Insured Nomads(インシュアード・ノマズ)は、2019年に米国アラバマ州バーミングハムで誕生した新興旅行保険ブランドです。デジタルノマド、リモートワーカー、長期旅行者を主なターゲットに設計され、世界中で販売されています。特にクルーズ旅行への対応や、アプリ連動の非保険サービス(SOSボタン、メンタルヘルス支援、空港ラウンジ特典など)が特徴です。
【目 次】
主なプランと特徴
World Explorer Travel Medical
- 医療特化型プラン。医療費補償は最大200万USDまで選択可能。
- 米国を含む/除外するプランを選べる。
- 「Adventure Sports」追加でスキューバダイビングや登山などのアクティビティ補償範囲を拡大。
World Explorer Guardian
- 旅行キャンセル・中断・手荷物損害などを中心としたTrip Protection。
- Guardian 250プランでは医療費補償25万USD(例)、クルーズ向けベネフィットも搭載。
- 出発後の加入も可能(ただし既発生の事由は対象外)。
Insured Travelers Med+
- 7日〜364日の旅行医療プラン。
- 初回契約後、一度だけ最大6か月の延長が可能。
- 米国含む/除外の選択制。
加入条件と注意点
- 年齢上限はプランや地域によって異なります。例として、70歳以上では一部給付(AD&D)が減額される場合があります。
- 居住国・州によって引受会社や条件が変わるため、必ず見積もり画面で確認する必要があります。
- 出国後加入はGuardianで可能。旅行医療はプランによる。
補償概要(代表値)
- 医療費補償:最大200万USD(プラン選択式)
- 搬送・本国送還:例として100万USD(詳細は州・商品別PDFで要確認)
- 既往症:原則対象外。ただし「急性発症(Acute Onset)」は条件付きで対象
- 米国カバー:含む/除外を選択可(含む方が割高)
- 免責(Deductible):0/250/500USDなど選択式
Insured Nomadsの強み
- アプリ「INC」によるSOSボタン、メンタルヘルス相談、空港ラウンジ利用、サイバーセキュリティ支援などの非保険サービス
- expatTPAやHealixとの提携による医療機関への直接支払い(キャッシュレス対応)
- クルーズ保険(Guardian)により、乗り遅れや寄港地変更時の補償など、船旅に必要なカバーを用意
注意すべき点
- 国・州・年齢で条件が大きく変動するため、公式の見積もり・商品PDFで確認必須
- 搬送・救援費用の上限、高齢層の補償額はTBD項目が多く、情報更新を要する
- 新興ブランドのため、レビュー数は大手より少ない
向いている人
- 7日〜1年未満の長期旅行者
- クルーズ旅行者(特にGuardianプラン利用)
- 米国を含む複数国周遊を予定している人
- アクティビティを多く楽しむ人(Adventure Sports追加時)
選び方のポイント
- 米国を含めるか除外するかで大きく価格と条件が変わるため、見積もり画面で必ず比較
- 免責額(Deductible)を調整して保険料を最適化
- 既往症の扱いと「急性発症(Acute Onset)」条件を事前に確認
- クルーズ補償はプラン別の適用条件をチェック
まとめ
Insured Nomadsは、ノマドやリモートワーカー向けの設計に加えて、クルーズにも強い旅行保険です。米国含有の可否や高齢層条件の差異など、選択による変動が大きいので、必ず公式見積もり画面と商品PDFで最新情報を確認しましょう。また、アプリ連動の非保険サービスは他社にない魅力であり、旅行中の安心感をさらに高めます。