こんにちは!ピースボート118回クルーズから帰国したAppyです
今回は、【個人手配ガイド】シリーズ第5弾最終回。
前回の出発前と移動時のトラブル回避に続き、現地での注意点をまとめました。
私たちが利用したガイドツアーはこちらです↓
クスコからの聖なる谷とマチュ ピチュでのプライベート 2 日間ツアー
前回の記事はこちら
カヤオ寄港3泊4日スケジュールと投稿記事
カヤオ4日間の計画 レポ① ペルーの常識 |
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1日目 | 午後下船 (リマ泊) レポ② リマ |
2日目 | 早朝フライトにてクスコへ ウルバンバ観光 夕刻列車にて夜間にマチュピチュ村入り (マチュピチュ村泊) レポ③ ウルバンバ レポ④ オリャンタイタンボ |
3日目 | 午前 マチュピチュ遺跡観光 午後 マチュピチュ村観光 夕刻列車にてクスコへ(クスコ泊) レポ⑤ マチュピチュ遺跡 レポ⑥ マチュピチュ村 |
4日目 | クスコ観光 夕刻フライトにてカヤオへ 夜 帰船 レポ⑦ クスコ |
カヤオ4日間の振り返り感想 個人手配①計画と予約術 個人手配②スケジュール例とポイント 個人手配③トラブル回避|乗船前 個人手配④トラブル回避|出発前 個人手配⑤トラブル回避|現地 |
参加したツアー(Viator)
現地での安全対策とお金の管理
タクシー利用時の交渉術
カヤオ港のシャトルバス降車場では、多くの流しのタクシードライバーが待機しています。事前交渉をしないと高額な料金を請求されることもあるので、以下のポイント例を押さえて交渉しましょう。
私たちが実際にした交渉ポイント:
- 相場を確認する:
空港までの相場は10〜13ドル程度。この金額を目安に交渉を進めます。 - 料金の総額を事前に確認:
「4人で20ドル」と明確に伝え、1人あたりの料金ではないことを確認します。 - グループ交渉で割り勘:
私たちは4人で20ドルの提案をし、1人あたり5ドルという分かりやすい金額で交渉成立しました。
注意点:
- Uberは混雑時に料金が跳ね上がる可能性があり、待ち時間も長くなることがあるため、今回は利用を見送りました。
- タクシーに乗る際は複数人で利用すると、コストを抑えるだけでなく、安全性も高まります。
現地通貨「ソル」への両替
ペルーでは主に現地通貨「ソル」が使用されますが、「ドル」も一部の場所で使えます。ただし、ドルで支払うとレートが不利になることが多いので、可能な限りソルを用意しておくのがおすすめです。小規模な店舗や露店ではクレジットカードが使えない場合もあるため、現金を準備しておきましょう。
日本国内ではソルへの両替が難しいため、現地での両替が基本となります。特に到着後すぐに使う予定がある場合は、空港の両替所で必要な分を済ませておくと、移動がスムーズになります。
ポイント:
- 空港での両替(私たちの場合):
私たちは1ソル=約40円のレート(2024年10月現在)で、1人あたり100ソル(約4,000円)を用意しました。この金額は少ない方だと思います。お土産を買う場合は、もう少し多めに両替しておくと安心です。 - 釣り銭に注意:
お店でドルを使用すると損をするケースが多いので、小額紙幣やコインを準備しましょう。 - ATMの利用:
Wiseカードを使うとお得にペルーソルを引き出せます。私たちは代表者がまとめてATMで現金を引き出し、後で精算しました。
(Wiseカードについてはこちらに詳しく記載しています)
注意点: 両替は計画的に!
現地通貨「ソル」の両替は必要な分だけにしておくのが安心です。多く両替しすぎると、余った分をドルに戻す際に手数料がかかりますし、ペルーではソルからドルに戻すレートが悪いことが多いんです。なんだか損した気分になるのは嫌ですよね。
ちなみに、空港の両替所では最初に両替した時の明細を持参すると、再両替時に手数料が無料になるという噂も耳にしましたが…真偽のほどは不明です!
ATM利用で調整:
現地で足りなくなった場合は、ATMで追加引き出しが可能です。Wiseカードなどを活用すると、両替コストを抑えられます。ATMは、クスコのアルマス広場周辺や、オリャンタイタンボ駅周辺、マチュピチュ村駅周辺にもあります。安全な場所と時間帯を選ぶことを忘れずに!
両替は空港以外でも可能!
クスコの街中には、観光客向けの両替ショップが多数あります。空港でのレートが悪い場合や、現地で追加の現金が必要になった場合には、これらの両替ショップを活用するのも一つの手です。必ずレートを確認して、その場で受け取った金額を確認しましょう。周囲が安全かどうかの確認も忘れずに!
マチュピチュ遺跡のトイレ用:小銭の準備
マチュピチュ遺跡内にはトイレがありません。入り口近くのトイレを利用するには、1回2ソル(約80円)の料金がかかります。(2024年10月現在)
空港やショップで小銭に崩しておくとスムーズです。
現地での支払い方法
ペルーでは現地通貨「ソル」での支払いが基本です。ドルで支払うと割高になるケースが多いため、クレジットカードや現金を使用する際も「ソル」を選択しましょう。
ポイント:
- ソルで支払う:
店員に「ドルかソルか」と聞かれた場合、「ソル」を選ぶ方がレートが有利です。 - ドル払いでの注意:
私は何度かごまかされる経験をしました。できるだけソルで支払いを済ませる方が安心です。 - 釣り銭に注意:
特にドルで支払うと、釣り銭がアバウトだったり、不利な換算をされたりすることがあります。詳しくはレポ①をご覧ください。
現金とカードをうまく使い分けて、ペルー滞在を快適に過ごしましょう!
ペルーでのチップ文化|実体験を交えて解説
ペルーではチップを渡す文化がありますが、実際にどの場面で渡すのがベストか悩みますよね。私自身、今回の旅ではガイドさんとタクシー運転手にしかチップを渡しませんでした。というのも、ペルーではサービスを受けるたびにチップを渡すのが必須という感じでもなかったんですよね。
観光中も「渡さないと気まずい」と感じる場面は少なく、むしろ小銭を渡す程度で十分という印象でした。
- レストラン
サービス料が含まれている場合: 特に追加のチップは必要ありませんが、気持ちとして総額の5~10%程度を置くと良いかもしれません。
含まれていない場合: サービスが良かったと感じたら、同じく5~10%程度を目安に。 - ホテル
ポーター: 荷物を運んでくれた場合、目安は1US$(約3.3ソル)程度。
ルームサービス: 利用した場合も1~2US$(約3.3~6.6ソル)が相場。 - タクシー
基本的にはチップを渡す必要はありませんが、以下のケースでは小額を渡すとスマートです:
大きな荷物を積んでもらった場合: 小銭を渡す程度でOK。
お釣り: 端数が少額ならそのまま渡してしまうのもあり。 - 観光地での民族衣装の人たち
写真撮影: アンデスの民族衣装を着た人やリャマを連れている人を撮影した場合は、1~2ソル(約40~80円)程度を渡すのがマナーのようです。
お土産を売っているわけでもなく、アンデス衣装の方が道の真ん中で佇んでいる場合、写真撮影を業としている可能性が高いです。
マチュピチュ観光での意外な体験と注意点
マチュピチュ観光では、意外な体験やトラブルに遭遇することもあります。ここでは、私たちやお友達が実際に体験したエピソードをもとに、注意すべきポイントをご紹介します!
マチュピチュでの荷物配送サービスに要注意!
私たちはマチュピチュ村のホテルの荷物配送サービスを利用してロストバゲージに遭いました。このサービスを使う場合は、注意してください。でも私たちが運が悪かっただけだと思います。他のホテルのスタッフはきちんと荷物をもってきてくれてたからね。
詳しくは、こちら
ベランダに閉め出されるハプニング
これはお友達が体験したトラブルです。ホテルで、朝にベランダで景色を楽しんだ後、部屋に戻ろうとしたところ、ベランダの引き戸の鍵がかかってしまい、閉め出されてしまったそうです! 古いホテルでは、こうしたハプニングが起こる可能性があります。
幸い、周囲の方の助けを得て無事に部屋に戻ることができましたが、同じ状況を避けるためには、ベランダ付きの部屋を利用する際に、引き戸が完全に閉まらないよう少し隙間を開けておくと安心です。
私自身も、これが船のバルコニー付きの客室で起こるのではないかと、ふと心配になることがありましたが、船内では一度もこうしたトラブルに遭遇したことはなかったです。とはいえ、特に古いホテルでは注意を怠らないようにしましょう!
お祭りやイベントの日は交通渋滞に注意!ハロウィンも例外ではありません
ペルーでは、お祭りやイベントが交通に大きな影響を与えることがあります。私たちはリマのキリスト教のお祭りやオリャンタイタンボのお祭りに遭遇しましたが、お祭りの日は予想以上の渋滞が発生し、移動が非常に大変になります。
また、ハロウィン期間中にリマ観光を楽しんだお友達も、帰りにタクシーが捕まらず、帰船リミットぎりぎりになったという体験談を話してくれました。こうしたイベント時は交通機関が逼迫し、通常より時間がかかることを想定しておく必要があります。
体調が悪いときは、無理せず勇気ある撤退を!
旅の楽しさは大切ですが、体調が悪いときには無理をせず観光を見送る勇気も必要です。特にマチュピチュは標高が高く、健康な人でも息切れや頭痛など、高山病のような症状を感じることがあります。無理をして体調をさらに悪化させてしまうと、旅全体だけでなく、その後の生活にも影響を及ぼす可能性があります。
実際にあった話
乗船中に体調が悪化してピースボートを降り、日本に帰らざるを得なくなった方もいました。こうした事態は誰にでも起こり得ます。私のお友達も体調不良を考慮して観光を見送る決断をされました。その選択は簡単なものではありませんが、正しい判断だったと心から思います。勇気ある撤退は、時に何よりも大切です。
コカ製品は持ち帰らない!日本では違法です
ペルーではコカ製品が合法で、コカ茶やコカ飴、コカチョコなどが簡単に手に入ります。しかし、日本ではこれらは違法とされており、持ち帰ることは厳禁です。また、船内への持ち込みも禁止されています。
注意ポイント:
- 船内での検査: 船に戻る際には荷物検査が行われませんが、日本の港では検疫探知犬が荷物を確認しています。神戸港では探知犬がウロウロしている様子を目にしました。
- 違法性: 日本ではコカ製品の所持が違法となります。無知からの過ちでも罪に問われる可能性があるため、持ち帰らないようにしましょう。
終わりに|帰ってきたら、ゆっくり休息を
マチュピチュへの旅は体力も必要ですし、高地ならではの環境で思った以上に疲れがたまるもの。帰船後はしっかりと休息をとって、次の寄港地での観光に備えてくださいね。
この記事では、個人手配ガイドの最終回「マチュピチュ観光の現地での安全対策」をまとめました。これを読んでくださっている方が、スムーズで安全な旅を楽しめるよう願っています。
次回の記事では、カヤオ港からマチュピチュを含む各エリアの安全情報をぎゅっと詰め込んでお届けしますので、ぜひチェックしてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
それではまた次の記事でお会いしましょう!