ピースボート第118回に乗船予定のAppyです。
ジャパングレイスより、航路変更の文書がきました。やはりスエズ運河を通らずに、南アフリカ廻りとなりました。
予想はしていたとはいえ残念でなりません。
でも安全面から仕方がないですね。
文書が送られてきたのは出航の2ヶ月前です。第117回のときより若干早めだと思われます。とはいえ、飛鳥IIと比べるとかなり遅い判断ですね。
参加者の中には乗船を延期したり、キャンセルした方もいらっしゃるようですが、私の場合、予定は決行し、新たな楽しみを見つけていきたいと思います。
今回は、この変更された航路について何が違うのかを備忘録として書いていきます。
航路変更の理由
ジャパングレイスは、2024年8月出発のピースボート地球一周の船旅118回の航路変更を発表しました。文書の日付は6月14日で、参加者の自宅に郵便で届けられました。昨今のイエメン沖・紅海およびスエズ運河周辺の安全状況の変化に対応したものです。
変更の理由
- 安全確保: 船舶代理店、現地旅行社、外務省、国際政治の専門家、国際ジャーナリストなどから最新の治安情報を収集し、総合的に判断した結果、紅海およびスエズ運河の通航を取り止めることが決定されました。
- 万が一の事態への備え: 安全確保のため、リスクを最小限に抑えるために航路の変更が必要とされました。
新航路の概要
- 東南アジア経由: 東南アジアを通過後、インド洋を南西に進む。
- アフリカ経由: モーリシャスを経由し、アフリカ大陸南端の喜望峰を越える。
- 大西洋横断: アフリカとヨーロッパの国々を巡り、北欧を目指す。
航路変更に伴う旅行代金の変更はありませんが、一部諸費用に関しては返金がありました。
118回航路 変更の詳細
スエズ運河が通れないので、南アフリカをグルっと。地中海とヨーロッパを中心に巡る予定だったのに、アフリカ、中南米、南太平洋を巡る新しい航路になってしまいました。寄港地としては、13ヶ所がなくなって9ヶ所が追加になりました。
次のMapが変更前の航路です。(22寄港地)
次が変更後の航路です。(18寄港地)
この大きな変更の前に、中国の温州が深圳になったり、ボラボラ島がライアテア島になったりと、2回の変更連絡がありました。理由はさまざまですが、寄港地の変更は頻繁にあるような印象です。
追加になった寄港地(9寄港地)
- ポートルイス(モーリシャス)
- ポートエリザベス(南アフリカ)
- ケープタウン(南アフリカ)
- ラスパルマス(カナリア諸島、スペイン)
- カサブランカ(モロッコ)
- ポルト(ポルトガル)
- リバプール(英国)
- ベルファスト(英国)
- アピア(サモア)
削除された寄港地(13寄港地)
- コロンボ(スリランカ)
- ポートサイド(エジプト)
- サントリーニ島(ギリシャ)
- ピレウス(ギリシャ)
- コトル(モンテネグロ)
- トリエステ(イタリア)
- コペル(スロベニア)
- スプリト(クロアチア)
- リスボン(ポルトガル)
- ア・コルーニャ(スペイン)
- ライアテア島(タヒチ)
- カフルイ(マウイ島、米国)
- ホノルル(オアフ島、米国)
118回の新航路(2024/8出航)
- 8/16 横浜
8/17 神戸 - 8/21 深圳 中国
- 8/22 香港
- 8/26 シンガポール
- 9/4 ポートルイス モーリシャス
- 9/10 ポートエリザベス 南アフリカ
9/11 出港 - 9/13 ケープタウン 南アフリカ
- 9/26 ラスパルマス[カナリア諸島] スペイン
- 9/28 カサブランカ モロッコ
- 9/30 ポルト ポルトガル
- 10/3 リバプール 英国
10/4 出港 - 10/5 ベルファスト 英国
- 10/6 1回目のオーロラチャンス
10/7 2回目のオーロラチャンス
10/8 3回目のオーロラチャンス - 10/9 レイキャビク アイスランド
- 10/10 5回目のオーロラチャンス
- 10/16 ニューヨーク 米国
10/17 出港 - 10/23 クリストバル パナマ
10/24 出港 - 10/28 カヤオ ペルー
10/29 停泊
10/30 停泊
10/31 出港 - 11/6 イースター島 チリ
- 11/15 パペーテ タヒチ
- 11/20 アピア サモア
- 12/1 横浜
12/2 神戸
前向きに、新たな楽しみを見つけることにしました。
=追記=
出航2ヶ月前の航路変更から、さらに寄港スケジュール変更も度重なりました。詳細は次の記事をご覧ください。
乗船予定者の反応は?
航路が変更されるかどうか分からなかったときが一番辛かったように思います。当時の私のエックスの投稿です。
夏出発の #ピースボート
を予約していて、キャンセルするなら来月中旬まで。
それ以降はキャンセル料がかかるんだよね。
戦争でスエズ運河が通行できなくて、ルートが変更になる可能性大。
今運航しているどのクルーズ船も南アフリカの喜望峰を迂回するコースに変更になってる。
楽しみにしていたエジプトや地中海の国々が、すべてアウトなんだよね。
コロナが終息したと思ったら、次は戦争。
平和はいつおとずれるのやら😭
出発の2ヶ月前の航路変更ですが、この世界情勢では仕方がないと思っています。参加者の反応はまちまちのようです。私が聞いた参加者の皆さんの反応は次のような感じです。
- ハワイを楽しみにしていたのにがっかり
- エジプトがなくなってがっかり(同感)
- オーロラ鑑賞が残って良かった(同感)
- ペルー(マチュピチュ)が残って良かった(同感)
- 南アフリカは遠い地なので、この機会に楽しもう(同感)
- 寄港地が減ってがっかり(同感)
- 船上生活が増えて損した気分(同感)
などなど。人それぞれ、皆さん思いが違いますね。私も同感する部分が多かったですが、行ったことない場所だらけなので、前向きに、どの地も楽しもうと思います!
年3回の世界一周航路の紹介
ピースボートの世界一周クルーズは、春、夏、冬の年3回出航されています。2024年は117、118、119回です。私が参加するのは118回で夏出航のクルーズになります。それぞれ、四季折々の絶景と出会い、各地の文化や人々と触れ合うことができる素晴らしい旅です。各出航時期ごとの特徴をご紹介します。
春出航のクルーズ
春から夏にかけては、クルーズ旅行のベストシーズンです。春本番の日本を出航し、初夏の地中海や北欧、常夏のカリブ海、そして美しい夏のアラスカを訪れます。特に、ノルウェーのソグネフィヨルドやアラスカの巨大な氷河を本船で遊覧することがハイライトとなります。ヨーロッパや北欧を中心に多くの寄港地を訪れるため、美しい街並みや世界遺産を楽しみたい方に人気です。
夏出航のクルーズ
夏出航のクルーズでは、北欧の夜空を彩るオーロラや憧れの世界遺産を巡ることができます。地中海やアドリア海、南北アメリカ大陸、南太平洋など、幅広い地域を一度の船旅で訪れることができます。初めて世界一周をする方や、一度の旅で多くの地域を訪れたい方におすすめです。
冬出航のクルーズ
12月の日本を出航し、真夏の南半球へと針路をとります。雄大なサファリやナミブ砂漠、パタゴニアなど、息をのむような自然の光景と出会えます。また、喜望峰とマゼラン海峡を通る「南回り世界一周クルーズ」を日本で初めて達成したのはピースボートクルーズです。南極大陸やソウェトなど、個人旅行ではハードルの高い場所を訪れることができるのも魅力です。
まとめ
個人によって、行きたい国や地域が違いますね。私はオーロラとマチュピチュが魅力に思えて夏出発の118回クルーズを選びました。今回の航路変更で、この2つは変更にならなかったのでホッとしています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではでは。