こんにちは、Appyです。
バリ島のウブドで「自分を整える一人旅」をしてきました。
今回泊まったのは、どちらもマリオット・ボンヴォイ(Marriott Bonvoy)系列のホテル。
1泊2万円前後で泊まれる、中級クラスなのに快適&コスパ抜群の2軒です。
🏨 ひとつめは、
エレメント・バイ・ウェスティン・バリ・ウブド
(Element by Westin Bali Ubud)。
🌿 もうひとつは、
スタラ・ア・トリビュート・ポートフォリオ・ホテル・ウブド
(Sthala, a Tribute Portfolio Hotel, Ubud Bali)。
どちらのホテルも比較的新しく、コロナ前後にリニューアルされたばかり。
設備はピカピカで、清掃も行き届いていて、まさに“新しいホテルに泊まる気持ちよさ”がありました。
海外ホテルは基本的に1人でも2人でも同料金。
2人で泊まれば、コスパはさらに最強になります!
今回はそれぞれ2泊ずつ滞在して、比較してみました。
まずは結論:どっちが誰向き?

実際に2泊ずつ滞在してみて分かったのは、同じマリオットグループでも「癒しの方向」がまったく違うということ。
Appyが感じたタイプ別おすすめはこちら👇
タイプ | おすすめホテル |
---|---|
💻 ワーケーション・一人旅 | エレメント |
🌿 癒し・静寂重視 | スタラ |
🍽️ 食・文化体験重視 | スタラ |
🧘♀️ 朝活ヨガ派 | エレメント |
💰 コスパ重視 | エレメント |

では、それぞれのホテルの違いを見ていきましょう!
レッツゴー!
ホテルコンセプトの違い
どちらのホテルも、スタッフがフレンドリーで、おもてなしの精神に溢れていました。気軽に話しかけてくれ、一人旅でも気兼ねはいりません。ただし、コンセプトがまるで違います。
エレメント(Element by Westin Bali Ubud)

Stay Well, Be Well, Feel Renewed
〜健やかに、穏やかに、そして新たな自分へ〜
ウェスティン系ブランドらしく、「心身の健康と再生(Wellness & Renewal)」をテーマにしたホテル。
自然光の入る明るい空間、毎朝のヨガ、ヘルシーな朝食など、
心と体を整える“リトリート型ホテル”。
ワーケーションにも向いていて、
“日常の延長で、自分をリセットする場所”という印象。
スタラ(Sthala, a Tribute Portfolio Hotel, Ubud Bali)

A tribute to the soul of Ubud — where nature, culture, and heartfelt hospitality meet.
(ウブドの魂へのオマージュ──自然・文化・おもてなしが出会う場所)
「Tribute Portfolio」は、“個性と物語を大切にするマリオットブランド”。
その中でもスタラは、アユン川沿いの自然とバリの文化を融合したブティックリゾート。
リゾートの雰囲気は静かで、スタッフは地元出身が多く、
“形式より心で伝えるおもてなし”を体現している。
立地・アクセス
同じウブド内で、これら2つのホテルの距離は約10km。車なら30分程度で行き来できます。ただし、道路の混雑がひどい!
エレメントは、
ウブド中心部に比較的近く、アクティブ派にぴったりの立地。
レストランやカフェも徒歩圏内にあり、街歩きがしやすいエリアです。
交通量の多い道路に面していますが、中に入ると驚くほど静かでゆったりできました。

一方のスタラは、
アユン川沿いに建つ、自然と静けさを味わうリゾートタイプ。
緑に囲まれたエリアで、静かな滞在を好む人におすすめです。川のせせらぎが気持ち良く、レストランで長時間過ごしました。
実はこのスタラのほうが、ウブド中心より南寄りにあり、
空港(ングラ・ライ国際空港)からは少し近い位置。

無料のシャトルバスが便利!

どちらのホテルにもウブド中心部への無料シャトルバスがあり、これがかなり便利。
- エレメント:2時間おきに運行(要予約)
- スタラ:2時間おきに運行(予約不要)
どちらも中心部までは約20〜30分。混雑具合によります。
観光や食事に出かける際には、ぜひ利用したいサービスです。
では次に、実際に泊まって感じた客室の快適さや設備の違いを比べてみます。
客室・設備比較
どちらのホテルもマリオットらしい快適な空間ですが、実際に泊まってみると「作業派」と「休息派」で好みが分かれると感じました。
エレメント客室・設備

Appyの部屋は3階のスタンダードな部屋。プールが2階、レストランが3階にあるため共用部へは階段アクセスで便利に行けました。プール好きには2階のプール前のお部屋が人気。8階まであり、上階は眺望が良好です。
- シャワー湯量⚪︎(普通)
- タオルの質⚪︎(普通・清潔)
- USBポートあり
(ベッド脇に2つ、ACコンセント・日本のプラグOK) - Wi-Fi:不安定(ロビーや共用エリアは安定)
- ビジネスセンター利用可(無料)
- デスクとチェア:作業しやすい/ライトあり
- 照明:夜はやや暗めなのが難点
- アメニティ:シャンプーのみ(リンスなし)
USBポートやデスク環境が整っていて、椅子も作業用として◎
ワーケーションや一人旅の作業拠点としては優秀。
ただしWi-Fiの不安定さが惜しいところです。
Appyは我慢できず、Airalo(eSIM)を使っていましたが、ロビーでは安定していたので、部屋の場所にもよると思います。
スタラ客室・設備

Appyは8階のプールビュー・バルコニー付きでした。アユン川沿いのお部屋が人気ですが、料金が高め設定です。
- シャワー湯量◎(強めで快適)
- タオルの質◎(ふかふかで高級感あり)
- USBポートなし(ACコンセント多数・日本のプラグOK)
- Wi-Fi:安定&高速。
- 夜間照明:明るく、リラックスできるトーン
- アメニティ:シャンプーとリンスが別タイプで品質◎
USBがない点だけが惜しいですが、デスクも使いやすく部屋が明るいので、ワーケーションもOK。静かな環境と快適な水回りで、休息に向いた設計です。
共通設備

スリッパではなくビーチサンダル支給というのが南国らしいです。設備については、どちらも快適。スタラの方がやや高級感あり。
- バスタブなし・レインシャワーあり
- ドライヤー:風量十分/ガウンあり/パジャマなし
- 歯ブラシセットあり
- スリッパの代わりに新品ビーチサンダル付き(そのままプールへOK)
- 室内・バスルームともに清潔で新しく、快適。
- 虫の侵入対策あり(まれに蚊が入るが、虫除けの貸し出しあり)。
- ドライヤー風量⚪︎、ガウンあり、パジャマなし。
スパ

どちらのホテルにもスパあり。
料金は60分あたり約5,000円〜(Rp500,000程度)。
ホテル価格ながら、日本の半額ほどで利用できます。
バリニーズマッサージが特におすすめです。(オイルマッサージ)
スタラは「休むための快適さ」。
どちらも新しくて気持ちいいけれど、目的で選ぶと満足度が変わる。
朝食&レストラン比較(Appyが感じた差)
マリオット・プラチナ会員特典で、どちらのホテルでも朝食は無料でした。
ただし「味と丁寧さ」で言うと、スタラに群杯があがりました。
エレメントの朝食&レストラン

- 朝食はブッフェスタイルで、種類がとても豊富。
- オムレツステーションやパン、果物なども揃っていて、バランスは良好。
- ただ、味は平均的で“可もなく不可もなし”。
- 野菜やフルーツは新鮮で美味しい。
- ランチタイムになると、名物のピザがあり、「ホテル内ピザとしては本格派」。
スタッフの頑張りが伝わる一品。
ワーケーション中に軽く済ませるには十分。
スタラの朝食&レストラン

- 朝食はビュッフェ+オーダー形式。
- 料理がとにかく丁寧で上品。
- 食材の扱いも繊細で、味のバランスが絶妙。
- コーヒーは1杯ずつラテアートを描いて提供してくれる。
→ 「朝からアート付きのカプチーノ」は感動レベル。 - 生野菜の品質もよく、ドレッシングも手作り感あり。
まさに“ウブドの贅沢”そのもの。
ランチ&ディナー比較
どちらのホテルにも、広いレストランと夕方から営業するバーがあります。
どちらも雰囲気は落ち着いていて、のんびり食事ができます。
エレメント
ピザが名物。薪窯風で本格的。

ジャパニーズ親子丼を食べてみたら、別物だった😀

スタラ
名物はクリスピーダック「Bebek Sthala」。
外はパリッ、中はふっくら。スタッフも誇らしげにすすめてくれた。

デザートのおすすめは「Bubur Cendil」が最高。
ココナッツソースとモチモチ団子の組み合わせが絶妙で、
海外ホテルでは珍しい“上品な甘さ”。

スタラのレストランはエレメントよりも価格設定が若干高めに感じました。
でも、味・盛り付け・接客すべてがワンランク上でだと感じました。
Appyまとめ
比較項目 | エレメント | スタラ |
---|---|---|
朝食 | 種類豊富だが味は平均 | 味・丁寧さが秀逸 |
ランチ ディナー |
ピザが名物、本格派 | 味・盛り付けともに上質。 Bebek Sthala・Bubur Cendil が看板メニュー |
価格帯 | 街中の観光客向け高級レストラン価格 | エレメントより若干高め (内容相応) |
朝から夜まで“丁寧”が貫かれていて、
味の記憶がずっと残るホテルやった。
アクティビティ比較(無料)
どちらのホテルも、朝から“心を整える”時間が用意されています。
ウブドは世界的にも「ヨガの聖地」と呼ばれており、世界各国からヨギ(ヨガをする人)が集まる町。
ちなみに、どちらのホテルにも有料のプライベートヨガが用意されていました。
ヨガを本格的に学びたい人にも、さすがウブドという環境です。
📍ヨガはインド発祥やけれど、ウブドが「ヨガの聖地」と呼ばれるようになったのは、1970年代以降のスピリチュアルブームがきっかけ。自然の中で心を整えたい人が世界中から集まる町になった。
エレメント|毎朝ヨガ(無料)
公式には週2回の開催と記載がありましたが、実際には毎朝1回無料で開催されていました。

木々に囲まれた屋外ヨガスペース。朝の光の中でマットが並ぶ。
- 開催時間:毎朝7:00〜(1時間)
- 内容:ヴィンヤサのフローにハタヨガを組み合わせたスタイル
- プール横のスパ前エリアで開催。木々に囲まれた癒し空間。
- 仰向けになって見上げる空の葉のキラキラが印象的。
- 定員は約10名。人気が高く、早めの参加がおすすめ(満員で断られる人も)
- インストラクターはファミリー。1日目は娘さん、2日目はお父さん。
- お父さんの「ヨガ精神」と「娘を愛する心」が伝わってきました。
朝の風と木漏れ日が、心のスイッチを入れてくれる。
スタラ|Morning Walk(無料)
無料ヨガは週末のみの開催だったので、今回は「Morning Walk」に参加しました。ホテル前の道路を横断して路地に入ると、整備された民家と田園風景が広がりました。

- 開催時間:朝7:00〜(約1時間半)
- 内容:ホテル周辺の村や田んぼを歩く“バリ文化体験ツアー”
- ガイドが同行し、草花・伝統・家族構成・信仰などを解説してくれる。
- 実際にバリニーズの民家を訪問し、お祈りの場所や生活の工夫を紹介。
- 田んぼの畦道を歩きながら、朝の光と風を感じる心地よい時間。
- ガイドさんの「会社(スタラ)を愛する精神」が伝わってきました。
ヨガがなくても、歩く瞑想みたいな時間。
風と光、そして人の温かさで心が整った。
比較まとめ
Appyの体験比較です。スタラのヨガは曜日が合わず、体験できなかったのが残念!
項目 | エレメント | スタラ |
---|---|---|
開催内容 | 朝ヨガ(毎日) | Morning Walk |
開催時間 | 7:00〜(約1時間) | 7:00〜(約1時間半) |
内容 | 呼吸と動きで整える | 文化と自然で癒される |
体験の方向性 | 内側に向かうリセット | 外に向かう学びと交流 |
スタラは「世界とつながる時間」。
どちらも朝から心を満たしてくれるアクティビティやった。
料金&ポイント比較
マリオット・ボンヴォイのポイントと宿泊料金は、おおむね連動しています。
最近はポイントの価値が下がっており、現在は1ポイント=約1円ならまあまあと考えると現実的です。
ホテル名 | 必要ポイント数 | 目安料金(円換算) | クラス感 |
---|---|---|---|
エレメント・バイ・ウェスティン・バリ・ウブド | 21,000 pt | 約16,000〜20,000円 | 中級クラス(ウェスティン系) |
スタラ・ア・トリビュート・ポートフォリオ・ホテル・ウブド | 25,000 pt | 約20,000〜24,000円 | ブランド上位(実質中級) |
Appyはどちらも前日予約でやや高めでしたが、早めの予約なら安めに泊まれる印象です。
バリ島のマリオット系ホテルは1室料金制(1人でも2人でも同額)なので、
2人利用なら圧倒的にコスパが良くなります。
2万円前後でこのクオリティなら十分満足。
中級クラスの中では、どちらも“値打ちある滞在”やと思う。
プラチナ特典とサービス比較
プラチナ会員としての特典内容に大きな違いはありませんが、
ホテルの稼働率やブランドの違いによって“体感差”はありました。
特典項目 | エレメント(Element) | スタラ(Sthala) |
---|---|---|
朝食無料 | あり | あり |
レイトチェックアウト | 難しい(満室多め) | 16時までOKでした(空きあり) |
アップグレード | なし(満室のため) | あり(バルコニー付きへ) |
スタッフ対応 | 英語がわかりやすかった | 英語に訛りあり、でも笑顔で丁寧 |
経営スタイル | 純マリオット(ウェスティン系) | フランチャイズ系、地元色が強い (オーナーはジャカルタ出身らしい) |
🌿 エレメント
- マリオット本体の直営に近く、サービスは洗練されている。
- ただし人気が高く、満室で特典が受けにくいことも。
- 英語が聞き取りやすく、安心感がある。
🌺 スタラ
- フランチャイズ型(Tribute Portfolio)で地元運営色が強い。
- スタッフは温かく、笑顔が自然。
- 空室が多く、レイトチェックアウトやアップグレードが柔軟。
- 英語が少し聞き取りづらいが、気持ちの良い接客。
スタラは“ローカルの温かさ”。
どちらも方向性は違うけど、ホスピタリティはちゃんと感じられた。
まとめ
実際に2泊ずつ滞在してみて分かったのは、同じマリオットグループでも「癒しの方向」がまったく違うということ。
ウブドを4泊できるなら、2泊ずつホッピングするのも楽しいです。それ以下の滞在日数なら、自分が「何を求める旅にしたいか」で選ぶのが正解やと思う
どちらを選んでも、ウブドらしい癒しが待っています!
この情報が役に立てば、嬉しいです!
もっと写真を見たい方はこちら👇
エレメント・ウブド写真ギャラリー【画像12枚】
- エレメントのレストラン。開放感があり、客室棟を望む。
- 夜のテラス席でバロンダンスが上演される様子。ディナーと伝統文化を同時に楽しめる。
- ロビー内に併設されたスターバックス。価格は街中と同程度。
- ヨガ中に見上げた空。木漏れ日と青空が交差する癒しの景色。
- 朝食のBAKSOコーナー。作りたてのスープが人気。
- 洗面とトイレが一体になったすっきりとしたバスルーム。
- 無料レンタサイクルが並ぶ。ウブド散策に便利。
- 朝食ブレッドコーナー。焼きたてパンの香りが広がる。
- エレメント玄関前にあるガネーシャ像。穏やかな表情が印象的。
- エレメントのマスコット「Eli」。ココカンバードがモチーフ。
- 緑に囲まれた静かなプールエリア。デッキチェアとパラソルでリラックス空間。
- ロビー(5階)からプールエリアを見下ろす。建物と庭の一体感が美しい。
スタラ・ウブド写真ギャラリー【画像12枚】
- スタラのレンタサイクル。村の散策にちょうどいいサイズ感。
- ホテル外階段からアユン川へ続く散歩道。静かな自然が広がる。
- モーニングウォークで見た田園風景。朝の光がまぶしい。
- スタラのロビー。赤いカーペットが重厚で高級感がある。
- ガイドが稲穂を指さす。黄金色に輝くお米。
- 朝食のカプチーノアートと新鮮なジュース。
- バリの民家を訪問。家庭ごとの寺院に感動。
- スタラ8階の部屋から見たプール。敷地内に2か所ある。
- アユン川にかかるスタラの専用橋。対岸は行き止まり。
- スタラのアクティビティメニュー。ロビーのモニターで毎日更新。
- 熱帯植物に囲まれた開放的なレストラン。自然を感じる空間。
- ガイドと歩く田んぼの畦道。お米の収穫が近い時期。