2024年10月、ピースボート118回クルーズの寄港地として訪れたアイスランド・レイキャビク。私はここで、忘れられないガイドさんと出会いました。
その名は、Andres(アンドレス)さん。
今でもWhatsAppでやり取りが続く彼は、レイキャビクの観光案内だけでなく、私の旅そのものをドラマチックに彩ってくれた存在です。
この記事では、そんな彼との出会い、実際のツアー体験、そして今も続く“旅の記憶”について綴ります。
レイキャビク寄港で体験したこと
118回クルーズでは、嵐を避けて予想より半日早くレイキャビクに到着するというサプライズがありました。
その時、事前に予約していたAndresさんに連絡を取ると、なんと快くスケジュール変更に対応してくれ、追加料金なしで市内観光へ案内してくれたのです。
WhatsAppから始まった、1本の物語
Andresさんとのやりとりは、2024年8月9日、「hello」という一言から始まりました。
そこから、ピースボートの寄港に合わせて丁寧にスケジュールを調整し、ツアーの希望や出発時間、天候の変化、人数の追加など、細かいやり取りを何十通も交わしました。
ツアー当日は、現地でのピックアップ場所まで共有してくれ、早着した船の対応にも即座に応じてくれるなど、プロとしても、人としても心から信頼できる対応をしてくれました。
「このツアーは一度きりの思い出になる」
そう語ってくれたAndresさんの言葉は、今も忘れられません。
詳しい体験記は以下の記事にまとめています:


読者との新しいつながりが生まれて
この2本の記事を公開して以降、読者の方から「参考になった」という声が届き、クルーズ参加者の中でもこのページが情報源として活用されるようになりました。
Andresさん自身も「9月10日は空けておくよ」とメッセージをくれ、121回クルーズの乗船者にも新たな繋がりが生まれようとしています。
Andresさんからの最新おすすめツアー
彼からは、今回新たに「西アイスランド(スナイフェルスネス半島)」のツアーも紹介されました。何度もレイキャビクを訪問されている方には、ぴったりかもしれません。
“I didn’t mention the West Icelandic tour. It has a very different type of nature compared to the other tours — different spots, different scenery. It’s a long day drive, like the South Coast.”
(日本語訳)
西アイスランドのツアーについては、まだお伝えしていませんでした。
このツアーは、他のツアーとはまったく異なる自然が楽しめます。訪れる場所も景色もすべて違うんです。
南海岸のツアーと同じように、長距離のドライブになります。
『レイキャビクのスナイフェルス半島への日帰り旅行』
アンドレスさんのツアー

グトルフォスの滝にまつわる物語
ツアー後、Andresさんは私に、ツアー中に話せなかった「ある女性の物語」を丁寧に教えてくれました。
それは、グトルフォスの滝を守った女性「Sigriður(シグリズル)」の話です。
1877年、グトルフォスの近くにある農場で生まれたシグリズルは、父の死後、滝を含む土地の所有者になりました。

後に彼女は、滝を買い取りたいというイギリス人の開発業者に何度も反対し、レイキャビクまで何度も馬で通い、最終的には「この滝は私のものだけでなく、アイスランド国民の誇りである」と訴えました。
その演説が人々の心を動かし、大きな支援を得て、滝の売却は阻止されました。
最終的に彼女は、滝を「自然のまま守る」条件付きで土地の一部を譲り、今日までその約束は守られているそうです。
この話を聞いた私は、観光地の背景にある歴史と、それを語るガイドの思いに深く心を動かされました。
40年前の文通相手を探して──Andresさんとのエピソード
2025年4月、先月のこと、彼からWhatsAppでこんなメッセージが届きました。
Hello… I just visiting my parents in Slovenia. Have found old letters from Japanese woman my pen friends from 40 years ago…
(日本語訳)
「こんにちは……今、スロベニアの実家に来てるんやけど、
40年前に日本の女性と文通してたときの、古い手紙を見つけたんや……」
彼はスロベニアの実家で、日本人女性との古い手紙を見つけたのです。

便箋に記されていた名前は「Michiyo Moriyasu」さん。40年前、彼と文通していた女性です。
私はGoogleマップで住所を検索し、できる範囲で調査しましたが、情報は得られませんでした。
“Maybe she is not alive anymore or relocated to another country.”
(日本語訳)
彼女はもう亡くなっているか、別の国に移り住んでいるのかもしれません。
と彼は言っていました。
旅先での出会いが、こんな形で記憶をつなぐなんて──。
私はこのエピソードを通して、旅が国境を越えて人の想いをつなぐものだということをあらためて実感しました。
記事の最後に、Andresさんのメッセージをひとつ、ご紹介させていただきます:
「ひとつひとつのツアーが、思わぬかたちで広がっていくのは本当に不思議なことです。
僕の経験では、すべての旅行者や予約が、僕の中に特別な“スタンプ”を残していくんです。
先週は、僕が紹介した会社にその場で投資したお客さんもいました。オンライン技術や暗号通貨の会社です。
もちろん残念なこともあります。ミシュランレストランの話ばかりする旅行者に、ツアーに含まれていないブルーラグーンの入場料まで「あなたが払って」と強く言われて、正直、気持ちが沈みました。
でも、あなたやあなたのグループを含めて、99%の旅行者からは新しい良い経験をもらっています。
こうしてブログで紹介してくれることに、心から感謝しています。」
もし記事の内容に合うようであれば、と彼はこうも言っていました:
“I’m still trying to find my Japanese pen friend from 1986 or 1987 — her name is Michiyo Moriyasu.”
(日本語訳)
「1986年か1987年に文通していた日本人のペンフレンド “Michiyo Moriyasu”さんを、今でも探しているんです。」
もし、ご本人やご家族、関係のある方がこの記事をご覧になっていたら、どうぞコメント欄からお知らせいただけたら嬉しいです。
If you, or someone connected to you, happens to read this article, we would be very grateful if you could leave a comment and let us know.
おわりに
レイキャビクで出会ったガイドAndresさんは、今も私の旅に寄り添ってくれる存在です。
そして、こうして読者の方々にも彼のツアーを紹介できることを嬉しく思います。
もしあなたがレイキャビクに立ち寄ることがあれば、ぜひAndresさんのガイドを体験してみてください。たぶん、あなたの旅もドラマチックに変わると思います。
▼Appyの参加した、Viatorのツアー一覧はこちらから
▼寄港地情報は、こちらからご覧ください。

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