぞれの船旅があっていい。
一緒にいる時間と、一人でいる時間。
両方ある方が、長い旅ではうまくいくように思います。

人見知り・一人参加でも、ピースボートを楽しめる?

では、大勢が苦手な人。
人見知りな人。
一人参加で、船の中に馴染めるか不安な人。
一人で過ごすことが好きな人。

そんな人でも、ピースボートを楽しめるのでしょうか。

私は、楽しめると思います。
というより、ピースボートに向いている性格を一つに決めること自体が難しいのだと思います。

友達の数で、旅の充実度は決まらない

イベントが好きな人は、毎日忙しいくらい楽しめます。
人と話すのが好きな人は、たくさんの出会いがあります。
一方で、一人で海を見ることが好きな人にも、それをする時間があります。
誰かと食事だけ一緒にして、あとは別行動でもいい。
イベントはほとんど出ず、寄港地を中心に楽しんでもいい。

私自身、最初の頃より後半の方が、ずっと自分らしい過ごし方をしていました。
そして、それでよかったと思っています。

必要なのは、社交性より「一人に戻れる力」なのかもしれない

必要なのは、社交性よりも、
「今日は一人でいたい」
と思ったときに、一人へ戻れることなのかもしれません。

友達の数で、その人の旅が充実していたかどうかは決まりません。
下船する人の中に、私が知らない顔があれほどたくさんあったこと。
あの光景を思い出すたびに、そう思います。

私がもう一度乗るなら、人間関係でこうしたい

私は、将来もう一度ピースボートに乗りたいと思っています。
次に乗るとしたら、最初の航海とは少し違う過ごし方をすると思います。

乗船直後から飛ばさない

乗船直後から飛ばさない。
急いでグループを作らない。
最初から予定を詰め込みすぎない。
誘われても、行きたくなければ断る。
「今日は一人で行きます」と普通に言う。
誰かのトラブルを、一人で背負わない。
誰かと仲良くなっても、その関係に依存しすぎない。

気の合う人が一人でもいたら、それで十分。

閉じない。でも、無理もしない

でも、だからといって、人との出会いを避けようとも思いません。
たまたま同じテーブルになった人。
廊下で何度も会う人。
寄港地で偶然一緒になった人。

そんなところから始まる関係が、ピースボートのおもしろさでもあるからです。
閉じない。
でも、無理もしない。
今なら、そんな距離で乗れるような気がします。

下船して1年8か月。最後に残ったもの

ピースボートから帰ってきて1年8か月。
今も会う船友さんがいます。
会えば、あの107日間の話になります。
そして、私は今になって、自分の知らなかった船内の出来事を知ります。

同じ船にいても、一人ひとりに違う107日間があった

同じ船にいたのに、見えていなかったこと。
気づかなかったこと。
誰かが楽しく過ごしていた時間。
誰かが悩んでいた時間。
一人ひとりに、それぞれの107日間があったのだと思います。

なぜ、この記事を1年8か月も書けなかったのか

人間関係についての記事を、なぜこんなに長い間書けなかったのか。
今なら、少しわかります。

簡単に、
「友達がたくさんできて楽しかった」
とも、
「人間関係は大変だった」
とも言えなかったからです。
その両方がありました。

人との近さは、ピースボートの大きな魅力です。
そして、その近さがしんどくなることもあります。
だからこそ大切なのは、誰とでも仲良くなることではなかったのだと思います。

人とつながること。一人に戻ること。その両方があっていい

人とつながること。
少し離れること。
また誰かと出会うこと。
そして、一人に戻ること。

107日もあれば、その全部があります。
私は次にピースボートへ乗るときも、きっと誰かと笑っていると思います。
そして、ときどき誰にも会わず、海を眺めていると思います。

今なら、
それでいい。
そう思っています。

🛳 ピースボートの人間関係が気になる方へ

乗船前のSNS交流、船内での距離感、夫婦や一人参加の過ごし方、そして旅を終えて感じたこと。100日間の船旅で気になる「人とのつながり」を、実体験ベースでまとめています。


👉ピースボートの人間関係と心の置き方
👉SNS交流|乗船前から旅が始まる時代へ
👉夫婦でも一人でも大丈夫?私たちの体験と過ごし方
👉船内の恋愛事情|100日間のロマンスはある?
👉乗船前と乗船後で変わったこと|世界一周の感想

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