寄港地編 PR

カヤオ寄港レポ②|タクシー交渉してリマ空港へ(1日目)

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こんにちは!ピースボート118回クルーズに乗船中のAppyです。

今回は、ピースボートでカヤオに寄港した際の1日目についての備忘録です。初日はリマ市内観光を取りやめ、翌朝のフライトに備えて、ホテルでゆったり過ごすことにしました。その理由や、実際に過ごした時間の詳細をお伝えします!

 

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前倒しされたパスポート返却時刻

前回の記事でも触れましたが、この日パスポートの返却予定時間は14時でしたが、前日に時間帯が前倒しになると発表され、当日の朝、さらに前倒しになり、結局11時前にパスポートを受け取ることができました。

船の前に、出店されたお土産屋さんに買い物に行った方々にはこのアナウンスが聞こえなかったようで、私は、一緒にマチュピチュに行くお友達を呼びに行きました。

LATAM航空のウェブチェックインと座席指定

私たちの集合時間は14時に設定していましたが、パスポート返却時間の変更に伴い、13時に前倒しました。私たちは集合時間までに、お昼ご飯を済ませ、飛行機のウェブチェックインを完了し、高山病対策の薬を飲むというタスクを完了させました。

LATAM航空では、フライトの48時間前からウェブチェックインが可能です。チェックイン作業時に席は自動で振り分けられますが、特に通路側の席が希望であったので、1席あたり14ドルの有料席を指定し直しました。

ウェブチェックインをしない場合は、空港カウンターに2時間以上前に行く必要があります。過ぎてしまうと、席が無くなって、飛行機に乗れない可能性があるそうです。要するに、オーバーブッキング状態ですね。気を許せません。

他の寄港地でのパスポート返却事情

ピースボートの寄港地で日帰り観光をする場合、乗客はパスポートの原本を船に預け、コピーを携帯することが一般的です。しかし、国によってはパスポートの原本携帯が必須となる場合があります。このようなケースでは、乗客全員が前日にパスポートを返却されます。ペルーで日帰り観光する場合、パスポートの原本の携帯は必要がありませんでした。

一方で、ホテル宿泊やフライトを利用する場合、現物のパスポートが必ず必要になります。個人で手配したツアーに参加する場合も同様で、パスポート原本が必要であれば、事前に船のレセプションに申請する必要があります。また、下船の合図があったとしても、パスポートが返却されるまでは船内に留まらなければならないというルールがあるため、返却時間次第で行動が制約されるのです。

カヤオ港では、当初予定されていたパスポート返却時間は14時でしたが、当日は11時前に大幅に前倒しされました。では、今までの他の寄港地では、どうだったのでしょうか。

個人手配でオーバーランド旅行を計画した友人の話によると、他の寄港地についても、パスポート返却時間が予定より早まる傾向があったらしいです。こんなにパスポートの返却に時間がかかるなんて、「ピースボートが個人手配の乗客に意地悪をしているのでは?」という冗談交じりの声もありましたが、実際には手続きが迅速に終わった結果、早めに返却されるという良心的な対応だと感じました。

リマ市内観光とイベントについて

この日、11時にパスポートを受け取った私たちは、いよいよ3泊4日のマチュピチュ旅行へ出発する準備が整いました。もともとリマ市内観光を計画していましたが、前日に急遽取りやめることを決定。その理由は、この日が年に一度のお祭りの日だったからです。

カトリックの祭典「エル・セニョール・デ・ロス・ミラグロス」

ペルーのリマで10月28日に開催されるお祭りは、「エル・セニョール・デ・ロス・ミラグロス(El Señor de los Milagros)」と呼ばれ、ペルー最大級のカトリックの祭典です。

このお祭り日は、リマ市内中心部で大規模な交通渋滞が発生。信者や観光客であふれかえり、10万人以上が訪れるため、移動には注意が必要です。また、治安もより心配になります。

イベント時のリマ市内の様子

別のグループの友人たちは、リマ市内観光を実行。彼らは午前中に下船し、タクシーで比較的治安が良いとされるミラフローレンス地区を訪れました。この地区はお祭りの影響をあまり受けず、観光もスムーズだったとのこと。

朝の早いうちに、リマの旧市街に行ったグループは、まだお祭りの雰囲気はなく、スムーズに観光できたそうです。昼から旧市街を訪れた、オプショナルツアーに参加したお友達は、渋滞でバスがなかなか市内に入れなかったらしいです。年に一度のお祭りに、重なってしまったリマの街はこんな感じでした。

4日目は10月31日でハロウィンの日。この日のリマ市内は、ハロウィンで賑わっていたそうです。お友達によると、夕方になるとタクシーがつかまりにくくなり、Uberでも30分待った挙げ句に、直前で急にキャンセルになるといった感じで、とにかく帰りのタクシーがネックに。このグループは、自力でタクシーをつかまえて、なんとか帰船に、間に合ったそうです。

クスコから帰る飛行機の遅延やキャンセル以外にも、ハロウィンの日で交通渋滞という、トラブルもあったのですね。

お祭りと重なっててラッキーと、考えていた私は、なんて甘かったのでしょうか。それでも、午前中ならお祭りやイベントがあっても、何とかなりそうです。

リマ観光とりやめ!空港のホテルへ直行

リマ空港の正式名称は「ホルヘ・チャベス国際空港」と言います。ペルーの首都リマ近郊のカヤオに位置し、ペルーで最も利用者数が多い空港で、南米の中でも重要なハブ空港の一つです。私はクスコがペルーの首都だと勘違いしていました。クスコはインカ帝国時代の首都だそうです。日本で例えると「東京」と「京都」の関係に近いのかな。

私たちは4人で相談し、港からホテルへ直行して、荷物を置いた後の行動は現地の状況を見てから決めることにしました。観光用のガイドツアーは早い段階でキャンセル済み。ツアーだとホテル到着が遅くなり、翌日のクスコ入りに万全の体調で望めなくなりそうだったからです。

当日は、Lineでリマ観光に行った友人からの状況報告が届いていました。私たちは、その情報を元に、最終的にはホテルでゆったりと過ごすという選択をしました。お祭りがなかったら、リマ旧市街を観光したのにね。

空港までのシャトルバスとタクシー交渉

13時過ぎに下船した私たちは、シャトルバスに乗り込みました。カヤオ港では、ゲートまで徒歩で行くことが禁止されています。必ず下船後にシャトルバスに乗らなければならないのです。

シャトルバス乗り場の確認を忘れずに

シャトルバスは30分単位で巡回していて、ゲートまでの所要時間は10分です。シャトルバス乗り場の位置をGoogleマップで確認して、スマホに記録させました。帰りにこの場所まで、タクシーでたどりつかねばなりません。情報によると、タクシー運転手がこの地点を知らずに、違う場所でタクシーを下ろされてしまい、1時間も港の周辺を歩いたという経験談を聞いたからです。

 

シャトルバス乗り場の住所を確認しておくことと、周辺の写真を撮っておきましょう。帰船するときに必ず役にたつはずです。

待ち構えているタクシードライバーと価格交渉

シャトルバスを降りると、流しのタクシードライバーがたくさん待ち受けていました。すでに先に下船したピースボートの乗客たちが、Uberで配車したタクシーを待っている様子でした。ドライバーが提示してくる料金は、30ドルから80ドルと幅があり、交渉次第で価格が大きく変わります。本来、空港までの相場は10〜13ドル程度と聞いていました。

交渉なしでは高い金額をふっかけられます。また、交渉して「20ドル」と成立した場合でも注意が必要です。ドライバーによっては、目的地に到着してから「1人20ドルだから、4人で80ドルね」と言ってくる場合もあるため、事前に抜かりなく確認することもお忘れなく。

私たちは事前に「4人で20ドル」という指値で交渉する方法を話し合っていました。この金額であれば1人あたり5ドルと割りやすく、公平感もあります。実際にドライバーと交渉し、予定通り20ドルで空港まで行くことができました。この時、Uberの利用も検討しましたが、待ち時間が長いうえに、混雑状況により価格が釣り上がるので、最初からUberは使わないという方針に。タクシーに乗る時は、3人から4人だと安上がりですね。

空港直結ホテルから空港へのアクセス

私たちは、1日目に「ウィンダム コスタ デル ソル リマ エアポート ホテル」に宿泊しました。このホテルは、2階に設置された通路が空港に直結しており、早朝フライトを利用する旅行者にとって非常に便利でおすすめです。このホテルを選んだことで、翌朝の移動がスムーズになり、時間的にも精神的にも楽でした。価格が少々高めなのが、ネックです。

私たちは、ホテルに到着し、チェックインを済ませて、ちょっと一息、ウェルカムドリンクをいただきました。写真のドリンクは、「ピスコサワー」と呼ばれるカクテルです。私は飲まなかったのですが、かなり美味しかったそうです。飲兵衛さんは目をキラリと光らせていました。

ピスコサワーは、ペルーの代表的なカクテルで、ピスコ、ライムジュース、シンプルシロップ、卵白、アンゴスチュラビターズで作られるそうです。クリーミーで甘酸っぱくて飲みやすいですが、アルコール度数が高いのでご注意を!

上の写真はホテルのフロントの横にあるバーですが、マリメッコの椅子がかわいいですね。このホテルは、全体的に北欧調のインテリアで統一されていました。

ウェルカムドリンクの後に、空港へ向かい、ゲートの場所や混雑状況を確認。そして両替もすませました。フライトは翌日の朝7時半発。私たちは事前にウェブチェックインを済ませていたため、ボーディング開始は1時間前の朝6時半でした。ホテルのフロントから手荷物検査エリアまでは、わずか3分でした。

上の写真は、空港につながる連絡通路です。かなり近いですよね。実際、6時25分にホテルのフロントを出発し、6時30分には手荷物検査を終えることができました。交通渋滞の心配が全くないため、ギリギリのスケジュールでも安心でした。

ただし、ひとつ注意点があります。レポ①で書いたように、フライトの遅延と欠航があるかもしれません。ホテルで朝食を取る際に一度空港内のフライトボードを確認しに行くことをおすすめします。このちょっとした確認で、もしもの事態にも余裕を持って対応できるでしょう。私たちは無謀にもノーチェックでした。(笑)

リマ空港周辺の様子|夕方のお散歩

リマ空港周辺は治安が悪いと聞いていたため、ホテルから外に出るのは少し気が引けていました。それでも、まだ夕方で明るかったこともあり、思い切って外へ出てみることにしました。

空港のゲートには警備員が2人。何時に閉まるのか、外に出ても安全なのかを確認したかったのですが、英語は通じず。Google翻訳を使ってスペイン語に変換してみましたが、これもうまくいきません。あ〜、英語が通じない国に来たのだな〜と実感しました。

それでも、警備員さんの「行っていいよ」という身振りを信じてゲートを出ることに。高い壁には、乗り越え防止柵が設置されおり、治安の悪さを象徴しているかのようでした。

わりと多くの人がゲートを行き交っており、客室乗務員らしき人の姿も見かけました。そのため、「あのショッピングセンターまでは大丈夫だろう」と思いながら歩き始めました。途中で治安の悪さを感じることもなく、目的地に到着。

ショッピングセンターはブランド物のアウトレットでした。館内に入ると人が少なく、「これで経営が成り立つのだろうか?」と思ってしまうほど閑散としていました。しかし、日本でも平日のアウトレットもこんなものだと思い、ゆっくりと見て回ることにしました。

館内を一通り巡り、3階に上がり、街の方を見ましたが、特に異常なし。「ここが治安が悪いと言われるエリアなのか…」と思いつつも、特に危険な雰囲気を感じることはありませんでした。路地には入らず、大通りだけを歩いたため、特にトラブルもなく無事に帰還しました。

ホテルでのリラックスタイム

滞在したホテルはバスタブもついており、ゆっくりするのにぴったりでした。チェックイン後はスリッパが用意されていなかったので、フロントに頼むとすぐに対応してくれました。

マチュピチュ観光は体力をかなり使うと予想していたため、初日に体調を整える時間を確保しました。私たちは安全策を優先しましたが、もっとアクティブに行動したい方はリマ市内観光を楽しむのも一案です。もしお祭りがなければ、私たちもタクシーで旧市街に出かけていたのにね。

この日の夕食は、ホテルのレストランでいただきました。ホテルで食事なんて贅沢ですが、明日からは標高の高いクスコへ飛びます。お酒は、高山病を引き起こすリスクがあるそうなので、今日が最後の晩餐。

ウェルカムドリンクでいただいた「ピスコサワー」が忘れられないということで、再び注文。ホテルの口コミにも「このレストランは美味しい」とありましたが、実際にその通り。おすすめのレストランです。

終わりに

マチュピチュ観光1日目は、空港直結ホテルでのんびりリラックス。これから始まるハードな旅の予兆など、当時の私たちは知っている由もありませんでした。

次回の記事では、クスコ入りして、ウルバンバとオリャンタイタンボ観光の記録です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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POSTED COMMENT

  1. ひろさん121 より:

    貴重な体験談です。パスポートのこと飛行機のことホテルと空港のこと、すべての情報がありがたいです。続きをよろしくお願いします

    • appy より:

      ひろ121さん、いつも読んでいただいてありがとうございます。
      クルーズ終盤で、色々な活動の締めがあり思うようにブログをUPできませんが、引き続きお伝えしますね。

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