こんにちは、ピースボートの世界一周クルーズから帰国したAppy(アッピー)です。
今回は、私が航海の後半から思い切って参加した「水彩画教室」についてご紹介します。
「やってみたいけど、難しそう…」「必要な道具はどう揃えるの?」など、不安を抱えている方もきっと多いですよね。
私自身、完全な初心者でしたが、実際に飛び込んでみると想像以上に充実した時間を過ごせました。
ここでは、体験談や必要な道具、Q&Aなどをわかりやすくまとめてみました。
お恥ずかしながら、私の拙い作品も写真付きで掲載していますので、ぜひご覧ください!
ピースボート118回クルーズに乗船しました!
Appy(アッピー)|旅行大好き50代
会社を退職し、夢だった世界一周へ✨
「乗ってみたいけど実際どう?」と迷っている方へ、リアルな体験談をお届けします! 乗船予定の方には、準備・船内生活・寄港地情報も紹介。旅の参考にどうぞ!
初心者でも安心!ピースボートの水彩画教室とは?
ピースボートのクルーズには「カルチャースクール」という公式プログラムがあります。専門の講師が乗船し、乗客が気軽に参加できる教室を開催しているんです。ラインナップは、社交ダンス・サルサ・水彩画・太極拳・ノルディックウォーキング・ヨガなど盛りだくさん!
- 公式カルチャースクール:ピースボート主催のため、講師が専門的に指導してくれる
- 自主企画イベント:乗客が企画・運営する(麻雀や語学交流会など)
私は「麻雀をやるか水彩画をやるか…」と迷いに迷った末、航海後半から水彩画教室に参加。初心者ながら、とても充実した時間を過ごせました。いま思えば、もっと早く参加していればよかった! という軽い後悔はあるけれど、前半は前半で別の楽しみがあったので、そこまで深刻ではありません(笑)。

【道具リスト】水彩画教室で必要なもの
基本セット|筆・絵の具・スケッチブックなど
絵の具
- 先生おすすめは「ホルベイン(HOLBEIN)の18色セット」発色が良いらしい
- 船内価格で約5,200円だった(日本国内よりかなり高め)
- お家にある普通の水彩絵の具でもOK

筆
- 2~3本あれば十分(太め・中くらい・細め)
- 船内ショップで売っているが、かなり割高

スケッチブック(画用紙)
- 船内で買うと高いので、事前に持ち込む方がオススメ
- 厚手で大きめの水彩OKなタイプを選ぶ(100均の薄いツルツル紙は×)
- ダイソーでも300円出せば、それなりにしっかりした画用紙があるらしい

パレット
- 100均のものでも十分
- 船内では売り切れていた

筆を洗う水入れ
- 何でもOK
- 小さいコップやプラスチック容器が別途あると便利

鉛筆(HB)と鉛筆削り
- 下絵を描く際に必須
- 船内は高い!
- 鉛筆削りはカッターナイフでも十分

消しゴム(練りゴムがベスト)
- 下絵を描く際に必須
- 船内は高い!


あると便利なアイテム
マスキングインク
- 塗り残したい部分をマスキングし、最後に剥がすとキレイに白を出せる
- 船内ショップではすぐ売り切れに…ネットや画材店での事前購入が◎
- 筆が固まりやすく痛むので、マスキング用に古い筆があればBetter
- マスキングインクを洗い流すための、水を入れるカップがあると便利
- マスキングインク
この記事の終わりに使い方説明あり!
アクリルの白い絵の具
- 上から白を塗りたいときに便利
- 水彩絵の具だけだと、重ね塗りしたときに、真っ白を出すのが難しい場合がある
追加の画用紙やスケッチブック
- やればやるほど消費が早い!
- 本気で取り組む方は、多めにあっても損はない
実際にかかった費用は?
道具一式を船内売店で購入:
- 船内で買ったので、絵の具・筆3本・パレット付き絵の具・キャンバスなど、
合計15,000円ほどになりました。 - 日本国内価格の約2倍くらい…、いやそれ以上かも。
節約したいなら事前購入がベスト
- 旅立つ前に「水彩画をやる」と決めていれば、画材店やネット通販で揃えておくと◎
- 船内ショップでは在庫切れもあるので、欲しいものは前もって用意しておくと安心
私は全てを船内で揃えたのですが、「高いよね…」と思いながらも、「続けねば!」という後押しになりました(笑)。

初心者だけど大丈夫?船上で始める水彩画ライフ
私は絵を描くのは高校の美術の授業以来。正直「水彩画ってハードル高そう」「みんな上手い人ばかりでは?」と思っていました。でも、クラスはみんなでワイワイと描きながら雑談もできるアットホームな雰囲気!
- 最初は大人数でスタート
- だんだん参加者が減り、席に余裕が出る
- そのおかげで先生の指導が手厚くなる
- 周囲のベテランさんも優しくアドバイスしてくれる
私が参加した後半のタイミングは、教室がすでに落ち着いていて、とにかく丁寧に指導していただきました。「絵を完成させるなんて、人生で初めてかも!」というレベルの私でも、どうにか形にできたのは先生とクラスメイトのおかげです。
途中参加するメリット・デメリット
水彩画教室は最初から参加したほうが作品数を増やせたり、先生のレクチャーをすべて聴けたりするのでベストですが、実は途中参加でも問題ありません。ここでは、そのメリットとデメリットを整理してみました。
メリット
- 少人数でゆったり
人数が落ち着いた時期に参加できるため、先生の個別指導をじっくり受けやすい。 - ウェルカムな雰囲気
あとから来ても「大歓迎!」ムードがあるので、周囲に気兼ねなく始められる。 - 展示作品を見てイメージが湧く
中間発表などを観覧してから参加を決められるため、作品の方向性を検討しやすい。
デメリット
- 一部の描き方を聞き逃す
先生の基礎レクチャーを最初から受けられない場合がある。 - 完成までの時間が短い
水彩画は思った以上に時間がかかるため、1作品に10時間以上かける方も珍しくない。 - 道具が売り切れる可能性
後半になると船内ショップの在庫(マスキングインク、白いアクリル絵の具、パレットなど)が不足しがち。 - 「もっと早く始めればよかった!」というプチ後悔
クルーズ半分を過ぎてからでは、作品を量産するのが難しい。
私も本当は、あと何枚か描きたい作品があったので、少し心残りはありました。でも、そのぶん前半は別のイベントをめいっぱい楽しめたので、大きな後悔にはなりませんでした。
クルーズ中は時間も体力も限られている分、「どこに力を注ぐか」が悩みどころですよね。とはいえ、自分のペースを大切にしながら楽しむのが、船旅の醍醐味だと思います。
実際、中盤以降に「やっぱり水彩画をやりたい!」と復帰した方もいらっしゃいましたよ。

どんなことを教えてくれるのか?

水彩の道具選びから技法の基本、風景や人物などの描き方まで幅広く学べます。初心者も経験者も、自分のペースでスキルアップできるのが魅力です。
- 基本的な道具の使い方・選び方
- 水彩ならではの技法
- 構図・デッサン・遠近法
- 海や山、空、樹々、動物、人物などの描き方
- 水彩絵の具のテクニックとパレット上での色づくり

描く内容や画材について
書く作品の強制はなく、何を描くかは本人次第です。実は、道具も自由で、必ずしも水彩絵の具だけでなく、クレヨンや色鉛筆など好きな画材を使っている方もいらっしゃいました。
教室の雰囲気・クラス形態
118クルーズの場合、A、B、C、D、E、F の6つにクラス分けされました。初級とかのレベル別の区分はありません。Fクラスは中国語の通訳が入るクラスで外国人だけのクラスです。

スケジュール
2日に一度、1クラスあたり1時間。A、B、CクラスとD、E、Fの教室が1日交代で開催される感じです。6階のイベントルーム1、2、3が常に貸切状態となり、水彩画教室が牛耳っていました。
前半20分ほどは先生のレクチャー、終了15分前には片付けの合図があり、集中して描けるのは約30分。あっという間に過ぎてしまいました。
展示会に出品!初めてでも大丈夫

ピースボートの水彩画教室では、クルーズ中盤と終盤に展示会が開かれます。初心者でも一枚でも形になれば出品できるのが嬉しいところ。私も合計3作品を描いて、そのうち2枚を展示しました。
実はこの3枚、すべて先生の作品を模写したんです。「模写なんてアリ?」と思うかもしれませんが、これが意外と楽しくて夢中になりました。
1作目はまるで幼稚園児が描いたような仕上がりに…。絵の具を重ねすぎて、水彩画なのか油絵なのか分からなくなるほどで、情けなくなりました。
2作目も「塗りすぎの罠」にハマりかけたので、早めに切り上げ。1作目を反省して描いたのに、「とほほ」の仕上がりです(笑)。
- 1作目 幼稚園児(涙)
- 2作目 とほほ(汗)
3作目は、これまでの失敗を活かそうと慎重に進めたのですが、やっぱり「どこで筆を止めるか」が水彩画の難しさ。塗りすぎると沼にハマるという先生の言葉を実感しました。
それでも、新しい趣味にチャレンジして作品を展示できたのは大きな達成感。最初は拙い仕上がりでも、描いてるときは楽しかったのです。

マスキングインクの使い方
私が公園の絵(3作目)を描いたときの例を元に、マスキングインクの活用法をご紹介します。噴水やチューリップの白い部分など、白く残したい箇所に最初にマスキングインクを塗り、絵の具で塗り終えた最後にピロピロと剥がすだけで、簡単に白さを引き立たせることができるんです。
- 噴水の白い部分をマスキングインクで保護
- その上から絵の具を大胆に重ね塗り
- 最後にインクを剥がすと、真っ白な部分が残る
これだけで、まるでテクニックがあるように見える仕上がりになります(先生曰く、まさに“時短グッズ”だそう)。
作品を完成させるコツ(私が言うのもなんですが…)
- 焦らずコツコツ
一気に描き上げようとすると雑になりがち。 - 遠慮なく質問
先生やベテランさんに聞くと、驚くほど目からウロコのアドバイスがもらえます。 - 自分のペースを大事に
楽しむ気持ちが一番。無理をすると疲れてしまうので、のんびり続けるのが上達の近道です。
感謝を込めて「水彩画ありがとう会」
クルーズ終盤には、水彩画教室のメンバーが一堂に会する「水彩画ありがとう会」という感謝イベントが開かれました。これまで共に作品を仕上げてきた生徒たちが全員集合し、締めくくりにふさわしい和やかな時間でした。

イベントの目玉は、何と言ってもクイズ&じゃんけん大会。ここでは、先生が実演用に描いたデモンストレーション作品や、販売用の絵を勝ち取れるチャンスが用意されていました。自分ではなかなか手が届かない先生の画をゲットできるチャンスがあるとあって、会場は大いに盛り上がります。
「どれが当たるか分からない」「絶対に勝ちたい!」といった熱気に包まれ、いつもの真剣な絵筆を握る雰囲気とはひと味違う、弾ける笑顔があちらこちらに見られました。
あいにく、この感謝イベント当日は先生が体調を崩されて欠席。それでも、生徒全員に向けて熱いメッセージが届けられました。メッセージには、これまでの努力を称えたり、日常でも、この経験を糧に描き続けてほしいという先生の想いが伝わりました。

まとめ:水彩画で広がる船旅の楽しみ
ピースボートでの水彩画教室は「新しい趣味を見つけたい」「旅の思い出を形に残したい」という方にぴったりのアクティビティでした。私は途中参加でしたが、先生や周りの仲間に助けられながら思いのほか集中して描けたし、展示会にも出品できて大満足。
- 水彩画は準備と継続が命:道具の事前準備をしっかりすれば、船内でもバタバタしない
- ハードルは高くない!:初心者でも先生のサポートや、マスキングインクなどの便利グッズを使えば楽しめる
- 早めの参加がオススメ:作品をたくさん描きたい方は、早い段階でクラスをのぞいてみよう
私の場合は「もっと早く始めればよかったかな」という気持ちも少しあるものの、後半スタートでかえってじっくり取り組めたのも事実。船旅はスケジュール盛りだくさんなので、自分のペースや他のやりたいこととのバランスを考えて参加するのがベストです。
皆さんも素敵な作品を生み出せますように!
ぜひ船上での新しいアートライフ、楽しんでください!
よくある質問(FAQ)
始めたい方が疑問に思うことを質問形式で回答します。これから参加する方の参考になれば幸いです。
Q. 初心者でも船内で道具を揃えられますか?
A. 船内ショップにも基本の道具セットはあります。ただし割高になる場合があるので、乗船前に画材店やネット通販で揃えるのがオススメです。
Q. いくらぐらい費用がかかる?
A. 私の場合、絵の具・筆などを船内で買い揃えて約15,000円でした。事前に準備すれば半額の半額ぐらいにもできると思います。
Q.絵具、筆、水入れ、スケッチブック以外に必要な物は?
A. パレットは忘れがちですが必須。さらに、鉛筆(HB)・消しゴム(練りゴム)・マスキングインクがあると作品の幅が広がります。
Q.スケッチブックは100均でいい?
A. 100均の中でも、薄いツルツル紙は水彩向きではありません。ダイソーには300円の厚手スケッチブックがあり、これなら大丈夫という声がありました。とはいえ、最終的には自己責任で選んでくださいね。
Q.マスキングインクはどんな効果があるの?
A. 下描き直後に塗り、その部分だけ絵の具が乗らないように“保護”する道具。乾いた後に剥がすと白い部分が残るので、初心者でもメリハリのある作品に仕上がります。先生曰く「時間短縮になる便利グッズ!」だそうです。
Q.絵の具は高価なものを買うべき?
A. こだわり派は、ホルベインなどの専門メーカーのものを揃えると色の発色や混色が楽しめますが、家にある一般的な水彩絵の具でも十分始められます。
「船内ショップで買うと割高」「ご自宅にあるなら持参すればOK」というのが多くの先輩方の意見でした。