乗船日記 PR

乗船日記まとめ:ピースボート118世界一周80-89日目

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは!ピースボート第118回世界一周クルーズに乗船中のAppyです。

この記事は、乗船80日目の2024年11月5日から、89日目の11月14日までの日記のまとめです。

今回もエックス投稿を掲載しながら、解説します。

イースター島寄港の3日間

2024年11月5日から7日の3日間、ピースボートはイースター島に寄港しました。 当初は2日間の予定が3日間に延長されたのは嬉しいですが、3時間しか下船できないので、船内ではブーイングの嵐。

お国の事情とはいえ、限られた時間しか観光できなかったのは残念なことでした。船内では楽しめるような工夫をされていました。私はこの3日間を思いのほか有意義に過ごすことができました。詳しい体験記は以下の記事をご覧ください。

イースター島寄港レポ|ラパヌイの踊りと文化交流の特別な3日間こんにちは!ピースボート118回クルーズに乗船中のAppyです。 乗船81日目の2024年11月6日にイースター島に上陸しました。...

 

残り2つの寄港地プランと船内生活

2024年11月8日、乗船83日目。イースター島を離れ、寄港地はあと2つ、タヒチとサモアのみとなりました。南国の島々は魅力的なイメージがありますが、街歩きが好きな私にとってはあまり興味が湧きません。街歩きしたら、暑くて汗だくになるしね。

私のプランは、
タヒチ:ビーチクリーンに参加(ピースボート主催)
サモア:女性活躍支援のNGO訪問(オプショナルツアー)

このような地味な計画になっております。

ここからは、引き続き船内生活が中心の日々が続きます。終盤に差し掛かると、船内はイベントで一層活気づきました。一番の盛り上がりを見せる「洋上運動会」をはじめ、自主企画やカルチャークラブの発表会や展示会などが予定されていて、皆さん忙しそうに動き回っています。

この長い船内生活が退屈だと思われるかも知れませんが、かなり自制しないと、超忙しくなってしまいます。皆、何を優先にして時間を過ごすかについて、日々考え、取捨選択を迫られるような格好です。私はイベントなどに参加していない方ですが、それでもなぜか巻き込まれるように毎日が忙しく、ブログの更新も滞るほどです。

2食派でも太り気味?私のルーティン

2024年11月10日、乗船85日目。
私は遅めのブランチと早めの夕食の2食が基本ですが、たまには3食しっかり食べる日も。その結果、少し太り気味になってきたかもしれません。体重計に乗ったのは乗船直後の一度きりで、今どれだけ増えたのかはわかりませんが、友人たちがふっくらしてきたのを見ると、自分もきっと同じだろうと思います。

ちなみに体重計はジムに2台置いてあります。壊れたとの噂も聞きましたが、定かではありません。船が揺れているので、正確に測れないというのも聞きました。

船内では早朝から運動系イベントに参加する人が多いです。レストランは朝6時からオープン。和食が人気で、少量多品種の嬉しいメニューです。朝食の最終入場は8時30分なので、私が利用するのはたまにだけ。

私の典型的な1日のルーティンはこのような感じ。

7:00起床、自室でパワーヨガ(約50分)
9:30洗濯や身支度など
10:30ブランチ、散歩
17:00夕食
10:00シャワーと洗濯
24:00就寝

早起きすれば1日をより充実させられるとわかっていても、なかなか実践できないので諦めました。ヨガ、ラジオ体操、太極拳、サルサなどの朝のエクササイズ系のクラスは、6:00から8:00に開催されています。5:00に起きると朝日も見れるし、充実できそうです。

私は、エクササイズには参加していませんが、船室でビデオを見ながら50分間のパワーヨガをしています。これは自宅で習慣にしていたもので、結局、日本での生活とほぼ同じ1日のルーティンになってしまいました。

早起きしている友人たちにコツを聞いてみると、「朝5時ごろにルームメイトが起きてゴソゴソするので自然と目が覚める」とのこと。 相部屋の方は、皆で早寝早起き習慣ができている印象です。

船内のお寿司屋さんKAIが美味しくなった!

2024年11月11日、乗船86日目。船内のお寿司屋さん「KAI」で2回目のお寿司を食べました。初回の体験は残念なクオリティでしたが、今回は噂通り美味しくなっていました。

3,500円という価格は高めではありますが、日本を離れて数ヶ月も経つと、やっぱりお寿司が食べたくなります。特に、私のように安いお寿司やお刺身ではありますが、週1回は食べていた人にとって、「高いけれど食べられる」という選択肢があるのが良かったです。

時差調整で体験する「25時間の1日が24回」と消える11月17日

2024年11月12日、乗船87日目。太平洋を横断しながら、毎日のように1時間の時差調整をしています。時計を1時間戻すことで、1日が25時間になるこの体験。地球を一周するためには、こうした調整が24回も訪れるのです。

夜の10時ごろに「あ、今はまだ9時なんだ!」と気づくと、なんだか得した気分になります。特に船内の生活リズムに慣れてくると、この1時間が貴重な余裕を生むのです。

この時間調整には面白い副作用があります。それが、日付変更線を越える際に発生する「消える日」。今回の旅では11月17日がその対象となり、カレンダーから完全に消滅するのです。

船内新聞を整理していると、「11月17日」の新聞が見つからず、いくら探しても出てきません。そのとき、「あ、あの日は存在しない日だったんだ!」と気づくという、不思議な体験をしました。

洋上運動会の前夜祭で大盛り上がり!

2024年11月11日、乗船86日目は、洋上運動会の前夜祭でした。洋上運動会は、船内の全員参加型のビッグイベントです。対戦チームは赤団、青団、黄団、緑団の4種類で、誕生日月をもとに分けられています。乗船前の書類に記載があり、「この色を身に付けてね」という案内がありました。私はたぶん参加しないだろうと、黄色の服を持参しなかったのですが、後に後悔することになりました。

この前夜祭では、運動会のチーム応援合戦の順番やプールサイドのホームポジションを決める大切なゲームが繰り広げられました。ビスタラウンジと呼ばれる広々とした会場にはカウンターBarが併設されており、自由にお酒やドリンクを注文できます。前夜祭の盛り上がりは想像を超えるものでした。年齢や国籍を問わず、全員が声を揃えて応援し、大喝采が響き渡ります。学生時代でもこれほど熱狂した経験はなかったと感じるほどで、このイベントを体験した乗客たちはみな「本当に面白かった!」と口々につぶやいていました。

実は、私はあまりこういった大勢が集まるイベントが得意ではありません。それでも、この前夜祭の熱気には自然と引き込まれ、気づけば声を出して応援し、熱狂していました。ピースボートならではの特別な一体感が生む、忘れられない時間でした。

盛り上げてくれているのは、紛れもなく若者たちです。20代から30代の若者が熱心に取り組み、40代以上がサポートする形で、良い関係が生まれていました。

第118回の洋上運動会は歴代最高の盛り上がり?

2024年11月12日、乗船87日目。待ちに待った洋上運動会が曇り空の下、予定通り開催されました。この日のために、数週間にわたって練習や準備が進められ、その成果を競い合う一種の「真剣勝負のお祭り騒ぎ」が繰り広げられました。

後から聞いた話では、この第118回洋上運動会は、過去最高の盛り上がりを見せたそうです。その理由として挙げられるのが、若い世代の参加者が多かったことや、歴代最多の外国人乗客が参加していたこと。運動会という文化がない国の参加者も多く、「運動会」そのものが新鮮な体験だったようです。年齢、国籍や言葉を超えた交流が、さらに盛り上がりを生んだのかもしれません。

運動会が終わった後も、赤団、青団、黄団、緑団を召集するような自主企画が次々と開催されています。「あの感動をもう一度」といったイベントが続き、船内はまるで学生時代に戻ったかのような余韻に包まれていました。

複数回ピースボートに乗船する人たちには、こうしたイベントが好きだという共通点があるのかもしれません。この運動会のような「学生に戻ったような体験」は、ピースボートでしか味わえない特別なものだと実感しました。

パシフィックワールド号とクルーに感謝

2024年11月13日、乗船88日目。
パシフィックワールド号は1995年に竣工。長い航海の歴史を持つこの船は、まさに「ベテラン」ですね。あの荒波の中もがんばってくれました。ドッカンという衝撃音の後、ミシミシ、メリメリと船体がきしむ音。良く耐えましたね。船が割れるかと心配でした。

よく見ると、船体にはところどころサビが見えることもありますが、それを補うための「ペンキ塗り隊」や「お掃除隊」、が常に活動。航行中も寄港中も、絶えず船体の塗装作業や水漏れ対策などのメンテを行っています。応急処置の連続のようにも感じますが、こうした作業によって、パシフィックワールド号が美しく維持されているのですね。

メンテナンス担当のクルーたちは、寄港中も観光に出ることができない契約になっているそうです。その代わりにまとまったお休みがあるのかもしれませんが、それでも大変な仕事ですよね。

クルーたちは日々忙しく働きながら、船内で飲んで食べて遊んでいる乗客を見て、どのように感じているのでしょうか。もしかすると、「ちぇ、あいつら楽しそうにしてやがるな~」とか「いいご身分だな!」なんて思うのかもしれません。私なら思います。(笑)

役割であるのかも知れませんが、彼らが支えてくれるおかげで快適な時間を過ごせていること忘れないでいたいです。「ありがとう」の一言や笑顔を向けるだけでも、彼らにとっては励みになるのではないでしょうか。

タヒチ寄港前日に初のビーチクリーン参加申し込み!

2024年11月14日、乗船89日目。この日は翌日のタヒチ・パペーテ到着を控え、私にとって初となるビーチクリーン活動への申し込みを行いました。この活動は、環境保護の意識を高めるためのもので、乗客の間でも密かに人気のプログラムです。

募集枠はわずか10名。それに対し、聴衆は100名以上が集まり、抽選に参加したのは40名ぐらいだったと思います。結果は見事当選!くじ運が悪い私なのに、ボランティアしてこいという神のお告げでしょう。笑

今回のビーチクリーンの行き先は、タヒチ近郊のモーレア島にあるテマエビーチ。このビーチはタヒチでも特に美しい場所として知られています。そんな場所で環境保護に参加できるなんて嬉しいことです。

これまでの旅で観光やリラックスに多くの時間を費やしてきましたが、こうした活動に参加することで新たな視点から旅を楽しめるのではと期待が高まりました。

終わりに

クルーズも終盤に差し掛かったこの頃、私は少し焦りを感じていました。「やり残したことを今のうちにやっておこう」という気持ちが強くなったからです。世界一周クルーズは、人生で何度も経験できるものではありません。この貴重な時間を存分に味わいたいという思いが募ります。

一方で、気になるのは体調を崩されている方々の存在です。慣れない船上生活が約3ヶ月続く中で、疲れがたまる時期なのかもしれません。船内ではインフルエンザやコロナの感染者がいるとの情報も耳にしました。こうした状況だからこそ、公共の場ではマスクを着用し、手洗いうがいを徹底するなど、健康管理が一層重要です。せっかくの機会を船室で過ごすことになっては、あまりにももったいないですよね。

このクルーズを最後まで楽しむために、健康管理は最大のハードルとも言えるかもしれません。何事もなく元気に旅を終えられるよう、気を引き締めていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA