こんにちは、Appyです!
ピースボートで世界一周──
開放的なデッキ、美しい寄港地、自由な毎日。
そんな夢のような旅の中で、思いもよらない“落とし穴”がありました。
それは──乾燥です。
想像以上の乾燥地獄と、それにまつわる喉、肌、髪のトラブル、
そして“後から知った衝撃の真実”まで、まるっとまとめてお届けします!
これからピースボートに乗るあなたが、少しでも快適に過ごせますように。
加湿器、早々にダウン|乾燥との闘いがスタート
乗船前から「船内は乾燥する」とは聞いていましたが、
「加湿器を持っていけば大丈夫だろう」と甘く見ていました。
私が用意したのは、アイリスオーヤマの2,500円ほどの卓上加湿器。
USB接続で、最初の2週間はしっかり湯気が出て快調だったのですが……
ある日を境に、徐々にパワーダウン。フィルターを交換しても回復せず、
最終的には「出ているのか、出ていないのか分からない」ほどになり、
ついにはUSBを抜いてしまいました。
原因は不明ですが、船内の水が合わなかったのかもしれません。
こうして、私の乾燥生活が始まりました。
咳が止まらない日々|のど飴8袋完食
乾燥の影響はすぐに喉に現れました。
最初は「少し喉がいがらっぽいかな?」という程度。
用意していたのど飴は、正直「余るだろう」と思っていたのですが、
出航から3週間を過ぎたあたりで、状況は一変します。
船内では咳き込む人が急増し、「シアターに行くとうつる」という噂まで。
私も咳が出はじめ、のど飴を手放せない生活に突入。
夜は咳で眠れない日もあり、最終的には相方とともに発熱して寝込みました。
のど飴は5袋持って行きましたが、最終的に8袋完食。
船内ショップでも追加購入することになりました。
医務室に行くかどうか問題|迷うほどに悪化
私は序盤で膀胱炎、相方は風邪で、医務室のお世話になりました。
風邪が流行する中、咳をしていても医務室に行かない人が多く、
中にはマスクもせずに咳き込む人も。これは正直、迷惑でした。
実際、咳が長引いて1ヶ月近く部屋から出られなかった方もいました。
医務室でコロナやインフルエンザと診断されると、即・隔離部屋に移され、
寄港地に着いていても外出禁止です。隔離には自己負担費用がかかるため、
それを避けたくて医務室に行かない人もいたようです。
ただ、それでは感染が広がるばかり。
医務室もスタッフも頑張っていたので、
やはり私たち乗客ひとりひとりの意識が大切だと実感しました。
美容との闘い|サウナとパックで差がつく
乾燥は、肌や髪にも大きな影響を与えます。
乗船中はあまり気づかなかったのですが、
帰国後、15年以上お願いしている美容師さんに言われました。
「乾燥してますね。どうされました?」
実は、出発前にも同じ美容師さんにカットしてもらっていたので、
明らかに違いが出ていたようです。
そんな中で印象に残っているのが、70代のとても綺麗なご婦人。
「毎日サウナに入って、顔パックしてるの」とサラリとおっしゃっていて、
年齢を感じさせない肌とハリに驚きました。
私は普段、スキンケアをあまり丁寧にしていないタイプですが、
船の上では毎朝晩、化粧水とクリームは欠かさず使っていました。
それでも、目尻のシワが気になり始めたのが正直なところです。
バルコニーの部屋は乾燥しなかった!?思い込みの落とし穴
帰国して数ヶ月後、船で仲良くなった美容師さんと再会した際、
驚きの事実を聞かされました。
「バルコニーのドアを少し開けてたら、全然乾燥しなかったよ」
…え?そんなことってあるの?と思わず聞き返してしまいました。
私は「潮風はベタベタする」という思い込みが強く、
一度も窓を開けずに過ごしていました。
夫も神経質な性格で、「窓は閉めよう」と言っていたのもあり、
完全に締め切った生活。
でも、実際は潮風も心地よく、虫も入らず、空気が流れて快適だったそう。
まさかの“思い込み”で、私は肌や喉にダメージを受けていたのかも…。
旅にはこういう、「知っていたら変わっていたかも」という話があるんですよね。
Appyの乾燥対策リスト|実録レビュー
実際に使ってよかったもの、
「あったら助かった」と思ったものをまとめます!
持っていってよかったもの
のど飴(8袋以上がおすすめ)
保湿クリーム・リップクリーム(普段使い慣れたものを)
フェイスパック(数枚でもあると安心)
小型加湿器(短期間でも気休めにはなります)
マスク(乾燥・感染対策に兼用できる)
あったらよかったもの
湯たんぽ(冷房で寒いときの味方)
ヘアオイル(髪のパサつきを防げます)
サウナに通う習慣(肌にハリがある方が多かったです)
船内ショップ事情
スキンケア用品は船内ショップでも購入可能ですが、価格は高め。
品ぞろえも限られているので、できるだけ持参することをおすすめします。
@虫がいない快適さと、ちょっとした注意点
船内では、蚊やハエといった虫をほとんど見かけませんでした。
これが思った以上に快適で、虫が苦手な方には嬉しいポイントです。
とはいえ、「セーターに穴があいていた」という話も一部で聞かれました。
毛糸を食べる虫の可能性もありますが、個人的には日本から持ち込まれた可能性もあるのでは……と感じました。
私は念のため、防虫剤と毛布が入る大きめのビニール袋を持参していましたが、
今回のクルーズでは特に出番はありませんでした。
毛布も清潔で、快適に使えましたよ。
帰国後の回復と、感じたこと
日本に戻ってきたのは冬でしたが、
「日本の乾燥?あんなの船に比べたら余裕!」と思えるほどでした。
肌も髪も、特に何かを頑張らなくても、自然と回復していきました。
船内の乾燥がそれだけ厳しかったということだと思います。
まとめ|乾燥も旅の一部だった
ピースボートの世界一周クルーズ。
その中には、美しい景色、心に残る出会い、
そして、静かに体を蝕んでくる“乾燥”という見えない敵が潜んでいました。
喉を守ることは、体調を守ること。
肌と髪を守ることは、心地よく旅を楽しむための準備です。
次に乗船するとき、私はこう言いたいです。
「乾燥、なめたらいけません。」
この記事が、未来の自分、そしてこれから船旅をする誰かの助けになりますように。
──Appy
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