こんにちは!ピースボート第118回世界一周クルーズに乗船中のAppyです。
今日はクルーズ17日目で、明日はモーリシャスに到着予定です。今日も比較的穏やかな海の中を進んでいます。
昨日に続いて、今日も娯楽系ではなく、真面目な内容の講座に参加しました。今回も備忘録として私が感じたことをまとめてみようと思います。
今回参加したのは、「生きながらの死 封鎖という構造的暴力」という、イスラエルとパレスチナ問題に関するセミナーです。このセミナーはシリーズ化されており、水先案内人の岡真里さんが教えてくれています。
実は私、政治やニュースにあまり詳しくないタイプなのですが、このセミナーを通じて、イスラエルとパレスチナの問題がどれほど深刻なのか、少しずつ理解できてきました。
ガザ地区の封鎖について考える:私の感じたこと
ガザ地区の封鎖って何?
まず、ガザ地区の封鎖が始まったのは昨年ではなく、2007年からという話がありました。封鎖というのは、ガザの周りが閉じられていて、人や物資の出入りが制限されている状態のことです。イスラエルが自国の安全を守るために封鎖を行っていると聞きましたが、その一方でガザに住む人々にとっては非常に厳しい生活を強いられていると知り、驚きました。イスラエルだけでなく、アメリカもこの封鎖を支持しているということで、国際的な問題なんだなと思いました。
ガザでの生活の現実
セミナーでは、ガザ地区での具体的な生活の様子についても話がありました。私が特に印象に残ったのは、以下のポイントです。
1. 医療の不足
ガザでは医療設備が整っていないため、重い病気の治療が受けられない人がたくさんいるそうです。イスラエルは治安上の理由から患者の移動を制限しているため、命を救うために外に出ることもできない状況です。アメリカをはじめとする諸外国が支援を行っているものの、まだまだ十分ではないと感じました。
2.電気と水の問題
ガザでは1日のうち数時間しか電気が使えないという話を聞いて、驚きました。私たちにとって当たり前の電気が、ガザの人々には贅沢品のようなものなんですね。また、水もほとんどが飲めないほど汚染されていると知り、生活するのがとても難しい状況なんだと感じました。
3. 精神的な影響
ガザの若い人たちが将来に希望を持てず、自殺を選ぶケースが増えているという話を聞いて、胸が痛みました。イスラム教では自殺が宗教的に大きな禁忌とされているにもかかわらず、それでも命を絶つ人がいるという事実が、どれだけ追い詰められているかを物語っています。
国際社会の役割
このセミナーで感じたのは、ガザの問題はイスラエルとパレスチナの間だけの問題ではなく、アメリカやヨーロッパ諸国、国連などの国際社会全体が関わっているということです。イスラエルはガザの封鎖を続ける一方で、アメリカはイスラエルを支持し、軍事支援も行っています。反対に、ヨーロッパ諸国や国連は人道的な観点からガザの封鎖解除を求めており、この問題が解決するためには国際的な協力が必要だと感じました。
私たちにできること
私は政治の専門家ではないし、詳しい知識もありません。でも、こういったセミナーに参加することで少しずつ理解を深めていくことはできると思います。そして、ガザの人々が抱えている問題に目を向け、声を上げることも大切です。イスラエルやアメリカの政策について知り、諸外国がどのように関与しているのかを理解することも、世界で起きている問題に対して私たちができる一歩です。
ピースボートへの政治的、宗教的な偏りについての見方
ピースボートには、政治的や宗教的な偏りがあると問題視されることがあります。正直に言うと、私も乗船前は少し心配していました。でも、今回のセミナーに参加してみて、こうした問題を扱うことがなぜ必要なのかが少しだけ理解できた気がします。
イスラエルとパレスチナの問題のようなデリケートなテーマを取り上げることで、偏りがあると感じる人もいるかもしれません。しかし、こうしたテーマについて学ぶことは、単に偏った意見を押し付けるのではなく、実際に世界で何が起きているのかを知るための重要な機会だと思います。
私自身、これまで政治や宗教について深く考えることはあまりなかったのですが、このセミナーを通じて、さまざまな視点から物事を考えることの大切さを感じました。ピースボートのような場で世界の現実に触れる機会があることは、とても貴重な経験だと思います。
星空観望会に参加しました
新月の夜に、「船の灯りを消して南半球の美しい星空を眺めましょう」というイベントに参加してきました。20:00からプールエリアに集まって、約30分間船の灯りが消されました。エンヤのBGMが流れて、ムードはばっちりでした。
残念ながら曇っていて星空はあまり見えませんでしたが、それでもイベント自体はとても楽しめました。普段は星が見えるかと思いきや、船の灯りが明るすぎて、実はよく見えないんです。だからこそ、こういう特別な機会に星を眺めることができるんですね。クルーズ旅行で海の真ん中にいるのに、星が見えないなんて、ちょっと意外でした。
終わりに
乗船してから、備忘録にする題材が多すぎて、すべてをブログにアップできていない状態です。ネタ切れするかと思いきや、次から次へと初めてのことばかりで、全く追いつきません!
また、毎日更新していると情報があちこちに散らばってしまうので、今後はテーマ別にまとめた記事も作ってみたいと思っています。とりあえず、乗船日記の方は時系列で更新していく予定です。
船内生活は想像していた以上に快適で、充実して楽しく、毎日が新しい発見でいっぱいです。Sally会メンバーとの交流以外にもディナーで同席した方々との輪も広がっています。
明日はモーリシャスのポートルイスに着岸します。船内で知り合った11人のお友達と一緒にレンタカーで観光する予定です。地元のことをよく知っている方が引率してくれるので、期待値MAXです!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
ではでは。
パレスチナ問題。。。私もシリア内戦前、青年海外協力隊に日本語教師で赴任していたのでこの問題には体験と共に私なりに思うところがあります。それにしても!
岡真理さんが水先案内人なんて!!私も聞きたかった!!
岡さんの『アラブ、祈りとしての文学』本棚にありました(昔読んだかな、、、)
アッピーさんのおっしゃるとおり、欧米諸国が大いに関係しています(シリア内戦ももちろん)。でもPBは少し?左よりの講師が多いのも事実。なので過信はしないで、でも学ぶことは大事!
モーリシャス レンタカーで旅行!!凄いな!!楽しんで!また写真は報告待ってます!!(モーリシャスの人はすっごく優しいから、大人数ではあるけど、地元の人とも交流してね〜!!)
sallyさん、書き込みありがとうございます。私には遠い国の話で、私のようなお気楽無知の人間に気づきを与えると言う点で、ピースボートの活動はすごいと思います。
Apptさん、おはようございます。
モーリシャスに着きますね。私達は自転車でトライです。楽しみましょう。
ところで昨日の心で日記を書こうの企画つてどんな内容だつたかわかりましたか?
私はよくわからず,途中退出しました。
ひろさん、コメントありがとうございます。
日記のセミナーですが、30分位で退場いたしました。私には難しかった。講師の方は、過去にひどい心の傷を負われた方で、そこから生還した経験を生かして、このような活動をされているそうです。心の真相に迫るような、深い内容の講義でした。
モーリシャスでの、自転車体験、どうだったか感想が聞きたいです。よろしくお願いします。
appyさん、モーリシャスの自転車ツアーは自分としては良かったと思います。まず6キロ程西南に向かいビーチを探しました。ANAKAOというホテルがあったのでランチを食べて、ビーチを使えるか聞いたところ大丈夫だっていうんでランチとビールを頂き、ビーチを使おうとしたら金網があり海には入れませんでした。ホテルを後にして、帰りは地元のスーパーを探しながら帰りましたが⚓️付近の街並みとは全く違い、道は悪く,ゴミだらけ。スラム的な家並みと立派な家が混在。わたしの
モーリシャスのイメージとは大分違いました。スーパーは地元民むけなので、バラマキ用にバニラビーンズを10個買いました。1個160円くらい。あと自分用にお酒。南アフリカは自転車を降ろせないので移動手段を考え中です。
ひろさん、自転車の観光の事教えていただいてありがとうございます。
モーリシャスで、普通の観光では見られないような部分を見ることができたんですね。
私たちが通った道は、大きな通りだけだったと思いますが、車に乗っていても、道が凸凹していて車酔いしてしまいました。
自転車で観光できる国とできない国があるんですね。
また自転車で行かれた時は教えてください。
ありがとうございました!
あまり、正確には知らないパレスチナ問題ですが、知れば知るほど、無関心ではいけないと思っています。毎日ニュースに心痛めています。
楽しい船旅ですが、ある意味でさすがピースボートと言えるのかもしれませんね。
まーこさん、書き込みありがとうございます。
励みになります。
貧困で喘いでる人々がいる中の、豪華客船での旅です。毎日バチが当たりそうだと申し訳なくなります。