「海外旅行保険って、どうやって選べばいいの?」
長期クルーズやノマド生活を考えると、まず気になるのが「保険料」と「補償の手厚さ」です。
中でも、クレジットカードに無料で付帯する海外旅行保険は、費用を抑えたい人にとって非常に魅力的な選択肢。年会費無料のカードでも、数百万円単位の補償がついてくるケースがあります。
一方で、ピースボートのような100日を超える世界一周クルーズでは「90日で補償が切れる」という落とし穴があり、使い方を間違えると無保険状態になるリスクも。
この記事では、
- クレカ付帯保険の仕組みと最新の改悪情報
- 長期旅行で起きやすい問題点
- おすすめカード(特にエポスカード)の特徴
- 不足分を補う保険(AURASなど)
をわかりやすく整理しました。
「どのカードを作ればいい?」と迷っている方は、このページをハブにして比較・検討してみてください。
クレジットカード海外旅行保険とは?
クレジットカードを持っているだけ、または利用するだけで、自動的に付いてくる旅行保険を「クレジットカード付帯保険」と呼びます。
自動付帯と利用付帯の違い
- 自動付帯:カードを持っているだけで、海外旅行に出発した日から保険がスタート
- 利用付帯:旅行代金や交通費をカードで決済してはじめて保険が有効になる
補償期間の基本ルール
- 多くのカードは「出国日から90日間」までが限度
- 100日を超える長期クルーズ(例:ピースボート)では、最後の10日〜20日が補償されない
補償内容の一般的な範囲
- 傷害治療費用・疾病治療費用:200〜300万円程度が一般的
- 携行品損害:10〜20万円前後
- 救援者費用:100〜200万円前後
→ 金額はカードやランクによって差があり、ゴールド・プラチナになるほど高額になります。
長期クルーズでクレカ保険が問題になる理由
ピースボートの世界一周は、航路によって100日〜108日間に及びます。
そのため「90日ルール」があるクレジットカード付帯保険では、旅の後半が無保険状態になるというのが最大のリスクです。
① 90日を超えると補償が切れる
クレカ付帯保険の多くは「出国日から起算して90日」が上限。
つまり、91日目以降に体調を崩したり、怪我をしても補償されません。
② 規約変更で“裏技”が使えなくなった
以前は「2枚目のカードを使えば、91日目から新しい補償がスタートする」と言われていました。
しかし最近は改悪が進み、2枚目スタートが認められないケースが増えています。
自動付帯→利用付帯への切り替えなど、条件も年々厳格化しているのが現状です。
③ 高額な医療費や搬送費には足りない
特にクルーズでは、洋上からのヘリ搬送や外国の医療機関での緊急治療が必要になることがあります。
- ヘリ搬送:数百万円〜数千万円
- アメリカやヨーロッパでの手術・入院:200万円〜数百万円
クレカ付帯の補償額(200〜300万円程度)では、とても足りない可能性があります。
④ 持病・既往症が補償外
シニア世代に多い生活習慣病(高血圧・糖尿病など)は、クレカ保険では原則カバーされません。
持病が原因での入院や治療は対象外になるため、高齢の乗船者ほどリスクが大きいと言えます。
👉 つまり、長期クルーズでクレカ保険だけに頼るのは危険。
補償の切れ目をどう埋めるか、既往症をどうカバーするかを考える必要があります。
改悪続出!クレカ付帯保険の最新動向
ここ数年、クレジットカードに付帯する海外旅行保険は、次々と条件が厳しくなっています。
「昔は使えた裏技が今はもう不可」というケースが増えているため、最新の規約をチェックすることが必須です。
自動付帯から利用付帯へ
- 以前は「持っているだけでOK」だったカードも、次々と利用付帯に切り替わっています。
- 旅行費用や公共交通機関の決済をカードで行わないと、保険がスタートしない仕組みに。
- 実際にエポスカードやMUFGカードなどが対象。
2枚目スタートが不可に
- かつては「カードAで90日 → 91日目からカードBで新しい補償」という方法が使えました。
- しかし現在は1回の渡航は出国日から起算されるため、複数枚で延長できないケースが大半。
- カード会社に確認しても「不可」と回答されることが増えています。
補償金額の縮小
- 一部カードでは、利用実績に応じて補償額が変わる方式に改定。
例:前年の利用額が少ないと、疾病治療費用が200万円 → 100万円に減額。 - ゴールドやプラチナでなければ補償が物足りない場合も。
最新のチェックポイント
- 発行元の違い:同じAmexでも、発行会社によって補償内容が異なる
- 対象年齢制限:シニア世代は補償対象外になるケースあり
- 規約更新のスピード:数年単位ではなく、毎年のように条件改定が入っている
👉 結論:
「昔は大丈夫だったから今回も大丈夫」と思い込むのは危険。
出発前に必ずカード会社に確認することが、クルーズ保険の第一歩やで。
【注目】エポスカードは旅好きの味方
「年会費無料で海外旅行保険がつくカードなんて、まだあるの?」
そう思う人も多いですが、実はまだ現役で使えるのが エポスカード です。
年会費無料で“利用付帯”が充実
- 年会費・入会金は永年無料
- 公共交通機関やツアー代金をエポスカードで支払うと、利用付帯で保険がスタート
- 疾病治療費用・傷害治療費用が最大270万円、救援者費用もあり
- ショッピング利用でもポイントが貯まるので、普段使いにも便利
即日発行で出発直前でも間に合う
- 全国のマルイ店舗で即日発行できるため、「もうすぐ出発やけど保険どうしよう?」というときにも対応可能
- 特にピースボート乗船者は「出発直前に知って慌てて作った」という声も多い
海外でも安心の設計
- カード番号が裏面に記載されているので、海外でスキミング対策にも◎
- 付保証明書の発行にも対応しているため、現地病院や船内診療室で提示しやすい
エポスカードはピースボート乗船者に人気
長期クルーズ経験者の間では「とりあえず1枚はエポスを作っておけ」と言われるほど定番。
- 年会費無料で保険がつく
- 即日発行できる
- サブカードとして持って損がない
費用を抑えたいシニア層やノマドにも支持されている理由はここにあります。
申し込みリンク
▼エポスカードの申し込みはこちら(年会費無料&即日発行OK)
👉 結論:
「まず1枚持つならエポスカード」。
コストゼロで補償が手に入り、旅行準備の第一歩として最適です。
他のおすすめカード比較一覧
エポスカードは年会費無料で人気ですが、他にも海外旅行保険が付帯するカードはいくつか存在します。
ここでは代表的なカードをピックアップして比較してみましょう。
クレジットカード海外旅行保険 比較表(2025年版)
カード名 | 年会費 | 付帯条件 | 補償期間 | 傷害・疾病治療費用 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
エポスカード | 永年無料 | 利用付帯(交通費など決済) | 90日 | 最大270万円 | 年会費無料・即日発行可。シニアにも人気。 |
MUFGカード(一般/Amex一般) | 1,375円(税込) | 利用付帯 | 90日 | 最大200万円 | 出国後の利用で補償開始可能(延長技が使える場合あり)。 |
JCB一般カード | 1,375円(税込) | 利用付帯 | 90日 | 最大100〜200万円 | 日本国内・シンガポール等で利用しないと発動しにくい。 |
セゾンブルー Amex | 年会費3,300円(税込) | 自動付帯(※新規発行停止) | 90日 | 最大300万円 | 若者向けに人気だったが新規発行終了。 |
三井住友トラストクラブ「海外旅行保険プラス」 | ゴールド年会費 2,750円〜 | 任意加入 | 任意設定可 | プランにより変動 | 補償開始日を指定できる珍しいカード連動型保険。 |
比較のポイント
- コスパ重視ならエポスカード
→ 無料で基本補償が手に入る。 - 補償開始日の調整をしたいなら三井住友トラストクラブ
→ 長期クルーズで「90日切れ」問題を解決できる。 - 補償額の底上げを狙うならゴールド・プラチナカード
→ ただし年会費は数千円〜数万円と高め。
👉 つまり、節約派は「エポス+補完保険」、安心派は「ゴールドカード+有料保険」という使い分けが現実的やで。
クレカ保険で足りない部分を補う方法
クレジットカード付帯保険は便利ですが、長期クルーズや世界一周旅行には不足する部分があります。
代表的なのは以下の3つです。
不足しがちなポイント
- 補償期間の限界(90日ルール)
→ 100日超のクルーズではカバーしきれない。 - 高額な医療費・搬送費
→ 洋上ヘリ搬送は数百万円〜数千万円になることも。 - 持病・既往症の補償がない
→ 高血圧や糖尿病など、シニア世代で多い病気は対象外。
補完保険という選択肢
こうした不足を埋めるために、海外旅行保険を追加で組み合わせるのが現実的です。
AURAS(オーラス)
- 出国後でも加入できる数少ない保険
- 長期旅行・クルーズに強い
- 年齢制限なし(シニアOK)
- 割引コードあり
👉 AURAS保険レビューはこちら
SafetyWing
- ノマド向けに人気
- 月払いサブスク型
- ただし69歳以下が対象
Globe Partner
- 保険料が割安
- 69歳以下まで加入可
- ヨーロッパ滞在者に人気
実際の組み合わせ例
- 節約派:「エポスカード+AURAS(90日以降のみ)」
- 安心派:「ゴールドカード+AURAS or 他社保険(出発日から)」
👉 結論:
クレカ保険は「ベース(最低限の補償)」として使い、不足分を補完保険で埋めるのが王道です。
特にピースボートのような長期クルーズでは「クレカ+AURAS」が鉄板の組み合わせになりつつあります。
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まとめ:節約派はクレカ+AURAS、安心派は有料保険+クレカ
クレジットカード付帯の海外旅行保険は、確かにコスト面では最強。
特にエポスカードのように「年会費無料+利用付帯」でしっかり補償が付くカードは、長期旅行者にとってありがたい存在です。
しかし──
- 90日ルールで世界一周クルーズの全日程はカバーできない
- 持病・既往症は対象外
- 高額搬送費(数百万〜数千万円)には不十分
という現実があります。
あなたに合った選び方
- 節約重視の人
👉 エポスカードなどのクレカ保険を活用し、不足分を AURAS で補う
👉 出国後加入OKだから、旅の途中で足すのも可能 - 安心重視の人
👉 ゴールドカードや有料旅行保険で手厚くカバー
👉 高額搬送や既往症まで対応できるプランを選ぶ
最後に
ピースボートのように100日を超える旅でも、工夫すれば「費用を抑えつつ、安心して乗れる」保険設計が可能です。
まずはクレカで最低限の補償を押さえ、そこに自分の体調や旅程に合った補完保険を組み合わせましょう。
安心の保険選びが、最高のクルーズ体験につながります。
安全第一で、思い出に残る船旅を楽しんでくださいね!
よくある質問
自動付帯は“持ってるだけで適用”、利用付帯は“旅行費用や交通費の決済で適用”。長期クルーズでは、発動条件をコントロールしやすい利用付帯+補完保険の組み合わせが現実的です。
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節約派はエポス(利用付帯)+AURASで不足分、安心派はゴールド等+有料保険で厚め。体調や予算に合わせて“期間(90日問題)と上限額”を基準に選ぶのがコツです。
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総合では年会費無料+即日発行のエポスが使いやすい。MUFGは条件により有利な場面も。JCBは現地利用性に注意。比較表で“付帯条件・補償期間・上限”をチェックして選定を。
→ → 比較表はこちら(別タブで開きます)
補償開始日を指定したい時に有効。クレカ付帯が切れるタイミングに合わせて開始日を設定し、長期クルーズの“空白期間”を埋める用途で相性◎。
→ → 使い分けのコツ(別タブで開きます)
併用OK。前半:クレカ付帯/後半:AURASのように“90日問題”を埋める設計が鉄板。既往症や高額搬送が不安なら、有料保険を前提にクレカは“サブ”運用でも◎。
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