この神殿は、声がないのに語りかけてくる。
湖の上から。
夜のライトの中で。
朝の気配とともに。
そのどれもが、静かで、強かった。
この人は、毎日この風景を見ているんだろうか。
水の上に浮かぶ神殿は、想像よりもずっと遠くて近かった。
誰かが「わあ」と言った声が、ナレーションに溶けた。
石に、こんな圧が宿るなんて。
色と音が重なると、現実の輪郭がゆるんでいく。
空が光り始める直前だけ、すべてが止まっているようだった。
この神殿でいちばん自由なのは、犬たちかもしれない。
おまけ|ちゃっぴー漫画
神様、やりすぎです!
本編では触れてませんでしたが、
実はこの神殿、Appy…3回見に行ってました。
その裏側は、こちらの4コマでどうぞ。

