この神殿は、声がないのに語りかけてくる。
湖の上から。
夜のライトの中で。
朝の気配とともに。
そのどれもが、静かで、強かった。
この人は、毎日この風景を見ているんだろうか。

水の上に浮かぶ神殿は、想像よりもずっと遠くて近かった。

誰かが「わあ」と言った声が、ナレーションに溶けた。

石に、こんな圧が宿るなんて。

色と音が重なると、現実の輪郭がゆるんでいく。

空が光り始める直前だけ、すべてが止まっているようだった。

この神殿でいちばん自由なのは、犬たちかもしれない。
目次
おまけ漫画
エジプト漫画|神様、やりすぎです!
本編では触れてませんでしたが、
実はこの神殿、Appy…3回見に行ってました。
その裏側は、こちらの4コマでどうぞ。

▶ セリフ(テキスト)を読む
ラムセス2世の恩恵・3回分!?
①Appy、アブシンベル神殿へ!「ついに来たで〜! 神殿やん! 感動やん!」
②湖から見るAppy
③夜の光のショー「ほな、夜のライトアップも… また感動させに来よった!」
④早朝ラムセスデー会場「やりすぎやってええ!! Appy、3回目やで!ご利益もうお腹いっぱい!」
①Appy、アブシンベル神殿へ!「ついに来たで〜! 神殿やん! 感動やん!」
②湖から見るAppy
③夜の光のショー「ほな、夜のライトアップも… また感動させに来よった!」
④早朝ラムセスデー会場「やりすぎやってええ!! Appy、3回目やで!ご利益もうお腹いっぱい!」
アブシンベルを3回見た、その続きへ
湖の上から、夜のライトの中で、そして夜明け前に。同じアブシンベル神殿でも、時間が変わるとまるで別の顔を見せました。その3回の裏側を、旅行記で詳しく振り返ります。
湖から眺め、夜の神殿へ。アブシンベル泊の一日
砂漠を3時間走ってアブシンベルへ。ナセル湖の船上から神殿を眺め、夜は「音と光のショー」へ向かった特別な一日です。
朝5時、静けさは一転。神殿が人に飲み込まれた
まだ暗いうちに神殿へ向かうと、すでに長蛇の列。年に2回の「光の奇跡」を目当てに人が押し寄せた、ラムセスデー前日の朝です。





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