エジプト旅行記 連載中! PR

【エジプト旅行記④】ナイル川クルーズ「ACAMAR号」2日目

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こんにちは、Appyです。

エジプト旅行5日目は、クルーズ船2泊目からスタート!
日中は最高気温25度ほどと温暖なものの、朝晩は砂漠気候で肌寒い。結局ライトダウンが手放せない状況です。

早朝コム・オンボ神殿へ。午後からはエドフのホルス神殿馬車で向かい、エスナの水門を通過して夜はガラベーヤパーティーで大盛り上がり…と、今回もハードスケジュールながら充実度も最上級です。

このクルーズ船には、日本人がたくさん乗船していて、高額ブランドツアーから、私たちのような最安クラスのツアーまで様々。添乗員さんからツアー代金の差をリアルに聞き、お得なツアーだったんだなあと再発見。ACAMAR号は高級な船なのよね。

日本人同士、観光地や船内で顔を合わせる機会が多いので、自然と顔見知りになってきました。海外なのに日本人が多くて、なんだかピースボートを思い出す光景…(笑)。

 

前回の記事はこちら↓

【エジプト旅行記③】ラムセスデーの夜明け大混雑→ナイル川クルーズへ年に2回だけの「ラムセスデー」でアブシンベル神殿を体感! 朝日の光がラムセス大王を照らすカオスな瞬間から、未完のオベリスクを外観見学しつつアスワンへ戻り、5つ星ナイル川クルーズに乗船。ファルーカ遊覧など、 エジプト旅の魅力満載でお届けします!...

 

エジプト9日間の旅 Now
1 関空発(深夜便)→ドバイ経由(機内泊)
2 カイロ到着→エジプト考古学博物館 (カイロ泊)
3 早朝フライトでアスワンへ → イシス神殿 →バスでアブシンベル(アブシンベル泊)
4 ラムセスデー朝日 → アスワンへ戻る→ナイル川クルーズ開始(クルーズ泊)
5 コム・オンボ神殿 →ホルス神殿→エスナの水門(クルーズ泊)
6 ルクソール西岸&東岸観光(王家の谷など)→(クルーズ泊)
7 クルーズ下船→ギザの3大ピラミッド観光(カイロ泊)
8 サッカラ、ダハシュール観光→カイロ発(夕刻便)→ドバイ経由(機内泊)
9 関空着

 

アッピー
アッピー

ピースボート118回クルーズに乗船しました!

Appy(アッピー)|旅行大好き50代
会社を退職し、夢だった世界一周へ✨

「乗ってみたいけど実際どう?」と迷っている方へ、リアルな体験談をお届けします! 乗船予定の方には、準備・船内生活・寄港地情報も紹介。旅の参考にどうぞ!

朝6時45分集合:コム・オンボ神殿へ

クルーズ船で迎える朝は意外とハード。朝食前に観光へ出かけるため、6時45分に船のフロントに集合です。「クルーズだからもっとのんびりかと思ったら、全然違っていました。

コム・オンボ神殿の二重構造とワニのミイラ

コム・オンボはアスワンからナイル川を約46km北上した場所にあり、プトレマイオス朝時代に建てられたため、どこかギリシア風の印象が特徴的。ここはワニ神ソベク鷹神ホルスを同時に祀る珍しい“二重構造”の神殿として有名です。

凶暴で危険なイメージのあるワニが、ここでは神聖な存在として大切に扱われています。

ワニのミイラがずらりと並ぶ博物館も併設されていました。古代エジプトでは神聖な存在をミイラにすること自体“最高の敬意”を表す行為だったらしいんです。

ワニのミイラワニのミイラ

次の写真のモチーフは古代エジプトの壁画や宝飾品によく登場する、涙のようなラインが特徴的な目のマーク。「ホルスの目」と呼ばれています。神話によれば、ホルスがセトとの戦いで失った片目をトト神の力で治癒したことが由来とされ、「再生」「護り」「健康」などの意味を持つ強力な護符として扱われました。

ホルスの目ホルスの目

 

アッピー
アッピー
帰り道は、いつもの商売人攻撃。子供達も「ワンダラー!ワンダラー!」

朝食と自由時間 ナイル川クルーズ船「ACAMAR号」を散策!

コム・オンボ神殿を見学してから船に戻り、朝食をいただくためレストランへ。遺跡見学は朝飯前です(笑)。ビュッフェスタイルで、オムレツが特においしかった。残念ながら、エジプトのコーヒーって、どうもイマイチ。

レストランのスタッフ達は陽気で、ナフキンを使ってワニの形を作ってくれてびっくり! どうやら先ほどコム・オンボ神殿でワニ三昧だったのを知ってのことみたいですね。

ACAMAR号のスタッフはフレンドリーで親切!

エジプト旅行というと、物売りにしつこく声をかけられるイメージがありますが、基本的には優しい人が多いんじゃないかと感じています。ヨーロッパのようなスリの話もあまり聞かないし、南米みたいに襲われるという噂もほぼ耳にしません。生活のために、子供から老人に至るまで、物を売って生計を維持しているわけです。

結局のところ、「観光客がお金を持っている」と知ってて商売人たちが寄ってくるので、そこが“ウザい”と感じる最大の原因なのでしょうね。私としては、エジプトの印象は「人懐っこいけど商売が激しい」といったところです。

その後、12時まで自由行動。夜のガラベーヤパーティーに向けて船内ショップへ行きました。エジプトの民族衣装やヘッドアクセを探していたら、同じツアーメンバーが8人ぐらいで価格交渉が始まり、お店のお兄さんがタジタジに…。でも無事ディスカウント成功で、みんなで大盛り上がり。

ガラベーヤパーティーとは:
「ガラベーヤ」とは、エジプトの伝統的な長いワンピース風の衣装のこと。船内パーティーでは、ゲストがこの衣装を着て踊ったりゲームをしたりして盛り上がります。即席のファッションショーが始まることもあり、エジプト流の陽気なお祭り気分が味わえる人気イベントですよ!

船内をゆっくり散策してみました。船の一番上の階へ。青空は広がっていたけれど、風がびゅうびゅう吹いていて予想以上に寒い! でも、風が心地よくて気分はいいですね。

さすがにプールで泳いでいる人は誰もいませんでした。ガイドさんから「泳ぎたいなら水着を持ってきて」と言われていたけど、結果的に持参しなくて正解。

船内にはジムもあって、元気なツアーメンバーは早速利用していました。私は疲れ切っていて、正直そんな余裕はなかったんですけどね…。でも改めて感じたのは、体力の差って年齢だけでは決まらないということ。海外旅行を楽しめる人って、本当に元気で健康だなぁ、と実感しました。

船内にはエステや足ツボマッサージなどのリラクゼーションメニューも用意されていました。実際、自由時間があまり取れないスケジュールだから、利用する人がいるのかと疑問でした。

船内にはジュエリーショップもあって、18金のペンダントトップにアラビア文字で名前を入れ、数日後に受け取れるというサービスをやっていました。私も一応見てはみたのですが、最近の円安と金価格の高騰ぶりにびっくり…。

一番小さなペンダントトップですら7万円。メレダイヤがついていたら10万円級とは! 気軽に買えるものではないのですね。いつから、こんなに高くなったの〜?

ツアーメンバーの方が、少しボリュームのあるブレスレットの値段を尋ねたら、なんと100万円クラスだったらしく…。さすがにそれは残念というか、もう手が出ませんよね。

午後:エドフのホルス神殿へ、馬車で移動!

エドフの町に着くと、馬車ホルス神殿へ向かいます。ナイル川沿いの道路にはずら~っと馬車が並んでいて、私たちは予約済みの馬車に2人ずつ乗車して出発しました。
砂埃がすごいので、マスク必須! 馬車の前座席に座ると落ちる危険があるらしく、後ろに乗るように指示あり。

エドフの馬車は「チップ込み」! 追加要求は無視でOK

馬車代金にはチップも含まれていると添乗員さんから説明がありました。つまり、何度「チップちょうだい」と言われても払う必要なし!
馬車の御者は笑顔で「写真を撮ってあげよう」「前の席に座ってみて」「手綱を持ってごらん」など、いろいろ誘惑してきますが、基本は「ノー・サンキュー」と無視するのが鉄則。

また、馬車番号を覚え、帰りも同じ馬車を利用するように厳重注意されました。他の馬車に間違って乗ると大変です。なんせ勧誘が凄いですから。

馬車に乗って街を走っていると、子どもたちが手を振ってくれたり、笑顔を向けてくれたりして、なんだかほっこり。馬車移動は街並みがしっかり見られて、街の活気も感じられて楽しい時間でした。ほかのツアーは大型バスで移動していたので、私たちはラッキーだったかも!

大規模な塔門が圧巻! ホルス神殿

馬車で、ホルス神殿に到着!
ホルス神殿は、エジプトの鷹神「ホルス」を祀る大規模な神殿。プトレマイオス朝時代(紀元前3世紀~紀元前1世紀)に建てられたもので、第一塔門は、高さ約36mもあり、巨大!  iPhoneでギリギリ入りました。

ホルス神殿は砂に埋もれていた期間が長かったため、外部の破壊や浸食をそれほど受けずに済んだそうです。おかげで、壁面のレリーフや彫刻が鮮明に残っていて、肉眼でブルーやピンクを確認できるほどの保存状態です。

ホルスVSセトの壮大な神話が壁画に!

ホルス神殿最大の見どころは、ホルス神とセト神のバトルが描かれた壁画。
ホルスは、父オシリスを殺された復讐のため、邪悪な伯父セトと戦ったとされる神話で有名です。その熱い戦いの場面が壁いっぱいにレリーフとして残っていて、古代エジプトの神話漫画さながらです。

  • ホルス:鷹の姿を持つ太陽神で、正義と秩序の象徴。
  • セト:オシリスを殺害した混沌の神。荒涼とした砂漠や嵐を司る存在。

ホルス神殿の壁には、ホルスがセトを追い詰め、勝利を収めるまでの物語が、まるで連続したコマ割りのように彫られています。ホルスが片目を負傷する場面や、セトが逃げ回る場面などがよりリアルに伝えています。

 

 

お約束のトイレ交渉

ここでもトイレに行くと「番人」がいました。4人で1ドルと言われたのに、いざ払おうとしたら1人1ドルに変更…! エジプト人ガイドさんが仲裁して、最終的には5人で1ドル。交渉の国エジプト、毎回大変です。このトイレでは、トイレットペーパーもくれなかったよ。

ここでも、犬がごろごろ寝そべってるのを見かけました。

エスナの水門を通ってルクソール方面へ

船はさらに北上して、エスナの水門へ。ナイル川の水位調節をするための施設ですが、ここを通るのが観光のハイライトになっています。

エスナの水門は、ナイル川の水位調整を目的とした施設で、アスワンとルクソール間を航行するクルーズ船が必ず通過するポイントです。ゲートの内側に船が入り、水位をゆっくり変化させることで川面の段差を乗り越える仕組みになっています。

本来なら、船がゲート内に入って水位がじわじわ変わるのを待つはず。しかし今回、時期の影響か、上流と下流の水位がほぼ同じだったらしく、ゲートを通過するだけで終了。「あれ、待機なし?」と思わず拍子抜けしてしまいましたが、こういうケースもあるんですね。

エスナの水門:小舟からの「投げ売り」にびっくり!

水門の手前あたりで、小さなボートに乗ったお土産売りがクルーズ船めがけてガラベーヤやスカーフなどをビニール袋に入れて「ポイッ」と投げてきます。観光客が「買う!」と意思表示すれば、お金を袋に入れて再度投げ返すという謎システム。
買った人がいたのかどうかは定かじゃありませんが、見ているだけでなかなか面白い光景でした。

ガラベーヤパーティーで盛り上がり!

夜9時からガラベーヤパーティー

ディナー後、夜9時からは、みんな購入したガラベーヤ(長いワンピース風の衣装)を着てパーティーへ。ダンスやゲームがあって、知らない人ともノリノリで盛り上がりました。

私たちのツアーメンバーは、なぜか皆さんノリが良く、添乗員さんは満足げな様子。やっぱり皆が楽しんでるのを見ると嬉しいですよね。

ちょうど1時間ほどで終了、22時には部屋に戻って就寝。

やっぱりハードだけど、クルーズは楽しい

こうしてエジプト5日目の行程が無事終了。朝早くから観光を詰め込みつつも、夜にはパーティーイベントまで用意されていて、盛りだくさんすぎる!

明日は朝5時起き、6時朝食、7時から王家の谷というハードプランが続きますが、もうひと踏ん張りがんばります!

Appy
Appy
ナイル川クルーズってもっと優雅かと思いきや、毎日アクティブ!
でも5つ星船はやっぱり快適です。

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