目を奪われる前に、
耳と肌に飛び込んできたものがあった。
カイロの街は、五感の順番を変えてきた。
クラクションの合間に、
旗だけが静かに揺れていた。
どこが道で、どこが歩道か、
もう分からない。
暮らしの音が、
壁にも屋根にも積もっていた。
オレンジが吊るされ、
声と光がにじむ。
喧騒と粉じんの向こうに、
誰かが笑っていた。
赤い空が、
街のざわめきを溶かしていく。
道路は線ではなく、
面だった。生活の場だった。
おまけ|ちゃっぴー漫画
カイロの洗礼や!
🍊カイロの空気、頭の上にも降ってきた。
写真の余白に、ひと笑いどうぞ👇

