クルーズ旅行でAURASは使える?ヘリ搬送・免責・クレカ保険の考え方

【2026年時点の結論】
クルーズ旅行では、ヘリ搬送・船内診療・クレカ90日問題など、「普通の海外旅行」とは違う部分があります。クルーズ特有の高額な補償も、考えておきたいところです。
こんにちは、Appyです。
最近、ピースボートに乗船される方から、
「AURASの洋上ヘリ搬送の補償額はいくら?」
「抜港した場合、キャンセル補償は使える?」
「世界一周クルーズ中に途中加入する場合、渡航先は?」
など、クルーズ特有の質問をいただくことが増えてきました。
そこで今回は、AURASへ実際に問い合わせて確認した内容をもとに、
「クルーズ旅行でAURASをどう考えるか」を、クルーズ民目線で整理してみました。
この記事では、「どの保険が最強か」ではなく、
👉 「どこまでを、どの保険でカバーするか」
という視点で、クルーズ保険を整理しています。
はじめに|クルーズ旅行は「普通の海外旅行」とは少し違います
長期間の航海や外洋航行、船内診療所、ヘリ搬送など、クルーズ旅行には独特のリスクがあります。
そのため、「どの保険が最強か」というより、
👉 「どこまでを、どの保険でカバーするか」を考える方が現実的だと感じています。
📍実際に乗船してみると、「クレジットカード付帯保険だけで参加している」という方も少なくありませんでした。
もちろん、それで問題なく帰国される方がほとんどです。
ただ、クルーズ旅行では船内診療所の受診や長期航海特有のリスクに加え、まれに洋上からのヘリ搬送など高額な費用が発生するケースもあります。
何も起こらなければ保険は使いません。
でも、万が一のときに後悔しないためにも、「自分には関係ない」と思わず、どんなリスクがあるのかだけは事前に知っておくことをおすすめします。
クルーズ旅行で起こりやすい「高額ケース」とは?
クルーズ旅行では、
・船内診療所の受診
・海外港での入院
・ヘリ搬送
・感染症隔離対応
など、普通の海外旅行ではあまり意識しない費用やトラブルが発生することがあります。
特にクルーズ旅行では、
・船内で急病になる
・心筋梗塞や脳梗塞など緊急治療が必要になる
・船内診療所では対応できない
といったケースで、洋上からヘリ搬送が行われることがあります。
⚠️ 海外クルーズ中のヘリ搬送は、数百万円〜数千万円規模になるケースもあります。
海外の医療搬送サービスでは、
ヘリ搬送やエアアンビュランス費用について、
「2万〜20万ドル以上」
と案内されているケースもあります。
特に外洋航行中は、通常の救急車では対応できず、
沿岸警備隊や医療ヘリによる緊急搬送になることがあります。
搬送距離や場所によって費用は大きく変わり、保険未加入の場合は自己負担になる可能性があります。
世界一周クルーズでは「洋上救助オプション」も考えておきたい
AURASに確認したところ、クルーズ中の洋上救助やヘリ搬送については、
👉「捜索・救助オプション(Search and Rescue)」への加入が必要との回答でした。
つまり、世界一周クルーズのような外洋航行では、基本補償だけではなく、「捜索・救助オプション」も含めて考える必要があります。
一方で、
・日本発着の短期クルーズ
・近距離アジアクルーズ
・数泊程度のクルーズ
などの短期クルーズでは、基本補償だけでも現実的なケースは多そうです。
もちろん、「どこまで安心を求めるか」によって考え方は変わります。
ヘリ搬送に関する補償額(2026年5月時点)
| 補償内容/プラン | 35,000 USD | 100,000 USD | 500,000 USD | 1,000,000 USD |
|---|---|---|---|---|
| 🚁 医療機関へのヘリ搬送 基本補償に含む | 500 | 5,000 | 10,000 | 10,000 |
| 🛟 捜索・救助活動(SAR) ※オプション追加時 | 3,000 | 10,000 | 70,000 | 100,000 |
※2026年5月時点のAURAS公式サポート確認情報をもとに作成
※正式な補償内容は最新の約款をご確認ください。
⚠️ なお、捜索・救助補償は、プランによって上限が異なります。
最大でも100,000USDまでとなるため、世界一周クルーズでは「それで十分かどうか」も含めて考えておく必要があります。
AURASを確認してみる
👉AURAS公式ページ(日本語)
ちなみに、SafetyWingに確認したところ、ヘリ搬送は補償対象外との回答でした。
そのため、「クルーズでどこまで補償を重視するか」によって、選び方はかなり変わると感じました。
👉 AURAS vs SafetyWing徹底比較|長期旅行・ノマド・クルーズ保険の違い
自分の急病で「船が動く」ケースもあります
クルーズ旅行では、重病や緊急搬送が必要になった場合、
・船が緊急寄港する
・ルート変更が行われる
・特別対応が発生する
ケースがあります。
ここで注意したいのが、こうした「船の運航に関わる費用」は、保険対象外となるケースがあるということです。
一般的に、
・医療費や救助費用 → 保険対象
・船の運航コスト → 対象外
という考え方になります。
つまり、「高額な保険に入っているから全部安心」とは限らないのが、クルーズ保険の難しいところです。
AURASに限らず、日本の保険でも同様の考え方になるケースがあるため、事前に確認しておくことが大切だと感じました。
日本の保険でも「免責あり」が増えてきています
最近は、日本の海外旅行保険でも、「少額医療は自己負担(免責あり)」という設計が増えてきています。
実際、ジャパングレイス提携の損保ジャパン保険でも、2026年から治療費に30,000円の免責が設定されました。
私が以前加入したときは、船内診療所で約7,000円支払ったあと、帰国後に申請して返金を受けることができました。
しかし現在の条件では、同じような少額受診では、17万円近い保険料を払っていても補償されないということです。
そのため最近は、
・免責なしのクレジットカード保険
・AURASのような補完型保険
を組み合わせて考える方が、現実的だと思います。
AURASでも通常は100ドルの免責がありますが、「免責なしオプション」を追加可能です。
AURASに確認したところ、このオプションは保険期間に関係なく一律17ドルとのことでした。
そのため、AURAS単体で使う場合、併用する保険にも免責がある場合は、長期クルーズでは「免責なしオプション」を付ける方が安心、というのが今の私の考えです。
感染症隔離時の「部屋代」は保険によって扱いが分かれます
クルーズ特有で注意したいのが、感染症時の「隔離部屋代」です。
保険によって、
・診察・治療 → 補償対象
・隔離中の部屋代 → 対象外
となるケースがあります。
AURASでは、「コロナ感染症」による隔離費用は補償対象に含まれています。
ただし、
・診察代は出る
・隔離部屋代は出ない
・感染症の種類によって扱いが違う
など、保険によって補償範囲が分かれる可能性があります。
クルーズでは「感染したら全部保険でカバーされる」と思われがちですが、実際には細かく条件が分かれているため、事前確認が大切だと感じました。
船内診療室については、こちら
【2026年最新】ピースボート診療室を体験解説|料金・海外旅行保険の落とし穴と注意点
💡 持病・既往症がある場合は特に注意
海外旅行保険では、
「加入できる」と「実際に補償される」が別問題になるケースがあります。
特に、
脳梗塞・心疾患・高血圧などの既往歴がある場合は、
急性増悪や緊急搬送時の扱いについて、
事前確認が推奨されます。
AURASの既往症・急性増悪の考え方はこちら
👉【完全ガイド】AURAS海外旅行保険|重要ポイント
旅行タイプは「Cruiseだけ」で足りないケースがあります
AURASでは、
・Calm
・Active
・Cruise
・Extreme
など、旅行内容に応じたタイプが用意されています。
クルーズ旅行の場合は、基本的に「Cruise」を選択します。
ただし、クルーズ旅行中でも、
・社交ダンス
・サファリドライブ
・軽いスポーツ系アクティビティ
などを行う場合は、「クルーズ」ではなく「Active」が推奨されます。
(2026/5問い合わせ確認)
※仕様や案内内容は変更される可能性があるため、加入前に最新情報をご確認ください。
抜港・寄港時間変更は、旅行キャンセル補償の対象外
これはAURASに限らず、多くの海外旅行保険で共通する考え方です。
AURASにも「旅行キャンセル補償」オプションがあります。
ただし、対象になるのは、病気・ケガ・災害・家族の死亡・法的義務など、“自分側の理由”によるキャンセルです。
一方、クルーズ旅行では、抜港・寄港地変更・寄港時間のズレ・船会社都合によるスケジュール変更などが発生することがあります。
その結果、現地ツアーに参加できなかった場合でも、保険では対象外です。
私は、「ツアー代は最悪あきらめる」その代わり、 “数千万円規模になる可能性がある医療費リスク”を保険でカバーする、という考え方をしています。
⚠️クルーズ寄港地ツアーで損しにくくするコツ
実際にピースボートでは、急なスケジュール変更によって、高額な現地ツアー代を失ってしまったケースもあります。
私自身も、世界一周クルーズでは「キャンセル条件」をかなり重視するようになりました。
👉 【ピースボート】寄港地ツアーはどこで予約する?失敗しない選び方
クルーズ保険は「組み合わせ」で考えるのが現実的でした
クルーズ旅行では、1つの保険ですべてをカバーするより、
👉 「足りない部分を組み合わせる」という考え方が現実的だと感じました。
実際、最近は日本の保険でも免責が増えており、クレジットカード付帯保険の方が使いやすいケースもあります。
そのため私は、
・長期クルーズ
→ 日本の保険+クレカ+AURAS
・短期旅行
→ クレカ+AURAS
という組み合わせを考えるようになりました。
関連記事
ピースボート世界一周でクレカ保険は大丈夫?100日超の海外旅行保険を解説
クレジットカード海外旅行保険ガイド|長期旅行・クルーズの補完戦略と選び方
AURASは「クレカ90日問題」の補完にも使えます
クレジットカード付帯保険には、「出発から90日まで」という制限があることが多いため、世界一周クルーズでは途中からAURASを追加する人もいます。
AURASは旅行中でも加入可能なため、クレカ保険が切れる日から帰国までを補う使い方ができます。
・出発前加入
→すでに旅行中(Already Traveling)のチェック不要
・出国後加入
→ チェック必要(補償開始は48時間後)
なお、「世界一周クルーズ中に途中加入する場合、渡航先は?」
という質問について、AURASサポートへ確認したところ、
👉 「Worldwide」を選択との回答でした。(2026年5月時点)
最後にホノルルしか残っていない場合でも、「Worldwide」で問題ないとのことです。
クルーズでは帰港遅延(遠着)もあり得るため、契約日数には少し余裕を持たせておく方が安心です。
👉 クレカを使った加入パターンはこちら
👉AURAS加入パターン|出国後・90日超・クルーズ・学生・ノマド保険
✈️ まとめ|クルーズ保険は「普通の海外旅行」と少し違います
クルーズ旅行では、
・90日問題
・船内診療所
・ヘリ搬送
・感染症隔離
・長期航海
など、普通の海外旅行とは違う視点が必要になります。
実際に調べてみると、保険によって、
・カバーされる範囲
・免責
・追加オプション
・考え方
がかなり違うことも分かりました。
そのため、「どの保険が最強か」ではなく、
自分の旅に合わせて考えることが大切だと感じています。
👉 実際にAppyがどう選んだかはこちら
クルーズ旅行の保険どうする?AppyがAURASとSafetyWingを比較して選んだ結論
🧭 加入方法・返金・約款・補償の全体像はこちら
👉 【完全ガイド】AURAS海外旅行保険|特徴・補償・加入方法と失敗しないポイント
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【加入パターン】出国後・90日超・スポーツ別
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外貨両替208,000円のリアル実例と対策
クーポン・お得情報まとめ
他の保険とどう違う?
AURASが気になっている方は、他の保険との違いも確認しておくと安心です。
→ AURASとSafetyWingの違いを見る
長期旅行・クルーズならこの保険
出国後でも加入できて、長期旅行にも対応しやすいのがAURASです。
→ AURASの詳細レビューを見る

appyさん、いつも発信ありがとうございます。
毎回、楽しく拝見させていただいている釜井と申します。
私達70歳代夫婦の20数年来暖めてきた世界一周クルーズの夢がようやく現実のものとなり、今年8月の124回で出航する予定です。
しかし、今その準備を進めているところですが、海外旅行保険加入でつまずいてしまいました。
実は主人が、2年前に脳梗塞、その2ヶ月後に脳出血を発症し、それぞれ2週間入院しました。幸いにも、後遺症も無く今は発症前と殆ど変わらない生活を送っています。
ジャパングレースから海外旅行保険の案内があり、手っ取り早くおすすめのでいいかなと思い、保険約款を読むと、旅行以前からの既往症、持病は保険では補償されないとの事。
それから、国内の保険について何社も調べてみましたが、何処の保険も対象外でした。
そんな時に、appyさんが海外の保険について発信していた事を思い出し、検索してみました。
私達が一番必要としている病気治療について、クルーズ期間中に万が一再発したら補償はあるのか?の問題。
AURASホームページでは、既往症については「基本は補償外、ただし急激な悪化(急性期は対象になる場合があり)と。
保険会社に直接連絡し確認をとられればいいのですが、全く英語を話す事が出来ない私達達にはハードルが高く、どうしたものかと悩んでおります。
保険契約証・保険証券等のコピーの提出期限が今月28日に迫っている中、appyさんにお尋ねするしか無く、勝手なお願いではありますが、お分かりでしたら教えていただきたくお願いいたします。
カマミーさま
コメントありがとうございます。
そして、124回での世界一周、本当におめでとうございます。
ご主人さま、大変なご経験をされたのですね。
それでも後遺症なく、こうして世界一周へ向かわれていること、本当にすごいことだと思います。
既往症については、私も気になっていた部分だったため、現在AURAS側へ確認をお願いしています。
ただ、週末のため、まだ返信待ちの状態です。
私の理解では、日本の保険より海外保険の方がハードルが高いケースも多く、正直かなり難しいテーマだと感じています。
ただ、AURASには「急性増悪(急激な悪化)」という考え方があり、そこをどう判断するかがポイントになりそうです。
返信が来ましたら、分かった範囲で記事やコメントでも共有させていただきますね。
出発準備の大切な時期で、不安も多いと思いますが、少しでも参考になれば嬉しいです。
ーーAppy
カマミー様
その後、AURAS側より返信がありましたので、共有させていただきます😊
回答としては、
「既往症は原則として補償対象外。ただし、突然の急性悪化によって生命に危険があり、緊急医療が必要となった場合には、保険の条件・範囲内で補償対象となる可能性がある」
とのことでした。
ただし今回のように、
脳梗塞・脳出血の既往歴があるケースについては、
『必ず事前にAURASへ直接確認してほしい』
という案内もあわせてありました。
つまり、
「完全にNG」とも言い切れず、
一方で「必ず補償されます」とも言えない、
かなり個別判断が大きい領域なんだと思います。
私自身も今回かなり考えさせられました。
長期クルーズでは、持病や既往症を抱えながら旅をされる方も本当に多いと思います。
一方で、ヘリ搬送や海外入院などは非常に高額になるケースもあり、保険の考え方は本当に難しいですね…。
英語が不安とのことでしたが、最近は翻訳アプリでもかなりやり取りしやすくなっています。
最新約款では、既往症は「補償開始日前24か月以内に現れた病状」とあります。
もし可能であれば、ご主人さまの状況を簡単にまとめて、AURASへ事前確認されることをおすすめします🙏
また、このテーマは同じ不安を持つ方がとても多いと感じましたので、
今後、記事でも整理して共有していこうと思っています。
124回クルーズ、素晴らしい旅になりますように😊
ーーAppy
追伸
記事内に追記しました。
▶︎AURAS完全ガイド 重要ポイント 既往症
追伸
新記事をリリースしました。
AIを使って保険会社とやりとりする方法です。
AURAS・SafetyWing対応|AIで海外保険への英文メールを作る方法