寄港地編 PR

ベルファスト観光レポ|電車・バスで行くジャイアンツコーズウェイ

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こんにちは!ピースボート第118回世界一周クルーズに乗船中のAppyです

10月5日は、ベルファストに寄港しました。
前日までリバプールに2日連続で寄港していたため、これで3日連続の寄港になります。ベルファストについては特に観光の計画を立てていませんでしたが、急遽、電車とバスを乗り継いで、ジャイアンツコーズウェイへ行ってきました。

ベルファストには10時に入港し、下船予定は11時。お昼を迎えるのもあっという間という、なんとも短い滞在です。毎回ながら「もう少し時間があればなぁ」と思いつつも、せっかく訪れた場所を楽しむためにできる限り満喫するしかありません。寄港地ごとの限られた時間でも、今回もできることを最大限に楽しんできました。

今回も、ベルファストでの下船から帰船までをレポします!

それでは、レッツゴー!

急遽決定!ジャイアンツコーズウェイへの日帰り旅行

リバプールでの観光を終え、夕食の席でサリー会の仲間と話していたところ、翌日のベルファストで、なんとジャイアンツコーズウェイに行こうという話になりました。

サリー会メンバーの彼は、もともと一人で行く予定だったそうですが、興味を持った私たち3人も急遽便乗することに。タクシー、電車、バスを乗り継いで日帰りで行けるルートがしっかり計画されていて、「こんな行き方があるんだ!」と驚きました。タクシーに4人で乗れることもあって、人数的には最適。これぞ船上での「フレキシブルな同行スタイル」です。

ピースボートでは、寄港地に着いてから前日や当日に気が合った仲間と一緒に行動するのが日常茶飯事。計画が急に変わるのも当たり前で、その日の気分で同行者が決まることもしばしば。逆に、予定を組んでいたのに「今日は一人で行動したい」と言って突然別行動を選ぶ人もいます。その理由が「そういう気分だから」と言うのだから、まさに自由な空間ですね。

寄港地を重ねるごとに、一人での行動に慣れていく人も増えてきます。度胸がついてくると、自分のペースで楽しむのが一番という考えに変わってくるようです。タクシーで目的地に行き、現地で自由行動をして帰りは新たな仲間と合流し、タクシーをシェアするスタイルもよく見られます。街中で偶然出会った他の乗客と「ピースボートの方ですか?」と挨拶を交わし、気さくに話しながら旅を楽しむ、これもピースボートならではの醍醐味ですね。

世界遺産ジャイアンツコーズウェイとは?

ジャイアンツコーズウェイは、北アイルランドのアントリム海岸に広がるナショナルトラストが管理する自然保護区で、ユネスコ世界遺産にも登録されています。約4万本もの六角形の石柱が連なる不思議な景観は、古代の火山活動によって形成されたもので、地質学的にも珍しい存在です。その神秘的な形状から「巨人の道」として知られ、伝説では巨人フィン・マックールが敵と戦うために作った道とされています。この自然の驚異が、多くの訪問者を惹きつけてやまない理由です。

「レッド・ツェッペリン」のアルバムジャケット

また、この場所はロックバンド「レッド・ツェッペリン」のアルバム『Houses of the Holy』のジャケットに登場することでも有名です。音楽ファンにとっては、一度は訪れてみたい聖地のような場所。今回の旅では、レッド・ツェッペリンファンである相方も大喜びでした。

ジャイアンツコーズウェイへの行き方

ベルファスト港からジャイアンツコーズウェイへは、車でおよそ1時間30分で到着します。少し時間がかかりますが、公共交通機関でもアクセス可能で、道中の美しい田園風景を楽しむことができます。所要時間は全体で2時間30分から3時間ほどです。

  1. タクシー:まず、ベルファスト港からヨーク・ストリート(York Street)駅までタクシーで約15分
  2. 電車:ヨーク・ストリート駅から、コールレイン(Coleraine)駅まで約1時間20分
  3. バス:コールレイン駅から、ジャイアンツコーズウェイ行きのバスに乗り、約45分で到着

 

ベルファストでのタクシー問題

ベルファストに10時ちょうどに到着し、10時30分には下船許可が出ました。予想以上に早い下船で、すぐに港のゲートを通過できたのは幸いです。電車の駅までは徒歩で1時間以上かかるため、タクシーが必要でした。

Uberタクシーの料金が高騰!?

Uberでタクシーを呼ぼうとしましたが、なかなかアプリからの返答が返ってこず、手続きを進められませんでした。どうも、ピースボートの乗客が一斉にタクシーを呼んだせいで、町中のタクシーがパンク状態になっていたようです。

アプリの画面には、「現在混み合っており、料金が跳ね上がっています」とのメッセージが表示されました。駅まで15分の距離が通常なら7ポンドから10ポンドのはずが、25ポンドになっていました。Uberのタクシーが混み具合により料金が変動するとは知りませんでした。

結局、他の乗客と同じように、駅まで歩きはじめました。駅に到着するまでにタクシーを捕まえるという戦法です。この教訓からは、ベルファストでは早めの下船がポイントで、できるだけ早くタクシーを確保しないとスムーズには移動できないということです。

ブラックタクシーに乗り込む

Uberでタクシーを呼ぶことを断念した私たちは、下船後に歩きながら30分後にタクシーを拾うことができました。このタクシーはブラックタクシーと言われるタクシーで、ベルファストでは昔のロンドンタクシーと言われるものだそうです。支払った料金は12ポンドでした。

ヨーク・ストリート(York Street)駅から電車に乗り込む

予定していた11時23分発の電車に、なんとか間に合いました。あと5分遅れていたら1時間後の電車になるところで、危機一髪。運転手さんから事前に切符の購入方法を教えてもらい、駅でスムーズに4人分の往復チケットを買うことができました。

電車での移動は1時間20分、コールレイン駅まで快適な道のりでした。電車内には、車椅子でも利用できる大きなトイレが備わっていて、安心して利用できました。ただ、ボタンでドアを開閉する最新式のシステムには少し戸惑いましたが、便利な設備が整っているのはありがたいですね。

コールレイン(Coleraine)駅でバスに乗り換え

電車でコールレイン(Coleraine)駅でバスに乗り換えました。バスの切符は、乗車時にクレジットカードで4人分まとめて購入。全員の分を私のポケットにしまい込みましたが、実は一番信用ならない私のポケットに入れておくという、少しリスキーな選択。笑

駅での切符購入も、誰か1人が全員分をまとめて買うと時間の節約になります。後で精算する手間はありますが、その分、スムーズに移動できるのでおすすめです。

 

バスの旅は、車窓風景も楽しむことができました。これは、バスの中から見かけたものですが、犬の自動お風呂機みたいなやつでしょうか?

ジャイアンツコーズウェイに到着

その日の天気予報では、降水確率80%と出ていました。私たちは何度も「本当に行くべきか」と迷いましたが、実際には曇りがちなものの晴れ間も見え、雨は一滴も降らず、運良く観光を楽しむことができました。

Googleの天気アプリも、海岸線沿いではあまり当てにならないと感じました。おかげで、「来て良かったね」と何度も口にするほどラッキーな一日でした。

ビジターセンターと自然保護の取り組み

ジャイアンツコーズウェイにはビジターセンターがあり、お土産屋さんも併設されていました。ジャイアンツコーズウェイに入場するには、自然保護を目的とした寄付という形で15.5ポンドの入場料を支払いました。

入場料を払うと、黄緑色のリストバンドが渡され、これが「入場料」の証のようです。場内を循環するバスには1回1ポンドで乗車できましたが、私たちは徒歩で回ることにしたので利用しませんでした。今振り返ると、ビジターセンターに入らなければ、入場料が必要なかったのかも知れません。それでも、自然保護のための寄付ということなら、払う価値があったのでしょう。

入場料には音声ガイドのレンタルも含まれていて、日本から来たことを伝えると日本語音声に設定してくれました。耳元で解説を聞きながら各ポイントを回ることができ、理解が深まりました。

観光客で賑わうジャイアンツコーズウェイ

この地域は北アイルランドでも風が一番強いエリアで、この日は、本当に飛ばされそうなほどの強風が吹き荒れていました。日本であれば観光中止になるほどの風で、周囲の岩場には警備員が立ち、観光客が危険な行動を取らないよう注意を促していました。

私たちの入場料は、このような安全管理にも使われているのでしょう。この日は土曜日で、多くの観光客が訪れていて、賑わいを見せていました。ピースボートの他の乗客にも数人出会いましたが、個人で遠出する計画の人は少なかったようです。ピースボートのオプショナルツアーは、夕方にジャイアンツコーズウェイを訪れるスケジュールだったので、出会いませんでした。

 

オールドブッシュミルズ蒸留所でのウイスキー体験

今回の目的地は2つ。1つはジャイアンツコーズウェイ、そしてもう1つはオールドブッシュミルズ蒸留所です。ウイスキーの製造工程が見学できるほか、バーとお土産屋も併設されており、お酒好きにはたまらないスポット。4人のうち2人は大のお酒好きで、目をキラキラさせながらウイスキーの試飲を心待ちにしていました。

しかし、蒸留所に到着したのが遅かったため、残念ながら工場見学はできませんでした。観光案内所では17時まで開いていると聞いていたものの、どうやら工場見学は15時までだったようです。とはいえ、お酒好きの2人は「製造工程なんてどうでもいい!」とばかりに試飲を楽しむモードに突入。

蒸留所では、10ポンド、15ポンド、30ポンドの試飲セットの価格帯で、3ショットずつのウイスキーを試飲できます。30ポンドは流石に高いと思って試しませんでした。違いのわかる飲兵衛たちが言うには、15ポンドの12年ものの一番古いリザーブが一番美味しかったそうです。

 

魔法のようにウイスキーの色を美しく見せるグラスで味わった後、そのグラスが販売されていると知った飲兵衛2人は、急いでお隣の土産屋へ。

しかし、買ったグラスには試飲のときのグラスとは異なり、「オールドブッシュミルズ」のロゴが入っていることに後で気づき、「景品みたいでがっかり」と残念そうでした。お酒好きならではのこだわりが垣間見えた瞬間です。

ブッシュミルズの街を散策

オールドブッシュミルズ蒸留所でのウィスキー試飲を楽しんだ後は、ブッシュミルズの街をゆっくりと散策しました。この小さな街は、蒸留所のおかげで訪れる人も多く、歴史的な建物や石畳の通りが趣を感じさせます。

 

通りを歩くと、ところどころに地元のカフェやショップがあり、アイルランドの風情を感じることができました。ここでは、蒸留所の影響を受けたユニークなアイテムやお土産も見つけることができ、楽しかったです。

 

夕方の静かな街並みには少し寂しさも感じましたが、それもまた、この地域の独特の魅力なのでしょう。17時を過ぎるとお店も次々と閉まり、辺りはさらに静けさが増していきました。

このとき、ピースボートのバスを見かけました。夕方にジャイアンツコーズウェイに向かうというスケジュールのオプショナルツアーです。日が傾くと共に、寒さが増してきていたので、強風の中、ツアー参加者たちが寒さに耐えられるか少し心配になりました

帰路のひととき

ブッシュミルズの街の散策後、そろそろ帰る時間に。電車の駅までタクシーで戻ろうとしましたが、なかなか捕まらず、バスを待って乗り込むことにしました。

そして、行きと同じ駅、コールレイン(Coleraine)駅でバスを降り、予定の電車に乗り換えました。往復切符を持っていたので、そのまま乗車しました。よく考えると、乗車券のチェックがありませんでした。4人分の往復切符は私のポケットに入ったままでした。なんと大らかな国でしょう!

1時間20分の車中を満喫。旅の話やピースボートでの出来事に話が尽きず、あっという間に目的地へ到着です。

駅に到着後、船に戻るためのタクシーをキョロキョロと探しましたが、今度もなかなか見つからず、結局Uberを利用することに。ベルファストでは15分ほどのタクシー移動で2,000〜3,000円ほどかかりますが、4人でシェアすれば経済的。一人旅も素敵ですが、こうした移動では仲間と一緒が助かります。

今回の日帰りジャイアンツコーズウェイの旅行費用は、交通費と入場料を合わせて、1人1万円程でした。

終わりに

さて、船に戻ると、14階のビュッフェエリアでは、すでにオーロラ鑑賞の準備が進んでいました。ビュッフェの光がデッキに漏れないよう、窓にはカバーが貼られていました。

3日後は、アイスランドに到着します。寄港日とオーロラ観測のチャンス日が重なり、睡眠時間が削られそうですが、オーロラ観測は、この旅のハイライトで、待ちに待った特別なイベントとなります。

オーロラ観測の詳細は、また別の記事でレポします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

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