こんにちは、Appyです。

地中海クルーズを検討するとき、一番気になるのは、
「結局、全部でいくらかかるの?」ではないでしょうか。

今回参加したMSCスプレンディダの西地中海クルーズは、
パンフレットでは1人199,000円でした。

でも実際には、燃油サーチャージや港湾税、船内費などが加わり、
夫婦2人で約110万円になりました。

この記事では、私たちが実際にかかった費用を公開しながら、

・どこにお金をかけて良かったか
・どこは節約して正解だったか
・MSCは本当に安い船なのか

を振り返っていきます。

結論|MSC地中海クルーズは2人で約110万円でした

今回の110万円は、航空券・クルーズ代・寄港地観光・船内費などを含めた旅行全体の総額です。
※船代だけの金額ではありません。

クルーズプラネット添乗員同行ツアーのパンフレット

今回のMSCスプレンディダ地中海クルーズで、私たち夫婦2人が使った総額は、約110万円でした。正確には、家計簿ベースで約109万円台です。
この記事では、わかりやすく「約110万円」として紹介します。

1€=約183円、1$=約153円で計算しています。

👉 スマホの方は、表を横にスクロールできます。

項目1人分
ツアー代(クルーズプラネット)330,920円
エミレーツ航空 有料座席52,710円
寄港地ツアー(Viator)82,002円
海外旅行保険(AURAS)2,229円
船内費約54,500円
その他(国内交通費・eSIM・食事・お土産など)24,634円
1人合計約547,000円
2人合計約110万円

こうして見ると、ツアー代33万円以外に、約22万円使っていることがわかります。

特に大きかったのは、

・エミレーツ航空の足元広め席
・寄港地ツアー
・船内Wi-Fi
・船内チップ
・アルコール代

です。

今回のクルーズ概要

クルーズプラネット資料より引用

今回のコースは、バルセロナ発着の西地中海クルーズです。

西地中海は地中海クルーズの王道ルートで、多くのクルーズ会社が就航しています。

  • 航路:スペイン・フランス・イタリア・チュニジア
  • クルーズ船:MSCスプレンディダ
  • 船室:内側客室(※結果的にバルコニー客室へアップグレード)
  • 日数:10日間(クルーズ7泊8日)
  • 航空会社:エミレーツ航空(エコノミー席)
  • 添乗員:あり
  • 参加人数:約40名

また、今回乗船したMSCスプレンディダは、MSCクルーズの中でも比較的リーズナブルなカジュアル船です。

さらに、

  • クルーズフェス限定価格
  • 内側客室で申し込み
  • 12月初旬のオフシーズン

という条件が重なっていました。

そのため今回の費用は、
「破格のツアーを利用しながら、移動の快適さや寄港地観光にはお金をかけた場合、総額はいくらになったのか。」という実例として参考になると思います。

では実際に、どこでお金がかかったのか。
内訳を見ていきましょう。

ツアー代|パンフレット199,000円が、実際は1人330,920円に

今回利用したのは、クルーズプラネットの添乗員付きツアーです。
クルーズプラネットは、HISグループのクルーズ専門旅行会社です。

パンフレットでは1人199,000円でしたが、燃油サーチャージや各種税金が加算され、
最終的には1人330,920円になりました。

👉 スマホの方は、表を横にスクロールできます。

項目金額
ツアー基本代金(パンフの額)199,000円
国際観光旅客税1,000円
羽田空港施設使用料2,950円
羽田空港旅客保安サービス料230円
海外空港税11,300円
港湾税37,440円
燃油サーチャージ79,000円
1人合計330,920円
2人合計661,840円

2人分では661,840円です。
一見高く見えますが、この金額には以下が含まれています。

・エミレーツ航空往復航空券
・MSCスプレンディダ7泊8日
・添乗員同行
・空港〜港の送迎
・バルセロナ観光

個人で航空券とクルーズを別々に手配すると、さらに高くなっていたと思います。
結果的には、かなりお得なツアーでした。

クルーズフェスティバル2025東京|旅のきっかけは、あの日の熱気だった

航空座席・保険・その他|2人で約15.9万円

エミレーツ航空の足元広め席|2人で10.5万円

エミレーツ航空の足元広め席19時間近い移動では、この足元スペースがかなり助かりました

今回のフライトは、エミレーツ航空のエコノミー席でした。
ルートは、

羽田→ドバイ(約11時間)
ドバイ→バルセロナ(約7.5時間)

乗り継ぎを含めると、ヨーロッパは本当に遠いです。
そこで今回は、有料の足元広め席を確保しました。

追加費用は2人で105,420円
1人あたり約5万円です。

プレミアムエコノミーやビジネスクラスと比べると現実的な価格ですが、快適性はかなり向上しました。
19時間近い移動を考えると、今回お金をかけて良かった部分のひとつです。

特にシニア世代のヨーロッパ旅行では、現地に着いた時点で疲れ切ってしまうと、その後の観光にも影響します。
私たちにとっては、十分価値のある10.5万円でした。

海外旅行保険|2人4,458円

海外旅行保険は、AURASに加入しました。

補償金額は35,000ドル。
渡航先はworldwide。
種別はcruiseです。

2人で4,458円でした。

クレジットカード付帯保険もありますが、補償内容が不安なので、上乗せとして保険に加入するようにしています。

クルーズ旅行でAURASは使える?ヘリ搬送・免責・クレカ保険の考え方

その他費用|国内交通費・eSIM・食事・お土産など

その他費用は、合計49,268円でした。

👉 スマホの方は、表を横にスクロールできます。

項目2人分
eSIM代 👉Airalo4,590円
国内交通費9,950円
飲食費(空港・寄港地)17,917円
空港マッサージ代4,600円
お土産代12,211円
2人合計49,268円

この部分は、人によってかなり変わる費用です。

お土産を買わなければ減りますし、空港での食事やマッサージも必須ではありません。

私たちは、
・羽田空港でお寿司を食べる
・空港でマッサージを受ける
・寄港地で食事やお土産を楽しむ

といった使い方をしました。
そのため、この約5万円は「クルーズに必要だった費用」というより、
「旅を楽しむために使ったお金」という感覚です。

👇eSIMはAiraloを利用しています。
海外eSIMはAiraloが便利

MSC地中海クルーズの船内費|2人で約10.9万円

MSCスプレンディダ船内会計の明細書船内費の実際の明細。Wi-Fiや船内チップなどが含まれています

今回、想像以上に存在感があったのが船内費です。
MSCスプレンディダの船内費は、2人で約10.9万円でした。

ドリンクパッケージは付けず、有料レストランもお寿司を一度利用しただけ。
それでも船内費は10万円を超えました。
内訳は以下の通りです。

👉 スマホの方は、表を横にスクロールできます。

項目2人分
Wi-Fi約28,187円
マルセイユ・シャトルバス約6,229円
船内チップ約30,778円
MSC Foundation寄付約366円
有料寿司レストラン約10,008円
売店・MSCマグカップなど約3,472円
レストランの水・アルコール・カフェ等約29,700円
2人合計約10.9万円

大きかったのは、
・Wi-Fi
・船内チップ
・アルコール代

の3つです。

船内精算はWiseカードを利用しました。
Wiseカードは本当に安い?|仕組み・使い方・注意点を実測で検証

Wi-Fiは7泊分・2デバイスで約28,000円

MSCスプレンディダ船内Wi-Fiの実測速度。午前4時頃でダウンロード2.59Mbps、アップロード1.48Mbpsと低速だった
Wi-Fiは、7泊分・2デバイスのBrowseプランで153.86€(約28,187円)でした。

実測速度は、
・ダウンロード:2.59Mbps
・アップロード:1.48Mbps

メールや検索はできますが、ものすごく遅いです。
正直な感想は、「高いのに速くない」でした。

MSCのWi-Fiについては、料金や速度を別記事で詳しくまとめています。
MSCクルーズのWi-Fiは使える?料金・買い方・速度を実測レビュー

船内チップは2人で約3万円

船内チップは、

・1人1泊  12€
・7泊で1人 84€
・2人で  168€

合計約3万円でした。

飲み物や買い物をしなくても発生する固定費なので、最初から予算に入れておく必要があります。

ドリンクパッケージは付けなかった

MSCスプレンディダで注文したビールと赤ワイン

MSCのドリンクパッケージは、同じ客室の人全員が購入する必要があります。
購入すると、夫婦2人で10万円を超える計算でした。

わが家は相方だけがお酒を飲むため、
単品払いを選択。結果は、

ビール・ワイン17杯 合計27,516円
1杯あたり約1,600円)でした。
ピースボートが安く感じますね。笑
わが家の場合は、パッケージより単品払いの方がかなり安く済みました。

レストランの水は有料

ビュッフェでは水やコーヒーを無料で飲めます。
ただし、メインレストランの水は有料です。

私たちは大きいボトルを頼み、残りを船室へ持ち帰っていました。
1本700円程度ですが、毎晩となると地味に効きます。

有料寿司レストランは2人で約1万円

MSCスプレンディダ船内寿司レストランのメニュー有料寿司レストランの料金例

航海日に有料寿司レストランを利用しました。
料金は54.63€(約1万円)。

正直な感想は、「寿司はピースボートの方が美味しかった」です。
まさか地中海クルーズで、ピースボートの寿司を褒めることになるとは思いませんでした。

売店は「生活雑貨」より「お土産屋さん」

MSCの船内には売店があります。

ただし、ピースボートのように日用品を買い足す場所というより、お土産屋さんに近い印象でした。
MSCロゴ入りグッズ、チョコ、香水、バッグ、アクセサリーなどはありますが、生活用品はあまり期待しない方がいいと思います。

MSCスプレンディダ船内ショップで購入したマグカップお土産のMSCマグカップ。

相方はMSCロゴ入りのマグカップ(11.20€)を購入しました。
これは実際にビュッフェで使われていたものと同じタイプです。
帰国後、相方が私にくれました。

今でも家で使っていますが、コーヒーを飲むたびに船内の朝食やビュッフェの風景を思い出します。
こういうお土産も、悪くないですね。

船内費を抑えやすい人・増えやすい人

MSCは、基本料金を抑え、必要なサービスをあとから追加するスタイルのカジュアル船です。

船内では、

  • Wi-Fi
  • 船内チップ
  • アルコールやレストランの水
  • カフェ・ジェラート
  • 有料レストラン
  • スパ
  • 写真販売
  • カジノ

などに別料金がかかります。

一つひとつは少額でも、7泊8日・2人分になると、最後の明細でしっかり存在感を出してきます。

ピースボートと比べると、船内価格は全体的に1.5倍前後に感じました。
例えば、スパは50分で約25,000円。
全部楽しもうと思えば、船内費はいくらでも増えていきます。

ただし今回の航路は、ほぼ毎日が寄港地観光。
船内でゆっくり過ごす時間はほとんどありませんでした。

そのため私たちは、船内課金を楽しむより、寄港地観光にお金と体力を残す方を選びました。

船内費を抑えやすい人

お酒をあまり飲まない
Wi-Fiを使わない
船内でお金をあまり使わない
必要なものだけ選びたい

こういう方なら、かなりお得に楽しめると思います。

船内費が増えやすい人

Wi-Fiを使いたい
お酒を飲みたい
カフェを利用したい
有料レストランも楽しみたい

こういう場合は、船内費が想像以上に増えることがあります。

寄港地ツアー|Viatorで2人16.4万円

寄港地ツアーは、クルーズプラネットの寄港地観光付きプランではなく、Viatorで自分たちで手配しました。

マルセイユは自由行動。
ジェノバ、ナポリ、パレルモ、チュニスの4か所で利用しています。

👉 スマホの方は、表を横にスクロールできます。

寄港地内容金額
ジェノバ人力車ツアー 👉Viatorで見る5,018円
ナポリポンペイ遺跡プライベートツアー 👉Viatorで見る31,563円
パレルモウォーキングツアー+追加ドライブ 👉Viatorで見る26,855円
チュニスプライベート1日ツアー・ランチ付き 👉Viatorで見る18,566円
1人合計82,002円
2人合計164,004円

クルーズプラネットの寄港地観光付きプランは、
4か所セットで1人10万円(2人で20万円)

一方、私たちがViatorで手配した費用は
2人で164,004円でした。

差額は約35,996円。

しかも、すべてプライベートツアーです。
ただし、単純に「Viatorがお得」とも言えません。

クルーズプラネットの寄港地観光付きプランは、日本語サポート付きで、添乗員さんも同行します。
英語が苦手な方や、初めての海外クルーズの方には安心感があります。

私たちは、

・自由度が高い
・団体行動がない
・自分たちのペースで動ける
・体力配分しやすい

という理由でViatorを選びました。

特に満足度が高かったのは、
・ナポリ(ポンペイ遺跡)
・チュニジア

の2か所です。

雨の日のポンペイ遺跡プライベートツアー雨のポンペイ遺跡。古代ローマ時代の排水路に実際に水が流れ、本来の姿を見ることができました。

寄港地ツアーは、安さだけで選ぶものではありません。

安心感を重視するなら公式のツアー
自由度や体力配分を重視するならViator

私たちには後者が合っていました。

📍クルーズ旅行が気になっている方は、一般的な旅行サイトだけでなく、クルーズ専門の旅行会社も見ておくと選びやすいです。

クルーズは、船会社・航路・日数・添乗員の有無・港までの移動など、普通の海外旅行とは見るポイントが少し違います

気になるクルーズを見比べてみる

価格や特典を重視して探したい方
👉 ベストワンクルーズでクルーズを探す

添乗員付き・サポート重視で探したい方
👉 クルーズプラネットでクルーズを探す

費用を振り返る|お金をかけてよかったもの・節約してよかったもの

今回、お金をかけてよかったと思うものは次の3つです。

1位:添乗員付きツアー
一番価値を感じたのは、添乗員さんの存在でした。

2位:足元広め席
19時間近いフライトの負担を軽くでき、現地で使う体力を残せました。

3位:Viatorの寄港地ツアー
Viatorの寄港地ツアーは満足度が高かったです。

逆に、節約して正解だったと思うものもあります。

1位:ドリンクパッケージ
わが家は相方だけがお酒を飲みます。
私がほとんど飲まないため、同室者全員分のドリンクパッケージを購入すると割高になります。
結果的に、単品払いで正解でした。

2位:ビジネスクラス
ビジネスクラスは快適ですが、今回のツアー代に対して追加料金が大きすぎました。
その代わりに足元広め席を選びましたが、私たちには十分でした。

地中海クルーズは季節で費用が変わる|12月は価格重視なら十分アリ

地中海らしい青空や景色を楽しみやすいのは夏ですが、航空券やクルーズ料金が上がりやすく、暑さや混雑も気になります。

今回、12月に乗船して感じたのは、価格を抑えてゆったり観光したいなら、冬の地中海も十分アリということでした。

船内や観光地は比較的空いており、乗下船もスムーズ。
日中も暑すぎず、街を歩きやすかったです。

一方で、曇りや雨の日もあり、いつでも青い空と海が見られるわけではありません。
夏の華やかな地中海を選ぶか、天気は割り切って費用と混雑の少なさを選ぶか。

これは好みの問題ですが、私自身は12月でも十分満足できました。

まとめ|110万円は安くない。でも価値はあった

今回のMSCスプレンディダ地中海クルーズは、2人で約110万円でした。正直、安い旅ではありません。

ただ、クルーズ選びでは「何が含まれているか」よりも、自分たちが実際に使うものが含まれているかを見ることが大切だと思います。

MSCは、基本料金を抑え、Wi-Fiやドリンク、寄港地ツアーなどを必要に応じて追加するスタイルです。
使わないサービスまで最初から料金に含まれるより、自分たちで調整しやすい船だと感じました。

パンフレットの価格だけを見ると安く見えますが、実際には船内費や寄港地観光も加わります。
申し込む前に、旅全体でいくら使うかまで考えておくと安心です。

それでも、

  • ピースボートで行けなかった地中海を歩けたこと
  • ポンペイやチュニジアを訪れられたこと
  • 添乗員さんに支えられ、安心して旅ができたこと

を考えると、私たちにとっては十分に価値のある110万円でした。

高かったか、安かったか。
最終的には、金額よりも、
その旅で何を叶えられたか。

私は、そう考えています。

MSCスプレンディダで巡る地中海クルーズ体験記とシニア世代の船選びガイドのイラスト
MSCスプレンディダ地中海クルーズ体験記【TOP】|シニア世代が知りたい体力配分と船選びMSCスプレンディダで西地中海クルーズ10日間に乗船。50代後半で感じた飛行機・時差・毎日寄港のしんどさ、添乗員付きツアーの安心感、船内生活、ピースボートとの違いを本音でまとめます。...