※読者の方からの質問をもとに、
「【追記】下船・出国・シャトル移動|当日の動線まとめ」 を追記しました。
急ぎの方は、こちらから該当箇所へどうぞ
こんにちは!ピースボート118回クルーズから帰国したAppyです。
前回の記事では、ピースボート寄港中にマチュピチュ観光を計画するための予約方法や基本情報をお届けしました。今回はその続編!
「個人手配ガイド②」では、効率よく観光を楽しむためのスケジュール作成のコツやポイントを詳しく解説します。これを読めば、自分に合ったプランをスムーズに組み立てるヒントが見つかるはずです!
それでは、さっそく行ってみましょう!
私たちが利用したガイドツアーはこちらです↓
クスコからの聖なる谷とマチュ ピチュでのプライベート 2 日間ツアー
前回の記事はこちら
▶︎カヤオ寄港3泊4日スケジュールと記事一覧を表示する
(別タブで開きます)→スケジュル表へ
カヤオ港発|4日間で楽しむマチュピチュ観光プラン
ピースボートのカヤオ寄港中に4日間でマチュピチュ遺跡へ行くには、どのようなスケジュールが考えられるのでしょうか。移動や観光の組み合わせ方で、充実度も大きく変わってきます。この記事では、効率よく計画を立てるためのポイントを詳しく解説します。
クスコ移動のスケジュール|2つの選択肢
カヤオ港から4日間でマチュピチュ遺跡を訪れるには、大きく分けると、「1日目にクスコへ移動するプラン」と「2日目にクスコへ移動するプラン」の2つがあります。それぞれのパターンを具体的に見ていきましょう!
1日目にクスコへ移動するプラン
1日目夜: クスコ入り(宿泊はクスコまたはオリャンタイタンボ)
2日目午後~3日目: マチュピチュ遺跡観光
3日目夜または4日目: リマへ戻る
メリット:
移動を前倒しにできるため、2日目・3日目に余裕が生まれます。
1日目にクスコからオリャンタイタンボまで移動しておけば、次の日の観光がスムーズです。
デメリット:
フライトの欠航リスクがあります。
1日目のフライトが遅れると、スケジュール全体に影響が出る可能性があります。
2日目にクスコへ移動するプラン
2日目朝: クスコ入り
2日目夕方: マチュピチュ村へ移動し宿泊
3日目朝: マチュピチュ遺跡観光
3日目午後~4日目: クスコまたはリマへ戻る
メリット:
2日目と3日目をフルに使って観光が可能。
クスコの標高に慣れる時間が確保できる。
デメリット:
移動が2日目の朝に集中するため、少しタイトな印象。
フライトの欠航リスクがあります。3日目のフライト時間によっては帰船リミットに間に合わないかも。
どちらにしても欠航のリスクがありますよね。ちなみに私たちは、「2日目にクスコへ移動するプラン」でした。
次は、ジャパングレイスのオプショナルツアーはどのようなスケジュールを組んでいるのかを見ていきましょう。
ジャパングレイスのマチュピチュツアーを徹底検証
ピースボート第118回クルーズでは、カヤオ寄港中に催行されたマチュピチュ観光のオプショナルツアーが複数ありました。ここでは、その中から代表的なプランを見ていきましょう。
118回クルーズのオプショナルツアー詳細
2日間コース
- マチュピチュ遺跡とクスコ観光(2日目または3日目出発)
- 定員:各81名
- 料金:約30万円
3日間コース
- マチュピチュ遺跡と聖なる谷(2日目出発、2プランあり)
- 定員:各81名
- 料金:約30万円台
4日間コース
- マチュピチュ遺跡とナスカの地上絵(1日目出発)
- 定員:81名
- 料金:約40万円台
オプショナルツアーの詳細は公開されていますので、詳しく知りたい方は以下のリンクからご確認ください。
#121 オプショナルツアー冊子
オプショナルツアーのキャンセル待ちと増便のポイント
キャンセル待ち:
募集枠が埋まると、自動的にキャンセル待ちとして登録されます。予約が確保できる場合は、ジャパングレイスから連絡が来て参加の可否を確認します。
臨時便:
寄港の約1ヶ月前に2日間の臨時便「(英語ガイド付き)」が定員27名の枠で募集されました。ただし、このツアーはマチュピチュ遺跡内の観光ルートが「サーキット3」で、展望スポットが含まれないコースだったため、残念という声もありました。
ポイント:
全ツアーの定員を合計しても約400人程度。希望者全員が参加できるわけではありませんでした。
参考にしたい!ジャパングレイス3日間プラン
「マチュピチュ遺跡と聖なる谷 3日間①②」は、マチュピチュ遺跡に加え、聖なる谷やクスコ市街も巡る充実の内容でした。このプランは特に人気が高く、予約開始後数十秒で埋まるほど。私はこのプラン「カヤオD」を狙っていましたが、予約開始から3分後に申し込んだため、すでに定員オーバーでした…。
スケジュール例:
この2泊3日プランの基本的な流れは以下の通りです:
1日目:なし(船内泊)
2日目:早朝にリマからクスコへ移動、ウルバンバまたはマチュピチュ村で宿泊
3日目:午前中にマチュピチュ遺跡観光、ウルバンバ泊
4日目:午後にリマへ戻り、夜に帰船
ポイント:
- 「カヤオC」はウルバンバ2泊、「カヤオD」は1泊目をマチュピチュ村、2泊目をウルバンバと分かれていました。
- オプショナルツアーは、港から直接出発できるツアーバスを利用するため、自由行動の乗客と異なり、シャトルバスの運行時間(朝7から夜9時まで 最終日は夜8時45分まで)に縛られません。
- 2日目の朝にリマからクスコへ飛行機移動するのですが、船を3時から5時に出発する設定で、もはや早朝というより夜中出発。
自由行動派が直面する課題と解決策
自由行動でこのプランに近いスケジュールを組む場合、以下の課題をクリアする必要があります:
シャトルバスの運行時間(第118回クルーズの場合):
シャトルバスは朝7時~夜9時運行、最終日は8時45分まで。30分間隔。早朝便のフライトに間に合わせるには、リマに前泊が必要です。
フライトスケジュールの制約:
7時のシャトルバスを利用した場合、リマ発のフライトは10時以降になる可能性が高く、クスコ到着はお昼近くになってしまいます。
このように、オプショナルツアーは効率的なスケジュールが組まれていますが、自由行動の場合は工夫が必要です。次は、このプランを参考にした私たちの個人手配のスケジュールを見ていきましょう!
実際のスケジュールを検証|成功例と改善ポイント
ジャパングレイスの3日間ツアーは、前述の例でいえば「2日目早朝にクスコ入りするプラン」に該当します。一方で、私たちは個人手配で次のスケジュールを組みました。2日目にマチュピチュ村に宿泊し、3日目早朝から遺跡観光を開始するプランです。
遺跡に入場してから約1.5時間後、ジャパングレイスのツアー参加者が次々と遺跡に到着し、観光を開始されるのを目にしました。ガイドの進行がゆっくりだった私たちは、ツアーの方々にどんどん抜かれていく結果に…。
ポイント:
早朝出発であれば観光の混雑を避け、遺跡内をゆっくりと巡ることができます。特に、早朝は訪問者が少なく、静かな雰囲気で遺跡を堪能できました。
3泊4日の個人手配スケジュール例を公開!
1日目
午後下船(リマ泊)
2日目
早朝フライトにてクスコへ
ウルバンバ観光
夕刻に列車でマチュピチュ村へ移動(マチュピチュ村泊)
3日目
午前:マチュピチュ遺跡観光
午後:マチュピチュ村観光
夕刻に列車でクスコへ移動(クスコ泊)
4日目
午前:クスコ観光
夕刻フライトでカヤオへ移動、夜帰船
3泊4日スケジュールの良かった点
早朝フライトを選択
遅延や欠航のリスクが低く、スムーズに移動できた。
複数の観光スポットを訪問
聖なる谷、オリャンタイタンボ、クスコなど、マチュピチュ以外の名所も楽しむことができた。
高山病対策に成功
標高が低いマチュピチュ村に1泊したことで、体への負担を軽減。
見直しが必要だったスケジュールの課題
1日目が有効活用できなかった
リマ旧市街観光を予定していたが、お祭りのため断念。
4日目のフライト選びの失敗
夕刻便を選択したため、遅延や欠航リスクに対策が不十分だった。
総評:
全体的にスケジュールは満足のいくものでしたが、いくつか改善すべき点が浮かび上がりました。特に、1日目の有効活用や4日目のフライト選びです。それでも、早朝出発や高山病対策など、成功した部分もありました。
これから計画する方は、ぜひこのスケジュールを参考にしてみてください!
マチュピチュ観光|スケジュール作成で注意すべき3つのポイント
マチュピチュ観光を成功させるには、スケジュール作成時に以下の3点を押さえておくことが重要です。余裕を持った計画で、安心して旅を楽しみましょう!
1.下船可能な時間に注意
カヤオ港での下船時間は当日の状況によって変動します。例えば、第118回クルーズではパスポートの返却時間が前倒しとなり、最終的には11時前に下船可能でしたが、もともとは14時予定でした。返却時間が早まるか遅くなるかは予測がつきません。
時間の目安
最速のフライト時間: 14時下船の場合、17時発のフライトが目安。
港から空港までの移動時間: シャトルバスとタクシーを利用して約2時間。
余裕を持ったスケジュールを立て、急な変更にも対応できる準備をしましょう。
2.シャトルバス運行時間の確認
カヤオ港内は徒歩での移動が禁止されており、シャトルバスが唯一の移動手段です。フライト時間を決める際には、シャトルバスの運行時間を考慮する必要があります。
第118回クルーズでのシャトルバス運行時間
7:00~21:00 最終日は8:45まで
早朝便を利用する場合
リマでの前泊が必要: 空港直結の「ウィンダム コスタ デル ソル リマ エアポート ホテル」が便利ですが、料金はやや高めです。早朝フライトの場合は、ここに宿泊すると安心です。
※このホテルには実際に宿泊していますが、現在は新ターミナルの影響で「空港直結ではなくなった」との情報があります。
3.スケジュールと高山病対策
クスコでの滞在を短くする工夫
クスコ(標高3,400m)は高山病のリスクが高いため、滞在を短くし、標高が低いオリャンタイタンボやマチュピチュ村で宿泊するプランがおすすめです。
おすすめプラン:
1日目: オリャンタイタンボまたはマチュピチュ村に宿泊し、体を高地に慣れさせる。
高山病に備える: クスコに長く滞在する場合は、高山病への備えをしっかり行うことが重要です。
高山病対策
- 到着後の過ごし方:
クスコ到着後は無理な活動を控え、初日は体調を整えることを優先。 - 事前に薬を準備する:
医師に相談し、ダイアモックスなどの高山病予防薬を処方してもらう。 - 水分補給を忘れずに:
脱水症状を防ぐため、こまめに水を飲む。アルコールやカフェインの摂取は控えましょう。
無理のないスケジュールを組むことで、観光中の体調管理もしやすくなります。高地の特性を理解した計画が、充実した旅のカギです!
【追記】下船・出国・シャトル移動|カヤオ港からマチュピチュへ向かう当日の動線まとめ(実体験ベース)
この記事は、読者の方からいただいた質問をもとに、実際の下船〜移動の流れを追記・整理しています。これから行かれる方の参考になれば幸いです。
下船とパスポート返却のタイミング(当日の実記録)
・全体の下船開始:8:00ごろ
・日帰り組:8:00から一気に下船スタート
・宿泊組(マチュピチュ1泊など):パスポート返却後、11:00前後から下船
パスポート返却は当初「14:00〜」の案内でしたが、船内新聞で 11:30〜12:30 に前倒し され、実際にはさらに早く 11:00前から返却開始。私たちもそのタイミングで受け取りました。
※補足
マチュピチュ組(日帰り・宿泊問わず)は パスポート受け取りまで船で待機 のため、どのデッキから下船するかは、すでに8:00の時点で決まっています。
(直前にならないと発表されないため、早めに把握しておくのが重要です。)
なぜ混雑に差が出るのか?
オプショナルツアー参加者は、ツアーごとの出発時間に合わせて下船時間が完全に分かれるためです。
・日帰り(即出発)組 → 8:00に集中
・宿泊組(余裕あり) → 11:00前後
・自由行動組 → 波が落ち着いたあと
初日に「自由行動で宿泊する組」が多いか少ないかで、シャトルの混み具合が大きく変わります。
私たちは宿泊組で、11:00にパスポートを受け取り、13:00ごろに下船したため非常にスムーズでした。
下船後の流れ(審査 → シャトル → 港外へ)
・出国審査:驚くほどあっさり。数分で通過できます。
・シャトルバス:徒歩は禁止、ピストン運行で約10分。
ただし 返却直後の“最初の波”は長蛇の列 になります。
シャトルが降ろす場所について(※重要)
シャトルはターミナルではなく、港の外のタクシー乗り場付近に到着します。
そのため、正しくは 「バス降り場」 と表記する方が適切です。
混雑時はこの“バス降り場”から、タクシー確保のスピードが成否に大きく影響します。
交通手段|Uberは使えるが、かなり非推奨
Uberは使えなくはありませんが、現地事情を踏まえるとおすすめしません。
【理由】
① 料金が数分単位で跳ね上がる
② 港外に呼んでも 到着時間が不安定
③ 予約タクシー待ち人で、溢れ返っている。
④ 待機している車が多く、見つけずらい。
最適解:港外の「タクシー係のおじさん」と交渉して乗る
シャトルバス降り場には、来ているタクシーをまとめて仕切っているおじさん(配車係) がいます。
・順番に客を割り振ってくれる
・料金はやや高いが、金額交渉は可能
・2〜4人なら 割り勘で大幅に安い&確実
・何より 待ち時間ゼロで最も早い
マチュピチュ組・空港組は、ここでモタつくと後のスケジュールが崩れるため、最優先で“確実に乗れる手段”を選ぶべきです。
カヤオ港の“港外バス降り場”。ここで乗客をタクシーへ振り分けてくれる配車係のおじさんが、次々と到着する人を誘導していく。マチュピチュ組は、まずこの場所でタクシーを確保するのが最短ルート。
■ まとめ:当日動線で押さえるべきポイント
・下船デッキは8:00の時点で決まっている
・パスポート返却直後は“最初の波”で混雑
・シャトルは港外のバス降り場に到着
・Uber・予約タクシーは時間が読めない
・タクシー係(おじさん)との交渉が最速で確実
これらを理解しておくと、マチュピチュ初日の動きが大きく変わります。
終わりに|効率的な計画で最高のマチュピチュ旅を!
この記事では、個人手配で挑むマチュピチュ観光のスケジュール例やポイントをお伝えしましたが、いかがでしたか?計画を立てるときのイメージが少しでも具体的になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
次回の記事では、現地で役立つトラブル回避策や注意点を詳しく解説します。マチュピチュ観光をさらに安全で快適なものにするためのヒントが盛りだくさんですので、どうぞお楽しみに!

