こんにちは、Appyです。
今回の記事は、ちょっとニッチだけど、ピースボート乗船者の中でも気になっている方が多いであろう、「楽器の練習・演奏」事情について。
というのも、うちの相方(夫)は筋金入りのアマチュアギタリスト。
「ギターを100日以上弾かない生活なんて考えられへん!」という人で、
ギターを手荷物で大事に持ち込み、毎朝せっせと“楽器の広場”に通っていました。
私は完全に楽器とは無縁の人間ですが、
そんな相方からたくさん話を聞いて、この記事を書いてみました。
楽器初心者の方、これから乗船予定で持っていくか迷ってる方に向けて、参考になれば嬉しいです。
ピースボートには“楽器の広場”がある!船室演奏は禁止です
まず知っておいてほしいのは、船室内での楽器演奏は禁止されていること。
音が響く閉鎖空間なので、他の乗客への配慮ですね。
その代わりに、毎朝「楽器の広場」という時間が用意されていて、
各自が自分の楽器を持ち込んで、自由に練習するスタイルになっています。
場所は2か所。それぞれ雰囲気が違う!
プリンセスシアター(7階・船首)
- 収容人数:約500人。船内最大規模のイベントホール
- 傾斜のある客席に映画館のような椅子
- 前方に大きな舞台あり
- エアコンが効いていて、前方はかなり寒いので要注意!
ビスタラウンジ(7階・船尾)
- 小さめの舞台&ラウンジ風のソファ席
- 座席は低めで仕切りもあり、まったり系
- 若者は少なめで、落ち着いた雰囲気
この2会場が、主に朝7:00〜9:00の時間帯に開放されます。
寄港地の日や、イベント準備の都合で使えない日もあるけど、
基本的には毎朝“早起き音楽隊”が集う、にぎやかで穏やかな時間になってたみたいです。
演奏OKな楽器の種類は?オカリナ&ウクレレが大人気
楽器は基本なんでもOK。実際に見かけたのはこんな感じ:
- アコースティックギター/エレキギター
- ウクレレ/オカリナ/尺八
- ハーモニカ/電子管楽器/サックスフォーン
- 太鼓系(打楽器)
- ボーカル練習(声出し)もOK
中でもウクレレとオカリナは大人気!
持参者も多く、毎朝のように同じメンバーが熱心に練習していたそうです。
練習スタイル:初心者も経験者も、まぜこぜで自由
“楽器の広場”は初心者も上級者も関係なし。
最初はバラバラに始まりますが、自然と同じ楽器同士が集まってくるみたい。
楽器によって音量も違うので、例えばオカリナの横で太鼓を叩かれたら大変。
お互いの音が邪魔にならないよう、譲り合い&気遣いが自然に生まれる空間になってました。
練習内容もそれぞれで、
- 指慣らしだけの人
- 発表会に向けて必死に仕上げる人
- ちょっとだけ音を出しにくる人
ほんまに多種多様。
ギターは命綱!相方が選んだ“持っていく1本”
うちの相方はギター歴55年の筋金入り。
「100日以上ギターを触らないなんて無理や」
と言い切って、手荷物でギター持参。
でも持って行ったのは、お気に入りの高級ギターではなく、
近年購入した一番安いエレキギター。
その理由は…
ギターは“木”でできているから、乾燥や湿気にめちゃくちゃ弱い。
特に船内は常時乾燥地獄。
ネックが曲がったらアウトやし、高価なギターはリスク高すぎる。
ピースボートの船内では、どれだけ洗濯物を干してもすぐ乾くほどの乾燥環境。
お気に入りのギターは、絶対に置いて行くのが鉄則です。
ギターアンプ?貸し出しなし!持参がマスト
相方は、小型のアンプを持っていったんですが、
「ピースボートでアンプ借りれる?」と聞いたら…貸出NG。
自主企画などの発表会でも、会場にある備え付けのPA設備以外は使えません。
ギターや管楽器など、演奏に必要な道具はすべて持参が基本です。
“練習するだけの人”から演奏発表会で“引っ張りだこ”へ!
最初は、誰とも話さず、ただ黙々と練習していた相方。
でも、毎日通ってるうちに、自然と人が集まってきたらしいんです。
- 「教えてください」
- 「そのコードってどうやって押さえるんですか?」
- 「セッション、一緒にやりませんか?」
…そう、“ちょっと弾ける人”は、初心者にとってヒーロー。
50年以上のキャリアがあれば、そりゃ頼られる。
気がつけば、
- サックスチームとのコラボ
- 洋上運動会での演奏参加
- アコースティック発表会にも出演
- 各楽器とのセッション依頼の嵐
毎日が音楽一色の船内生活になっていきました。
楽器がつなぐ、言葉を超えた仲間たち
楽器の広場では、年齢も性別も国籍も関係なし。
20代の若者が、60代のうちの相方に「頼りにしてます!」と声をかけてきたり、
日本語が通じなくても、“音”で一緒に笑ってつながれる瞬間があったり。
ほんまに、楽器って人と人の距離をグッと近づけるツールやなぁって感じました。
演奏発表会は、主催型と自主企画の2種類!
ピースボートでは、楽器の成果を発表できる場がちゃんと用意されています。
ピースボート主催の発表会
- 会場:プリンセスシアター/ビスタラウンジ/12階デッキなど大規模
- 照明、映像、スライドなどの演出あり
- 観客も多く、一度出ると“クセになる”人続出
個人主催(自主企画)の発表会
- 会場:バーやラウンジ(収容50〜60人程度)
- アットホームな雰囲気で、気軽に参加しやすい
演奏技術は“さておき”、楽しむことが何より大事。
ステージの上で音を鳴らした瞬間、きっと忘れられない思い出になります。
楽器はぜひ持参を!「持ってこなかった」はけっこう後悔多め…
船内で演奏を聴いた人の中には、
「ああ、自分も楽器持ってくればよかった…」
と感じた人も少なくなかったそうです。
特に、
- 家でサークルに入っている人
- これから始めようと思ってた人
- 学生時代にやってたけど最近ご無沙汰な人
そんな人たちは、ちょっとでも興味があれば、絶対持っていった方がええ!
※ただし、貸し借りはおすすめできません(特に管楽器は衛生的にNG)
まとめ|楽器×ピースボート、思ってた以上に“あり”です!
100日間、毎朝のように音を出せて、
発表会まであるなんて、普通の生活ではなかなか体験できません。
しかも、そこから仲間ができて、人間関係が広がっていく。
楽器ってすごい。音ってすごい。
演奏経験者にとっては“最高の実践の場”、
初心者にとっては“始めるきっかけと仲間”に出会えるチャンス。
そして、“無関係だった私”にも、音を通して心が動く瞬間がたくさんあった旅でした。
おわりに:注意点ひとつだけ
ただひとつ注意すべきは…
ハマりすぎて、音楽漬けの毎日になってしまうかもしれません。
(うちの相方がその典型例です…笑)
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