ピースボート準備編 PR

日本人医師が常駐!ピースボート診療室を徹底解説|海外旅行保険は使える?

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ピースボート世界一周第118回に乗船中のAppyです。

ピースボートの4階には日本人の医師と看護師が常駐する診療室があり、万一のときもとても心強いですよね。今回は、船内診療室で実際に受診した体験レポと、海外旅行保険の活用方法などについてまとめました。皆さんがより安心して旅を楽しめるよう、ぜひ参考にしてみてください。

 

アッピー
アッピー

ピースボート118回クルーズに乗船しました!

Appy(アッピー)|旅行大好き50代
会社を退職し、夢だった世界一周へ✨

「乗ってみたいけど実際どう?」と迷っている方へ、リアルな体験談をお届けします! 乗船予定の方には、準備・船内生活・寄港地情報も紹介。旅の参考にどうぞ!

日本人医師と看護師が常駐:船内診療室は安心の味方

船内で生活をしていると、食習慣や生活リズムの変化から体調を崩す方も。私も冷えからトイレが近くなり、早くも診療室のお世話になりました。周りでも「最近ちょっと疲れが溜まった…」「寄港地観光で無理した…」なんて声をよく聞きます。

でも、4階にある診療室は日本人の医師・看護師が対応してくれるので安心。ちょっとした不調でも気軽に足を運べる雰囲気がありがたいです。

診療室の場所と診療時間

診療室は5階レセプションのさらに一階下、4階にあります。案内板があるので迷わず行けますが、少し幅の狭い階段を降りる点にはご注意を。

【診療時間】
午前  9:30~11:00
午後 14:00〜15:30

  • 船内診療室には医師・看護師が勤務
  • 航行中は休診日なし(訓練日を除く)
  • 寄港日は原則休診。緊急の場合は5階レセプションへ
  • 診療時間外は緊急時のみ
  • お薬手帳のある方は持参すること

実際に受診してみた:薬の処方と診察の流れ

受付から症状申告まで

私が診療室へ行ったのは10時半ごろ。待合室に2人だけだったので、そのまま待ちました。受付で声をかけると、小さな紙に症状を書き込みます。血圧や体温を計測し、看護師さんに伝えておくとスムーズですね。

私の場合は「トイレが近くなり、膀胱炎の初期症状っぽい…」という自己診断。実は2年前に同じ症状で処方薬を持ってきていたものの、足りなさそうだったので追加をお願いすることにしました。

医師の診察と薬の処方

30分ほど待つと名前を呼ばれ、医師の診察へ。とてもソフトな雰囲気の先生が、私の話を丁寧に聞いて薬のリストを検索。検査は特に行わず、「2日分すでに飲んでいるならあと1日は必ず続けましょう」というアドバイスをいただき、5日分を処方してくださいました。

薬は「一日で良くなっても、ぶり返す可能性があるからしばらくは続けて」とのことで、改めて抗生物質の服用ルールを再確認できました。処方が終わったら薬を受け取り、診察終了です。

 

海外旅行保険は使える?診療費と支払いの仕組み

ID決済で7,000円、帰国後に保険申請

私はジャパングレイス提携の損保ジャパンの海外旅行保険に加入中。受診時に保険証書は不要で、ID決済で約7,000円を支払いました。これは保険適用前の満額ですが、日本に帰国後に保険申請をすれば、その分は返金される仕組みです。

忙しそうな中でも看護師さんが丁寧に保険申請の流れを説明してくれました。つまり、船上ではいったん全額負担→帰国後に保険会社へ請求という形です。あらかじめ送付されていた申請用紙や封筒を思い出して「なるほど、こういう手順なんだ」と納得。

保険申請の診断書と領収書の注意

ジャパングレイスの海外旅行保険なら診断書は不要ですが、他社の保険やクレジットカード付帯保険を使う人は要注意。船内で診断書を取らないと、帰国後に発行不可となり保険請求ができなくなる可能性があります。診断書発行手数料は3,000円。領収書の再発行もできないので、紛失しないようにしましょう。

追記:帰国後、損保ジャパンに申請して無事、入金がありました!

日本の健康保険で申請することも可能

海外旅行保険に加入していない人は、日本の健康保険を使って後日申請する方法もあるそうです。ただし、市町村により手続きが異なるため、帰国後に役所で相談が必要。ちょっと面倒ではありますが、選択肢の一つとして覚えておくと安心です。

乗船前の健康申告とクルーズ保険の実態

ピースボート乗船前には、健康状態や常用薬を申告する用紙を提出。さらに出航1ヵ月前ほどに薬剤師さんから電話があり、服用中の薬や体調について追加でヒアリングがありました。特に持病がある場合はクルーズ期間分の薬を確保する必要があるので、ここで準備を確認されるんですね。

私が加入した「JG1プラン」は151,000円に加えて、旅行変更費用特約で19,620円を追加。2人分で約34万円と高額ですが、クレジットカード付帯保険でカバーしきれないリスク(最長90日制限や持病条件など)を考えると安心料と割り切りました。保険の選び方は人それぞれなので、ご自身の体調やリスク許容度に合わせて検討してくださいね。

118回クルーズの契約タイプ一覧表(保険期間4ヶ月)118回クルーズの契約タイプ一覧表(保険期間4ヶ月)

 

保証される金額や保険料は頻繁に改定されているようです。
▼ジャパングレイスの保険詳細についてはこちら

公式ページ「120回クルーズの保険案内」へ

 

▼クレジットカード付帯の海外旅行保険に興味のある方はこちら

ピースボート世界一周100日超!クレジットカード海外旅行保険徹底解説 100日超えの世界一周クルーズで海外旅行保険をどう選ぶ?ピースボート公式・他社保険・クレジットカード付帯の3つの方法を比較し、持病・既往症への注意点や付保証明書の利用、クレカ2枚活用術まで詳しく解説。安心の船旅を実現しましょう!...

 

まとめ:体調を崩したらすぐ受診&保険手続きもお忘れなく

船旅を快適に過ごすには、何よりも早めの体調ケアが大切。少しでも不調を感じたら我慢せずに診療室へ行きましょう。日本人医師・看護師が対応してくれるので安心感が段違いです。

また、海外旅行保険があると「もしも」のときの費用面もカバーされるので、ぜひ事前にプランを検討してみてください。船上では一時的に自己負担が必要ですが、帰国後の申請で取り戻せる場合がほとんどですよ。

以上、ピースボート診療室の体験レポでした。最後までお読みいただきありがとうございます。皆さんも元気に船旅を楽しんでくださいね!

 

おまけ:「診療室便り」で安心!船内の健康サポート

乗船初日にもらえる「診療室便り」は、船酔いや風邪の予防、脱水対策など情報が盛りだくさん。日本企業が運営しているだけあって、痒いところに手が届くサポートが嬉しいです。定期的に発行されるお便りをチェックして、体調管理に役立てましょう

パシフィックワールド号「診療室便り 第1号」より引用

●健康管理について

船内の空気は、空調のため乾燥しやすく風邪を引きやすい状態です。
風邪の予防として「手洗い・うがい」をお勧めします。水のみのうがいでも効果はありますが、インジンガーグルを診療室とレセプションにて販売しております。
また、風邪症状のある方はマスク(診療室・売店で販売)を着用していただき、感染拡大防止にご協力ください。
なお、近年では時期を問わず渡航先でインフルエンザを発症する事例も報告されております。寄港地行動の際にも、「手洗い・うがい」で予防を心がけましょう。

●体調不良を感じたら・・・

早期治療が早期回復につながります。我慢せず、早めに受診してください。
また、緊急時は5階レセプション(5000番)へご連絡いただきますと、折り返し診察のご案内をいたしますので、それまで船室でお待ちください。
新型コロナ感染症、およびインフルエンザ、感染性胃腸炎に感染された場合、隔離療養にご協力いただきます。感染された方の回復はもちろん、お年を召した方や基礎疾患のある方が感染すれば重症化リスクが高まるため、船内の感染防止対策としております。
「手洗い」「咳エチケット」「換気」「人の多い場所ではマスクを着用する」など、それぞれの立場で身近にできる感染対策を引き続きよろしくお願いいたします。

●船酔いについて

パシフィックワールド号はとても大きな船ですので、ひどく揺れるということはあまりありませんが、悪天候時など、乗り物酔いしやすい方、睡眠不足や体調が悪い時には船酔いをするかもしれません。
そのような時はレセプションにて無料でお配りしております酔い止め「トラベルミン」をご利用ください。
トラベルミンは船酔いになってから飲むと効きにくいので、予防の意味も含め早めの服用をお勧めします。
服用は1日3~4回(1回1錠)までが限度です。食前、食後に関わらず服用していただけます。
※ご注意
「前立腺肥大症」や「緑内障」をお持ちの方は、症状を悪化させる可能性があるため、「禁忌」となっています。また、以前にトラベルミンを服用して、かゆみ・発疹などのアレルギー症状が出たことがある方も注意が必要です。それらの方には、トラベルミンにかわる薬を診療室に準備しておりますのでご相談ください。なお、診療室で処方するお薬については有料となりますので、あらかじめご了承ください。

●以前に起きた症例

①転倒による骨折、②体調不良や水分摂取不足による脱水、③持病の管理不足など
※船内診療室にて対応できることには限りがあります。これらの症例にて寄港地病院受診や帰国を余儀なくされた方もおられますので、自己管理にはくれぐれもご注意ください。

1. 雨上がりの濡れたデッキ、階段の踏み外し、椅子に座ってうたた寝して椅子から落ちたなどで、足の骨折、脊椎圧迫骨折などが起こっています。手術が必要になったり、安静・リハビリのために帰国された方もおられます。本船では外傷後のリハビリは行っておりません。船内ではスリッパでの移動はせず、かかとが固定されている靴を履いての行動をお願いいたします。

2. 暑さだけでなく、船室内の乾燥や風邪の蔓延、元々水分摂取をされない方などが脱水となり、点滴治療を受け、体力低下された方の中には帰国をされた方もいます。売店にて点滴に近い水(OS1)、診療室にて電解質を摂取できる粉末の処方を行っております。1日1.5リットル以上を目標に、こまめな水分摂取をお願いいたします。

3. 持病のお薬の不足や必要な医療物品を持参されておらず、寄港地の病院を受診し、帰国されたケースが複数ございました。万が一お忘れの際は、レセプションまでご相談ください。

●サウナご利用時の注意点

サウナ利用の際は以下の点に注意し、安全にサウナを楽しむよう心掛けましょう。
* 高血圧、心臓疾患、運動制限等の持病のある方は利用しない。
* 飲酒中または飲酒後はサウナを利用しない。
* 体調がすぐれない時は利用しない。
* 長時間の利用は控え、利用前・中・後にこまめな水分補給を欠かさない。

 

パシフィックワールド号「診療室便り 第2号」より引用

●旅行者下痢症とは?

旅行中に最も頻度が高いのが下痢症で、旅行者の30-50%が下痢を経験するといわれています。原因はさまざまですが、「ハエなどの衛生環境」、「ストレスによる免疫力の低下」、「寄港地特有の調味料や香辛料・油を多く使った料理」などが原因のことが多いことが分かっています。次の予防方法を参考に、これから続く寄港地でもご注意ください。

〈疲れをためない〉
旅行中いつの間にか疲れがたまります。体の抵抗力が落ちやすいため、下痢になりやすいです。疲れをためないよう船内生活にゆとりを持ち、無理なく過ごし、良質な食事と睡眠を心がけるようにしましょう。

〈食事の前は手洗いをする〉
感染症の予防は徹底した感染対策のうちのひとつです。食事の前は手を洗うように心がけましょう。場所によっては手を洗うことができない場所もあるため外出時はウェットティッシュなどを持ち歩くことをお勧めします。

〈飲み水や氷、生野菜に気をつける〉
ホテルやレストランでの食事ですが、ジュースなどに入っている氷や生水はあまりお勧めできません。注文するときに、without ice(ウィザウト アイス)、英語で言うと「sin hielo(シン イエロ)」などと言語を理解しておくと便利です。

〈腹八分目を心がける〉
旅行中はついつい食べ過ぎてしまうことがあります。普段よりも食べ慣れていないものを食べ慣れた量でなくゆっくり食べることが重要です。腹八分目を心がけ、よく噛んで食べることで胃腸の働きを助けましょう。

●便秘について

船内の乾燥した環境や普段と違う食べ物の摂取などにより便秘になる方がいます。水分摂取、繊維質の野菜や果物、豆類、海藻、ヨーグルトなどを摂取し、体操や散歩などの運動で腸を刺激してみましょう。船旅に慣れてくると改善されていきます。
しかし、中には頑固な便税に悩まされる方もいます。
診療室では、便税のお薬を用意しております。便税のお薬には、便を柔らかくする酸化マグネシウムや腸を刺激するセンノシド(プルゼニド)、流腸液などがあります。便でお腹が張って苦しいという方は、まずはご相談ください。

●水分摂取の必要性

人間の体はおよそ60%が水分でできており、栄養素の運搬やめぐりのケアなどを行っています。人間は食料がなくても水さえあれば、約1か月は生きられます。しかし水がなければわずか2~3日で命の危機にさらされます。水分は1%失われると喉の渇きを覚え、2%ではめまいや吐き気、食欲がなくなる等の不調が現れます。
さらに10~12%の水分が失われると、失神や筋けいれんを起こし、20%損失すると生命維持が難しくなる可能性があります。水分不足は思っているよりも早く健康障害を起こすことを認識し、お水を飲む習慣を身につけましょう。

【健康のためには正しい水分補給が重要!】

  1. 1日の水分補給量の目安は約1.5リットル!糖分やカフェインの含まれない水がおすすめです。
  2. 水分補給は、一度に多飲するのではなく、少量ずつこまめに摂取することが重要です!!
  3. 高気温や運動などによって発汗量が増える時には、運動前・中・後で意識的に水分補給をしましょう!!

 

 

 

 

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POSTED COMMENT

  1. ひろ より:

    本日は揺れが酷いですね。幸い私は船酔いはしませんが家内が船酔いでほぼ一日寝てました。でも夕方の麻雀は大勝ち。いい一日になったようです。APPYさんの診療所ブログ参考になります。APPYさんもお大事にしてください。明日も全力で頑張りますのでもう寝ます。おやすみなさいませ。

    • appy より:

      ひろさん、コメントありがとうございます。
      2、3日前から揺れがおさまってるので、奥様もホッとされてることでしょうね。
      私は船酔いはしないようですが、車酔いはします。何故なのか、どう違うのか、不思議です。

  2. すーす より:

    appyさん、どうぞお大事になさってください。疲れなども出てくる時期ですからね。
    船での医療の様子を知ることが出来、安心しました。

    • appy より:

      すーすさん、コメントありがとうございます。
      返信遅くなり、すみませんでした。
      疲れやすくて体調管理難しいです。多分、初めての体験が多すぎて、アドレナリンが全開になってしまうからかなと思ってます。

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