こんにちは、Appyです。
ピースボートでのインターネット利用は、想像以上にハードルが高いです。
ギガが一瞬で消えた、設定ができず諦めた、そんな声を何度も耳にしました。
船内Wi-Fiは高額で不安定なうえ、スマホの設定を間違えると“知らない間にギガが爆消失”してしまうことも…。
この記事では、実際の体験をもとに「ギガを守るスマホ設定」「節約テク」「使わなかった人たちの選択」まで、わかりやすくまとめています。
出発前に読んでおくことで、大きな損やストレスを避けることができるはずです。
ピースボートのWi-Fi、どうなってるの?
ピースボートでは、乗船中にインターネットを使うには、船内専用Wi-Fi(有料)に接続する必要があります。これは、陸上の通信キャリアではなく、衛星通信「スターリンク」を利用しており、地球のどこにいても一応つながる…という建前なのですが――
実際には、「つながらん」「つながっても激遅」「ギガが一晩で消えた」など、トラブルが続出。船内ではまるで“Wi-Fi難民”のような声があがっていました。
料金:とにかく高い。1GB=10ドル!
ピースボートのWi-Fiはギガ単位で販売されています。最近では30GBのお得プランも登場したものの、それでも割高感は否めません。
2025年4月出航 第120回クルーズのWi-Fi料金
- 1GB:1,460円
- 10GB:13,140円
- 30GB:29,200円
「15分で1GB消えた」「一晩で10GB消滅」
特に問題になったのが、ギガの“爆速消費”現象。
「たいして使ってないのに、勝手にギガが減った」「LINE見ただけで数GB消えた」などの報告が相次ぎました。
ある人は、1GBがたった15分で消失し、またある人は「10GB買って、一晩寝て起きたらゼロになっていた」と…。
これには、スマホのバックグラウンド通信や自動アップデートなど、知らぬ間にギガを消費する仕組みが関係しているのですが、Wi-Fi初心者にとっては“意味不明のギガ損失”。
説明会ラッシュと、使えない人続出の現実
その混乱ぶりを象徴するのが、Wi-Fi設定の説明会が何度も開催されたこと。
にもかかわらず、「1週間たっても繋がらない」「設定できず諦めた」という人もいて、特に高齢の乗船者にはハードルが高すぎたようです。
実際、乗船直後のショップは毎日人だかりで、「私のスマホ、壊れてるんですか?」という声が飛び交っていました。
スターリンクの不安定さにも原因あり?
もうひとつ問題なのが、船内ネットの心臓部「スターリンク」自体の不安定さ。
「つながってたのに急に切れる」「再設定したら復活した」という声が多く、ギガが減るだけでなく、繋がらないことも多発。
そのうえ、データ使用量のメーターがバグっていることもあり、「昨日まで9.5GBあったのに、今日0GBと表示された!」という恐怖体験も…。

よくあるギガ消費トラブル
ピースボートのWi-Fiは、ただ「高い」「不安定」なだけでは済まされません。
本当に困るのは、“気づかないうちにギガが減っている”という現象です。
トラブル1:バックグラウンド通信の罠
スマートフォンは、操作していない間も、裏で通信を行っていることがあります。
特に以下の機能が、無意識のうちに大量のデータを使う原因となります。
- 写真・動画の自動クラウド保存(iCloud/Googleフォトなど)
- メールのプッシュ通知受信
- 天気・カレンダー・地図アプリの自動更新
- アプリのバックグラウンド更新
iPhoneやAndroidでは、初期設定のままだとこれらの機能がONになっていることが多く、Wi-Fiに接続した瞬間、大量のギガが一気に消費されるケースがあります。
トラブル2:SNSトップ画面の自動読み込み
LINEやInstagram、Facebook、X(旧Twitter)などのSNSも注意が必要です。
トップページを開くだけで、動画や広告が自動で読み込まれ、知らないうちに数十〜数百MBが消費されることがあります。
特にInstagramの動画やストーリーズは、通信量が大きいため、短時間の閲覧でも1GB近く使ってしまうこともあります。
トラブル3:アプリやOSの自動アップデート
アプリやスマートフォンのOSは、定期的にアップデートされますが、そのデータ量は非常に大きく、数百MB〜1GB以上になることもあります。
Wi-Fi接続時に自動でダウンロードが始まる設定になっていると、知らぬ間に多くのデータが使われてしまいます。
トラブル4:ギガ残量表示の不具合
最も混乱を招くのが、データ残量表示の誤作動です。
例えば「昨日の時点で9.5GB残っていたはずなのに、翌日突然0GBと表示されていた」という声が複数あります。
その後、再設定を行ったことで正しい残量表示に戻ったという報告もあり、
「本当はギガが残っていたのに、誤って使い切ったと表示されていた可能性がある」と指摘されています。
原因がスマートフォン側なのか、Wi-Fiシステム側なのか明確には分からず、不安やストレスの原因になっています。

出発前にしておくべきスマホ設定
ピースボートのWi-Fiを少しでも無駄なく使うためには、乗船前にスマートフォンの設定をしっかり見直しておくことがとても重要です。
「知らない間にギガが消えた」というトラブルの多くは、事前準備で防ぐことができます。
ここでは、iPhone・Android共通の基本設定と、それぞれの機種ごとの対策ポイントをご紹介します。
【共通】必ずやっておきたい基本設定
1. モバイルデータ通信の制限
Wi-Fiに接続しているつもりでも、電波が不安定な船内では、自動的にモバイルデータに切り替わることがあります。
「データローミング」をOFFにすることで、予期せぬ海外通信を防げます。
2. 自動アップデートの停止
- アプリの自動更新
- OS(iOS/Android)の自動更新
この2つは必ずOFFにしておきましょう。数百MB〜1GB単位で通信を消費する原因になります。
3. 写真・動画のクラウド同期を停止
iCloudやGoogleフォトなどの同期機能も、Wi-Fi接続時に自動でアップロードが始まることがあります。
船内では同期機能を一時的に停止しておくのが無難です。
【iPhone編】設定のチェックポイント
- 「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」をOFF(必要に応じて)
- 「設定」→「Appのバックグラウンド更新」→「オフ」
- 「設定」→「iCloud」→「写真」→「iCloud写真」をOFF
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」→「自動アップデート」をOFF
【Android編】設定のチェックポイント(機種により名称は異なります)
- 「設定」→「モバイルネットワーク」→「データローミング」をOFF
- 「設定」→「アプリと通知」→「アプリの自動更新」をOFF
- 「設定」→「アカウント」→「Google」→「データの自動同期」をOFF
- 「設定」→「ソフトウェア更新」→「自動ダウンロード」をOFF
【補足】使わないアプリは削除 or 無効化
乗船中に使う予定のないアプリは、削除または一時的に無効化しておくのもおすすめです。
特にニュース系・動画系・ナビ系アプリは、起動時に自動通信することが多いため、誤作動によるギガ消費を避けられます。
「この設定をしていたおかげで、ギガが全然減らなかった!」という声も実際にありました。
スマホの設定を見直すだけで、数十ドル分のギガを守ることにつながります。
船内でできるギガ節約テク&容量対策
ピースボートに乗ってWi-Fiを使うなら、“どう使うか”より“どう使わないか”が大事です。
ここでは、実際に効果があった節約テクニックと、スマートフォンの容量管理についてもご紹介します。
ギガを減らさない使い方のコツ
LINEはテキスト中心に。画像やスタンプは控えめに
LINEスタンプは、実は画像データとして送受信されているため、通信量がゼロではありません。
特に動くスタンプや大きな画像付きのスタンプは、まとめて送るとそれなりのデータ量になります。
船内では、文字だけのやり取りに絞ると安心です。
SNS投稿は寄港地で。船内では下書きだけ
InstagramやXなどのSNSは、船内では「投稿用の下書き」までにとどめておき、寄港地でフリーWi-Fiに接続したときにまとめて投稿するのが賢い方法です。
アプリの「省データモード」を活用する
Instagram、YouTube、LINEなど、アプリごとに「データセーバー」や「省データモード」が搭載されていることがあります。
アプリの仕様によって設定場所や名称が異なるため、使うアプリごとに事前に確認しておくのがおすすめです。
※アプリのアップデートによって設定場所が変わることもあるため、最新情報に注意。
ログイン/ログアウトをこまめに
Wi-Fiに接続している間は、スマホがバックグラウンドで通信を続けてしまう場合があります。
使用時だけログイン→終わればログアウトを心がけることで、無駄なギガ消費を防げます。
容量対策:スマホの“パンク防止”も忘れずに
iCloudの同期を切ってWi-Fiを節約しようとすると、写真や動画はスマホ本体に保存されることになります。
ここで問題になるのが、本体容量。
iPhoneのAppy体験談:128GBでは足りなかった
私は乗船当初、iPhone15(128GB)を使っていて、iCloudはあえてオフ。
ところが終盤で容量が足りるのかあやしくなり、写真や動画の整理をはじめました。
帰国後、iPhone 16 Pro(512GB)に買い替えました。
このとき「最初からもっと容量に余裕を持っておけば気にせずすんだのに」と痛感しました。
容量不足を防ぐヒント(PCがない場合)
- こまめに不要な写真・アプリを削除する
- 動画は短め&低画質(720p/480p)で撮影する
- Live Photosや連写機能は控えめに使う
- スマホだけで旅行記録を取りたい人は、記録用アプリの活用も一案
LINEの意外なギガ消費にご注意
LINEは、文字だけのやりとりならほとんど通信量はかかりません。
でも、スタンプや写真を送ると、一気にギガを使ってしまうことがあります。
特に注意が必要なのは、「動くスタンプ」や「孫の写真で作った自作スタンプ」、
それに、「写真をそのまま(オリジナル)で送ってしまう」パターンです。
Wi-Fiが高くてギガ数に限りのある船内では、
知らないうちに数百MB〜1GB以上が一気に減ってしまうこともあります。
LINEでよく使う機能と通信量の目安
内容 | 通信量の目安(1回) | 約1GBでできる回数 | 備考 |
---|---|---|---|
文字だけのメッセージ | 約1KB | 約100万回 | ギガ消費はほぼゼロ |
通常スタンプ(無料のもの) | 約10〜50KB | 約2〜10万回 | 静止画スタンプ |
動くスタンプ(アニメ系など) | 約200〜500KB | 約2000〜5000回 | ギガ消費は動画並み |
自作スタンプ(孫の写真など) | 約500KB〜1MB | 約1000〜2000回 | 写真データは特に重くなりやすい |
写真(通常モード) | 約1〜2MB | 約500〜1000枚 | 設定を変えていないとこれ |
写真(省データモード) | 約200〜500KB | 約2000〜5000枚 | ギガ節約にはこれがおすすめ |
写真(オリジナル画像) | 約3〜5MB | 約200〜330枚 | 高画質なまま送ると非常に重い |
ギガ節約のポイント
- LINEはできるだけ文字メッセージでやりとりを
- スタンプは使いすぎに注意(特に動くスタンプ)
- 写真は送信前に「省データモード」になっているか確認を
ネットに頼らない生活を選んだ人たち
実際に、こんな声がありました。
- 「設定が難しくて諦めました」
- 「Wi-Fiが不安定でストレスになるくらいなら使わない方がマシ」
- 「何度やっても繋がらず、もういいかと開き直りました」
- 「一晩で10GB消えた…こわくてもう使えない」
特にシニア世代の方を中心に、「もうネットは使いません」と割り切った方が多く、船内では“オフライン生活”を満喫する人たちの姿も見られました。
昔ながらのやりとりが、ちょっと楽しい
ネットを使わない代わりに、船内ではアナログな手段でのコミュニケーションが活躍していました。
- 掲示板の伝言メモ
- 船内電話(部屋への内線)
- 船内新聞(紙)での情報チェック
- ドアに付箋を貼る、ホワイトボードを設置して伝言メモに
- 手書きのスケジュール帳・旅日記
「若い頃みたいに紙に戻った感じで、これはこれで楽しい」という声もありました。
私自身も、お友達のほとんどがアナログ派だったので、ドアに連絡事項を貼ってやりとりしたり、船内電話を使ったり…。
時には「〇〇さん、どこにおるんかな?」と、船内を探し回ることもありました。
それがまた運動になって、思いがけず健康的でした。
オフライン生活のメリット
Wi-Fiをあえて使わなかった人たちからは、こんな感想も。
- 「スマホを見ない分、目の前の景色に集中できた」
- 「夜ぐっすり眠れるようになった」
- 「人との会話が増えて、思い出深い旅になった」
- 「ネットに縛られない生活がこんなに快適だとは思わなかった」
もちろん、情報をすぐに調べたり、SNSに投稿したりはできません。
でも、「それがかえってよかった」と話す人も少なくありませんでした。
おわりに
ピースボートの旅では、Wi-Fiを「どう使うか」だけでなく、「使わないという選択」もまた、ひとつの過ごし方です。
どちらを選ぶかは人それぞれ。でも、どちらの選択にも、それぞれの楽しみ方と工夫がありました。
“ネットが使えない”ではなく、“ネットがなくても楽しめる”。
そんな船旅のスタイルも、案外いいものかもしれません。
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Wi-Fi費用節約方法で、本記述以外に私が思う事です。
ネット環境に不慣れな人は、まずは慣れるまで1GBの購入をお勧めします。
割安感から5GB/10GBのものを購入したい気持ちは分かりますが、知らぬ間にギガが無くなった。と聞きますので、被害を最小限にするためです。
まるちゃん、こんにちは!コメントありがとうございます。
不慣れな人は、1GBずつ買うっていうの、賛成です。
実際、どれぐらい使うかも分からないので、最低限購入した方が安心です。
扱いに慣れてきたら、容量を大きくしていくのが良さそうです。