こんにちは!ピースボート第118回世界一周クルーズに乗船中のAppyです。
10月16日と17日、ニューヨークに寄港し、2日間観光してきました。早朝にニューヨークに到着し、9時半には下船できたため、時間を気にせずに街を歩くことができました。他の寄港地もこれくらいの時間があればいいのにね。
実は、ニューヨークには特別な興味はなく、事前に何も調べずに、計画も立てず、気の向くままに観光しました。地下鉄に乗り間違えたり、何をするにも料金が高かったりと、正直、良い印象は持てなかったのですが、映画好きの私にとっては、ニューヨークの街並みや、地元の人など、全体がまるで映画のワンシーンのように感じられました。
このレポは、観光ガイドとしては役に立ちませんが、ニューヨークに寄港するときの予備知識ぐらいにはなると思います。
ニューヨーク2日目の観光レポ②はこちら!
ニューヨーク港の自由の女神像
朝4時から5時にかけて、自由の女神像の前を通るとの情報を聞き、早朝からスタンバイしていました。入港時は左舷側、出航時は右舷側に見えるとのことでしたが、私は左舷の部屋にいたため、そのタイミングを逃さないよう準備していました。
ところが、橋を越えて見えてきた自由の女神像は、なんと米粒ほどの大きさ!やはり、距離の問題もあったのでしょうか、少し残念な気持ちになりました。
ちっちゃい自由の女神像!
それもつかの間、船はどんどん進み、マンハッタンのビル群が迫力を持って現れてきました。朝の5時、ニューヨークの朝は早いのでしょうか。すでに多くのビルに灯りがともり、街は明るく活気づいているように感じました。
入国審査と下船の様子
クルーズ旅行での入国審査は、どの国も比較的簡易だな〜と思っていたのですが、ニューヨークでは違いました。港からの入国も、しっかりと警戒体制が敷かれていて、さすがアメリカと感じました。
下船はIDカード順
ニューヨークでの入国審査は、ピースボートの申し込み番号順(ID番号)で行われました。おそらく、スイートルームなのか分かりませんが、VIP待遇の乗客が最優先だったように思います。それが終わってから、1番から順に呼び出しが開始されました。
入国審査は7時に予定されていましたが、実際には15分遅れでスタート。時間割が発表されており、私たちはID番号2000番台だったため、9時45分に呼び出しがある予定でしたが、実際には8時50分に放送で呼ばれ、9時半ごろには下船することができました。
このID番号は、ピースボートの乗船申込をした時の申込順です。私たちは1年10ヶ月前に申し込んだのですが、それでも2000番台です。早特割引で申し込んだ人が多いことがわかります。ちなみに、3000番台以上のID番号の方々は、11時以降に呼び出されるスケジュールでした。7時半には下船した人もいたので、11時の方々と比べると大きな時間差があり、ID番号にアドバンテージがあったことを初めて知りました。
入国審査のこれらの情報は、寄港日の前日に船内新聞で発表されました。観光の約束をしていたグループがあり、下船予定が7時代の人と11時代の方がいることに気がつき、急遽、一人行動をとられるといった感じになりました。
対面の入国審査
対面の入国審査は、イギリスのときに船内で行われたのが、記憶に新しいです。この時は、全員の入国審査が終わった段階で、一斉に下船許可がおりました。
ニューヨークの入国審査は、ランダムではありますが、指紋も取られるという厳格なものでした。下船後のターミナル内に審査窓口が設けられ、1人または家族単位で進められます。私たち夫婦も両手の指紋をスキャンされ、審査官との軽い会話もありました。「Good morningは日本語でどう言うの?」と聞かれました。
この入国審査を通過した人から順に外に出ることができました。帰船時には手荷物検査も行われ、荷物をエックス線の機械に通すなど、空港のセキュリティと同じような手続きがありました。全体的に非常にきちんとしており、他の国では簡易すぎる手続きが多かったため、あるべき手続きが行われたと理解しています。
「船外飲食物持ち出し不可」と「船内アルコール販売禁止」
他にもニューヨーク特有のことがありました。まずは、水以外の飲食物を船外に持ち出すことが禁じられていました。ニューヨークの物価は、日本の3倍。今ま寄港地でしてきたお弁当持ち出しは、禁じられてしまいました。
あと、ニューヨーク寄港中は、船内でのアルコール販売が禁止されているということで、船内でこの期間、販売が中止されました。お酒飲むなら街中で飲みなさい、ということなのでしょうね。飲兵衛にとっては一大事です。相方は、前もって船内売店で日数分の缶ビールを買い込んでいました。
あと、気になっていたのは、レストランの黒いプラスチック製のお箸が、使い捨て割り箸に変わっていました。これは、何かしら決まりがあるのか謎です。
なんとも、ニューヨークって、邪魔くさい国ではありませんか!
地下鉄でのハプニング!連続3つの失敗
入国審査を無事に終え、いよいよブルックリン橋へ向かうため、私たちは地下鉄の駅へ向かいました。しかし、ここからが大変、まさかのハプニングが続出!
地下鉄の予備知識といえば、改札をクレジットカードでそのまま行けるという簡単さ。香港とシンガポールで失敗なしだった私たちは、ニューヨークの地下鉄を完全に舐めていました。
① 逆方向の電車に乗車
まず最初のミスは、逆方向の電車に乗ってしまったこと。3駅目で間違いに気づき、急いで反対側のホームへ移動して乗り直し。少し時間をロスしたものの、仕切り直しです!
翌日に気づいたのですが、私たちが入った駅は、北行きの電車しか来ない駅でした。こんな駅があるなんて! ホームを間違えたんだと思っていたのに、そもそも、この駅には南方向へ行く電車は来ない駅だったのです。
② Google Mapを信じた結果…
次の問題は、Google Mapを信じていたのが災いしました。乗り換え駅で、一度改札を出て地上を5分歩くという、まさかの展開。名前が似ている別の駅だったのです!二重で料金がかかるパターンに陥り、ここで「Google Map嫌い!」と心の中でつぶやきました。
③ 電車の扉が閉まるのが早すぎ!
最後の失敗は、途中の駅でたくさんの人が降りるタイミングで電車を一度降りたら、扉があっという間に閉まり、私だけ乗り遅れてしまったこと。相方だけが電車に乗って行ってしまい、私はホームに取り残されるという悲しい事態。ニューヨークの地下鉄の扉が閉まるのは早すぎます!
そういえば、映画で扉が閉まる瞬間に足をぐいと挟んで、ぐわっと扉を開けるというシーンを何度も見たことがあります。私もコレをやれば良かったのか!? ニューヨーク嫌い!
幸い、相方とはブルックリン駅で無事に合流できましたが、乗車ごとに2.90ドル✖️2人で約900円が飛んでいきました。この日は結局5回も地下鉄に乗る羽目に…。ニューヨークの地下鉄料金システムは、7日間で12回乗車するとそれ以降は無料になりますが、2日間では乗り放題までには届かず、痛い出費となりました。
街歩きと食べ歩き
ブルックリン橋に到着した私たちは、ピースボート仲間と数回すれ違いながら橋を渡りました。ハリウッド映画でよく見るニューヨークの象徴的なスポットですが、観光客であふれていて、実際に地元の人が渡っている様子はほとんど見られませんでした。あれは映画用の撮影だったのね。
それでも、古い木製の歩道や、ニューヨークの歴史ある建物の趣きが感じられ、無機質さがないのが印象的でした。
橋を渡りきったところで、ランチはシェイクシャックへ。ここでハンバーガー、ジュース、ポテトを2人で食べました。お会計は6000円ほど。
その後、エンパイアストアに立ち寄りましたが、表示は「タイムアウトマーケット」となっていました。展望スポットからは、ブルックリン橋とマンハッタン橋が一望できました。
その後、マーケット内のカフェでカプチーノを1杯ずつ、エクレアを2人でシェア。これで3000円。噂通り、心が折れそうな価格です。
夜のグリニッジ・ヴィレッジとライブ体験
グリニッジ・ヴィレッジは、アート、音楽、文学などの文化的活動が盛んなエリアです。私たちは、ここで、ライブハウスを6時半に予約をしていました。
夕食は、近くの人気ベトナム料理店「サイゴンシャック」で、フォーを食べました。なかなか美味しく、リーズナブルでした。とはいえ、人生で一番高い、1杯2500円のフォーを食べました。
その後、老舗カフェ「Caffe Reggio」へハシゴして、名物のカプチーノをいただきました。感想は普通です。チーズケーキはシェアいただきました。ここは長い歴史があるイタリアっぽいお店で、ゴッドファーザーなど、数々の映画で使われたお店だそう。落ち着いた雰囲気でコーヒーを楽しめるスポットです。お会計は3500円。
だいたいどこのレストランでも、コーヒー1杯1000円、お料理は3000円かかる感じです。まあ、日本の3倍だと思っておいたらいいですね。汗
ライブハウス「Terra Blues」
この日のメインイベントは、ライブハウス「Terra Blues」でのブルース鑑賞。予約していたので、スムーズに入店。Terra Bluesは、伝統的なブルースを中心に高品質なライブが楽しめる有名店です。こぢんまりとしたクラブで、観客とアーティストの距離が近く、親密な雰囲気が魅力です。
店内はクラシックな装飾で、青いライトが独特の雰囲気を醸し出していました。演奏中はドリンクも注文でき、リラックスした雰囲気の中でブルースの世界に浸ることができました。
入場料とアルコール2杯、おつまみを注文したら、全部で1万円ぐらいでした。
終わりに
1日目は、夜9時ごろに帰船しました。この日は19,000歩も歩いたので、もうこれ以上は無理!実際、私は歩くのが嫌いなんです!
2日目は、ニューヨーク観光レポ②に続きます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ニューヨーク2日目の観光レポ②はこちら!