「シンガポールって治安も良くて、英語も通じるし、保険なんて要らないのでは?」
そんなふうに思ってしまう方もいるかもしれません。
でも、実はシンガポールは「医療費が高い国ランキング」でも上位常連。
軽い診察でも1万円〜2万円、入院すれば1日数十万円ということも。
そこでこの記事では、シンガポール滞在を考えている方に向けて、
ビザ・滞在タイプ別に、保険の必要性とおすすめの選び方を解説します。
海外保険といっても種類はさまざま。
自分に合ったものを選ぶには、各社の特徴を知っておくのが近道です。
→ 海外旅行保険7社を比較|タイプ別おすすめプランを見る
シンガポールの滞在はビザ不要?|30日ルールと中長期ビザの違い
「シンガポールって、ビザが必要?」
これは、けっこうよく聞かれる質問です。
結論から言うと、日本のパスポートなら観光や出張など短期滞在はビザ不要。
入国時に「Visit Pass(短期滞在許可)」が自動で発行されて、だいたい30日くらい滞在できます。ただし、これは入国審査官の裁量なので、人によっては14日や90日になることもあるんです。
もうちょっと長く滞在したいときは、シンガポール政府のサイトから延長申請(e-Extension)も可能。
一方で、働いたり、子どもを学校に通わせたり、リタイアして住んだりする場合は、それぞれに対応した在留ビザ(パス)が必要になります。
- 就労:Employment Pass(EP)、S Passなど
- 留学:Student’s Pass(学生ビザ)
- 家族帯同:Dependant’s Pass、LTVP(長期滞在)
- 永住:Permanent Resident(PR)
つまり、「30日以内」か「それ以上か」で、選ぶ保険も変わってきます。
長期滞在になる人は、医療費の高いシンガポールでは保険の補償内容が超・重要ポイントになります。
日本人に多い滞在タイプ
シンガポールでは以下のような滞在スタイルが見られます。
駐在・ビジネスパーソン
日系企業や外資系企業の拠点が多く、商社・金融・ITなど幅広い業種の駐在員が滞在。
家族帯同のケースも多く、子どものインター校進学と合わせて数年単位の滞在が一般的です。
ノマド・短期滞在者
コワーキングスペースや空港アクセスの良さから、アジア周遊中のノマドにも人気。
ただし、物価が高いので長期滞在は資金面に注意が必要です。
リタイア移住
実は意外と少ないリタイア層。
物価と医療費が高いため、シンガポールを拠点にしつつ周辺国へ生活拠点を持つ「ハイブリッド移住」が増えています。
シンガポール滞在で想定されるリスク
医療費が高額
軽い診察で1〜2万円、救急車も有料(2〜3万円)。
私立病院の入院は1泊10万円以上かかることもあります。
治安は良いが罰則が厳しい
- ごみのポイ捨てや喫煙は罰金
- 公共交通機関での飲食も禁止
- 薬物所持は重罪(※医療用の薬も持ち込み要注意)
気候と健康リスク
- 年中暑く湿度が高いため、脱水や熱中症のリスク
- デング熱など蚊を媒介とした病気
- 空気汚染(ヘイズ)による健康被害の年もある
クレカ付帯保険はどこまで使える?
クレジットカードに自動でついてくる「海外旅行保険」。
確かに便利ですが、以下のような限界があります。
- 90日までの短期旅行に限定(※利用付帯は条件あり)
- 医療費補償が200万〜500万円程度と少なめ
- キャッシュレス対応病院が限られる
- 証明書の取得や通訳手配が自己責任になることも
長期滞在や高額医療リスクに備えるなら、専用の保険加入が安心です。
シンガポールにおすすめの保険タイプ
保険名 | 特徴 |
---|---|
AURAS | 高額医療・クルーズ・長期旅行対応。キャッシュレス対応力あり |
SafetyWing | 月額制・ノマド向け。短期滞在者や周遊型に最適 |
Genki | 長期滞在型。高齢者・移住者にも対応(加入条件あり) |
World Nomads | バックパッカーや冒険系向け。アクティビティも補償 |
日本発の長期保険 | 駐在員・親子留学・帯同家族に人気。日本語対応が安心 |
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シンガポールの医療費はどれくらい?
シンガポールは、医療インフラの整備レベルが高く、サービスも丁寧。
でもそのぶん、医療費はアジアでもトップクラスに高額です。
私立病院での外来診療は、軽い風邪でも1〜2万円以上かかることがあります。
救急車の利用も有料(数万円)で、入院となれば1泊10万円以上になることも。
クレジットカード付帯の保険では、補償が足りない可能性があるため、長期滞在を予定している方や、年齢的に医療リスクが気になる方は、高額医療に対応した海外旅行保険の加入がおすすめです。
現地で保険を使うには?|日本語OKの病院とキャッシュレス受診のコツ
シンガポールは、東南アジアでもトップレベルの医療大国。
最新の医療設備に優秀なドクターたち、そして何より安心感のある病院環境が整っています。
外国人向けのサポートも手厚くて、日本語に対応したクリニックもあります。たとえば:
- Raffles Hospital(ラッフルズ病院):Raffles Japanese Clinic(日本語窓口あり)
- Mount Elizabeth Hospital(マウントエリザベス):通訳手配OK、外国人患者対応チームあり
キャッシュレス診療
さらに、保険会社によっては「キャッシュレス診療」にも対応。
これは「Letter of Guarantee(LOG)」などを使って、診察費用をその場で払わずに済む仕組みのこと。あらかじめ提携病院を調べておけば、スムーズに利用できます。
ただし、注意点もあります:
- 外来診療でも1〜2万円超えることがある
- 救急車は有料(2〜3万円程度)で、保険会社への連絡が必須
- 保険の種類や提携病院によってキャッシュレス対応できないこともある
診察の際は、パスポートと保険証書(または契約内容の控え)を持参しましょう。
現地で「こんなときどうする?」が不安な方も、日本語窓口やLINEで相談できる保険会社を選んでおくと安心です。
まとめ|シンガポール滞在に保険は“必須”
治安・英語・医療インフラが整った「優等生」の国シンガポール。
でもその分、医療費が日本より高く、長期滞在や不測の事態には高額請求も。
以下のようなスタイルの人は特に保険を見直しておきましょう。
- 長期滞在(90日以上)予定の人
- 駐在員・家族帯同の人
- 高齢で医療リスクがある人
- ノマドや現地で働く人
クレカ保険+専用保険の組み合わせや、キャッシュレス重視で保険を選ぶことをおすすめします。
海外保険といっても種類はさまざま。
自分に合ったものを選ぶには、各社の特徴を知っておくのが近道です。
→ 海外旅行保険7社を比較|タイプ別おすすめプランを見る
滞在スタイル別|おすすめの海外旅行保険はこれ!
🔹【AURAS(アウラス)】
出国後でも加入できて、ノマド・長期旅行・クルーズ滞在に柔軟に対応。
アクティビティや寄港地治療にも強く、日本語サポートや証明書即発行も安心です。
→ AURAS体験レビューを見る
🔸【SafetyWing(セーフティウィング)】
月額サブスク型でコスパがよく、出国後加入にも対応。
医療補償上限が高く、リモートワーク補償や育児対応などユニークな特典もあります。
→ SafetyWingの特徴を見る
シンガポール滞在と海外保険のよくある質問(FAQ)
クリックすると、質問一覧が開きます(アコーディオン形式)👇
海外旅行保険|シンガポール (5)
はい、日本国籍の方は観光目的で30日以内の滞在ならビザ不要です。自動的に「短期滞在パス(STVP)」が付与されます。
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外国人が外来診療を受けると、初診で1〜2万円程度が相場です。保険なしでは高額になるため、備えが重要です。
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はい、ラッフルズ病院の日本語窓口などで日本語対応が可能です。保険によってはキャッシュレス診療にも対応しています。
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一部の保険会社では、提携病院でキャッシュレス受診が可能です。ジャパニーズヘルプデスク付きの病院もあり安心です。
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90日以内なら使えるカードもありますが、補償額や通訳サポートに限界があるため、必要に応じて別途保険を検討するのが安心です。
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