こんにちは!ピースボート118回クルーズに乗船中のAppyです。
カヤオでの4日間が終了し、無事に帰船しております。私がこのクルーズで一番楽しみにしていたマチュピチュ観光が終わり、しばし脱力感で2日間ボンヤリと過ごしておりました。
やっとブログを書く気になったので、記録していきたいと思います。どのような構成にしたら良いのか?
カヤオの4日間を個人手配しようとしている方が多いと思うので、参考になるような記事構成にしたいと思います。
最初にお話ししたいのは、今回のマチュピチュ観光は、トラブルの連続で本当に大変でした。いくら計画しても計画通りには行かない国であるということを念頭に、
「限られた日数でマチュピチュに個人手配で行くには相当な覚悟が必要」
という点について、詳しくお話ししたいと思います。
私のマチュピチュの観光プランは、次に詳しく書いています。
ペルーで日本の常識は通用しない!
ペルーでの飛行機移動の危うさと、ガイドツアーってどうなの?って疑問に感じた4日間でした。他の個人手配のグループの方や、ピースボートのオプショナルツアーに参加した方のお話しも参考に、どういう状態なのかを解説していきたいと思います。
ペルー人の「時間の概念」の違い
ペルーでの観光でまず驚いたのが、「時間の概念」が日本と全く違うということです。日本人にとっての「時間厳守」や「予定通り」という常識が、ここでは通用しません。
私たちが予約していたプライベートガイドツアーでは、念入りにガイドと約束していた電車の時間が、全然違う時間帯であったり、他のグループのツアーでは、約束の時間にガイドが現れなかったり。「今は昼休みだから、空港に迎えに行けない」といった、信じがたい理由も聞きました。感覚的には2時間のズレは当たり前と思った方が良いです。
ペルー人の「いい加減」なところ
他の乗客の話でも、バスが急に来なくなったり、飛行機がキャンセルになったり、電車が遅れたりと、日本では考えられないようなトラブルが続出していました。行きと帰りの両方のフライトが欠航した方もいらっしゃいます。
ジャパングレイスのオプショナルツアーでも、アップグレードしたホテルの部屋が確保されていなかったり、遅延につぐ遅延で、ホテルで寝る時間が2時間しかなかったなど、散々な目に遭った方もいらっしゃいます。一方で、すべてが予定通りで、最高に楽しめたという方もいらっしゃるのです。要するに、運が良かったのか、悪かったのかという世界です。
ペルーでの観光は、予定通りにいかないことを前提にしておいた方が良さそうです。ペルーで日本での「確実さ」を求めると、私のように終始、憤慨しっぱなしになります。笑
2時間の時間のズレは、当たり前と言いましたが、変更になっても事前連絡をくれません。私も電車時間の変更を当日になって聞きました。サラッと言ってのけるんですよね。計画がめちゃくちゃになるとか、2時間も相手を待たせるとか、そんなの知ったことじゃないみたいです。
言い訳にウソが見え隠れ
マチュピチュ泊とクスコ泊しましたが、どちらもホテルに18:00に到着するようにお願いしていました。高齢者グループですから、早めにホテル入りして周辺を散策してみたり、レストランへ行ったり、ゆったりとした時間を過ごしたかったのです。
ですが実際には、マチュピチュには21時着、クスコには20時着になりました。オリャンタイタンボとマチュピチュ村を往復した電車の予約時間が、2時間も違っていたんですよね。
事前にWhatsAppのチャットでお願いしていた時は、「そんなのお安いご用だ!」「任せとけ!」「最高のツアーになるぜ!」みたいに調子が良かったです。なぜ電車の時間が急に変更になったのかを問い詰めると、色々な理由が飛び出しました。
- 観光に時間がかかるから、電車の時間をズラしといた。
- お天気の影響でフライトが遅れるかもしれなかったから電車をズラしといた。
- 電車の時間帯を決めるのは、私の担当だから。
などなど。色々な理由を言ってきます。結局、変更になった理由は今でもわかりません。私の中では、夜間の景色が見えない時間帯の電車料金は昼間と比べて安いのではないか?という疑いを持っています。間違ってたらゴメンだけど。
危うく荷物を紛失!マチュピチュ村ホテルの駅配達に注意
私たちのプランは、マチュピチュ村に宿泊して、翌朝にマチュピチュ遺跡を観光するというプランでした。1泊2日のガイドツアーだったので、ホテル手配は旅行会社がしてくれていました。マチュピチュの駅から10分ほどの場所にある川沿いの3つ星クラスのホテルで、窓からの眺めが良かったです。
オリャンタイタンボからマチュピチュ村へ向かう電車は1時間遅れていました。これぐらいの遅れは普通のようです。私たちが電車でマチュピチュ村に21時に到着したら、ひと足先に到着していたガイドさんが待ち構えてくれていました。
さらに、ホテルスタッフも駅で荷物を預かってくれ、ホテルまで運んでくれました。サービス満点! ツアー会社とホテルの情報共有がきちんとされているのが分かりました。マチュピチュ村のホテルでは、こういった駅からホテル間の荷物運搬サービスが提供されているようです。他のホテルのお迎えも来ていました。
ですが、これが思わぬ落とし穴となったのです。
マチュピチュ村に荷物が置き去りに!
翌朝に、ホテルに荷物を預けてマチュピチュ遺跡を観光しました。ホテルスタッフは私たちのこの日の電車の出発時刻を把握していて、マチュピチュ村の出発前に駅まで荷物を届けてくれるといいます。少し心配でしたが、ガイドさんもホテルスタッフも自信満々だったので、すんなり承諾。
この日、私たちは、ガイドさんとはお別れし、電車と送迎車を乗り継いで、マチュピチュ村からクスコへ戻る予定でした。電車の出発時刻が迫ってきたので、私たちは早めにマチュピチュの駅へ行き、約束の場所で荷物が来るのを待ちました。ですが、いくら経っても、ホテルスタッフは現れず。
時間を逆算すると、ホテルまで取りに行って駅まで戻ってくる時間は、すでにありませんでした。ホテルに電話しても誰も出ない。私たちは、苦渋の決断をすることになったのです。マチュピチュ村に荷物を置き去りにして、電車にギリギリに飛び乗りました。
荷物運搬の責任はいったい誰に?
そこから、ツアー会社との交渉が始まりました。WhatsAppで電車内でチャットしていました。ホテルスタッフは「荷物を駅まで運んだが、私たちはいなかった」と嘘を言っているようです。ツアー会社が言うには、「いかなる場合でもツアー客に荷物の責任がある」というのです。そんなの日本で通用しますか?
ツアー会社の予約したホテルのミスについて、私たちが責任を負うなんて、そんなことありえない!4人とも預けたバッグの中に、高山病の薬が入っていました。「私たち老人は、大切な薬を飲まないと大変なことになります」と伝えたら、これは一大事だと思ってくれたようです。
奇跡的に届けてくれた荷物
私たちがクスコのホテルにチェックインしてから2時間半後の22:30に、ホテルに荷物が到着しました。ツアー会社の方が、マチュピチュ村から電車とタクシーを乗り継いで、私たちのクスコの宿泊ホテルに届けてくれたのです。
タクシー代だけでも、払ってくれないかという嘆願があったのですが、これは日本の常識に反していると思いまして、無視しました。後で、良く考えたら、ペルーでのこの対応は神対応だったと思われます。荷物がなくなっても、知らん顔されてもおかしくなかった。本当に運がいい。
今回選んだツアー会社、電車の時間が違うとか、憤慨から始まりましたが、後で良く考えてみると、良心的な会社を選んだのかもしれません。いや、そうに違いありません。お礼にとは言いませんが、親切対応であったのは確かなので、このブログで宣伝だけしておきたいと思います。
私たちが利用したガイドツアーはこちらです。↓
クスコからの聖なる谷とマチュ ピチュでのプライベート 2 日間ツアー
アバウトすぎる釣り銭と換算方法
ペルーの小さなお店や露店、マーケットでは、クレジットカードが使えない場合が多く、使えたとしても、相当嫌がられるので、リマ空港で現金「ソル」を準備しておきましょう。私たちは1人100ソル(4,000円弱)を用意しておきました。お土産を買いたい人は、これでは足りないと思いますので、もう少し多めに。
お店で現金を支払う場合、釣り銭に注意すること。ドルで支払うと損をします。
釣り銭に注意して!ごまかし横行
ペルーでは現地通貨の「ソル」が使われています。だいたいのレートは
1ソル=40円
と覚えていました。
私は3回ぐらい、計算違いに気づき、催促すると、きちんとお釣りをくれました。悪びれもせず数字を丸めるようです。お釣りをパッと手渡して、店員がサッといなくなるというケースもありました。この場合は、諦めました。泣き寝入りです。笑
ドルも流通していますが、お店ではかなり損になる計算をされてしまうので、いくらかは空港で米ドルをソルに両替しておいた方が良いでしょう。リマ空港のATMでワイズカードを使ってソルを引き出すこともできます。引き出すには一定の手数料が必要。私たち4人は、1人が代表で出金して100ソルずつ分け、後で精算しました。
ペルーマジック? ドルで払うと大損!
お店でソルからドルへの計算方法ですが、呆れるほどザックリです。ソルを3で割ります。めちゃくちゃアバウトです。例えば、
100ソル÷3=33ドル
11月3日のレートで考えると、
100ソル=4,057円
33ドル=5,047円
な、なんと、1,000円も損になります! しかも、お釣りをソルでもらうときに、ごまかされると、頭がごちゃごちゃになり、ボラれているのも気づかずに、かなりの損をすることに。もう、これはペルーマジックですよ。気をつけましょう。
飛行機の遅延と欠航
ペルーのフライトの遅延やキャンセルは頻繁にあります。かなり前から定刻通りにフライトが飛んでいるのかを、チェックしていましたが、それほど目立ったことが無いように見え、安心していました。フタをあけると、欠航した便はサイトに表示されていないだけで、欠航が横行していたことがわかりました。
私たちは、ラッキーだっただけ!
幸い、私たちの予約していたフライトは往復とも遅延や欠航がありませんでした。予約段階でLCCは格安でしたが、キャンセル対応などに不安があったので、フラッグシップのLATAM航空を選びました。元々はチリの国営航空であり、最近の経営は難ありですが、他に選択肢がありませんでした。
私たちの往きのフライトはカヤオ2日目の7:30発。定刻より早めに到着し9:00には、お迎えのガイドさんと合流できました。帰りは4日目の16:00発。帰船リミットは20:45。少し遅延するだけで、帰船できずに置き去りにされてしまうという、何とも根性のすわったスケジュールでした。
飛行機の欠航が頻繁に
カヤオ1日目の夕方にリマからクスコに向かうLATAM航空のフライトが急に欠航になり、翌日に振り替えになったそうです。空港で早めに知った方は、すぐにカウンターに行き交渉。空港近くのホテルを準備してもらったそうです。カウンターに行くのが遅かった方は、近隣のホテルを確保してもらえず、タクシーで1時間もかかるようなホテルになったそうです。
フライトが翌日に変更になるなんて、かなりショックですよね。出だしにこれだと、計画がめちゃくちゃです。
また、次は帰りのフライトもありました。カヤオ4日目の16:30のLATAM航空のフライトも欠航になり、同日の15:00のフライトに振り替えられた方がいました。この知らせは2日前にあったそうで、時間が前倒しになる変更については、心の準備は大丈夫ですね。
ですが、カヤオ4日目の午後のフライトが急にキャンセルになり、夕方便になった方がいて、帰船リミットギリギリに帰ってきたそうです。あ〜怖!
マチュピチュ観光に行けなかったグループも
個人手配でマチュピチュに行かれたグループで、往復の両方のフライトで欠航をくらった方々がいらしたそうです。この場合、行きのフライトは翌日になり、マチュピチュ観光の調整がつかずに帰って来られたそうで、何とも気の毒。それだけでなく、帰りの便まで憂き目に遭うなんて。ただし、ぎりぎり帰船リミットに間に合っただけでもラッキーであったのかもしれません。
オプショナルツアーのチャーター便が遅延
オプショナルツアーのチャーター便もLATAM航空でした。私たちの16:00のフライトは定刻通りでしたが、15:50に出発を予定していたチャーター便は2時間遅延し、18:00前に出発しました。この日のジャパングレイスのチャーター便は、リマとクスコを往復していて、遅れが最後の方の便に、しわ寄せされたいたような感じと思われます。
チャーター便が遅れて帰船リミットに間に合わなかったとしても、まさか、ツアー参加者全員が、置き去りにはされないでしょう。もし、当日のフライトが翌日に振り替えになったとしても、寄港を1日延ばして解決されるものと思われます。
帰船リミットに間に合わなかったら?
もし、フライトが欠航や遅延で、帰船リミットに間に合わなかったらどうするか。これは事前に考えていた方が良いし、精神安定上、必要な対策でしょう。
取る行動としては、次の2案しかありません。第1案は、諦めた方が良さそうですが、私ならダメ元で、まずはジャパングレイスのチャーター便に乗せてもらえるように、アタックしてみると思います。
第1案:ジャパングレイスのチャーター便に乗せてもらう
もし、飛行機の欠航や遅延が原因で、帰船リミットに間に合わないことになったら、ピースボートのチャーター便や空港からのチャーターバスに乗せてもらえるのでしょうか?
今回、私が聞いた話では、フライトが遅延になったグループで、添乗員に頼み込んだグループがいるらしいです。しかし、答えはNo!でした。空席があったらしいのですが、ダメなものはダメで、自己責任を果たしなさい!ということでした。
はい、人生、そんなに甘くはない。でも、自分がこの状況になったら、まずは懇願します。ダメ元で全力アタックです。笑
第2案:気持ちを切り替えてオーバーランドツアー
次の寄港地「イースター島」へ行くとうプランをボヤッとですが、考えていました。イースター島まで6日間もあります。ペルーには1時間ぐらいのフライトで訪問できる魅力的な街があるのです。これらを訪問するのも良いと思っていました。
カヤオでは外泊するので、パスポートを船内で返却してもらい、携帯していました。パスポートがあれば、何ら不可能はありません。ただし、チリへの入国ビザについては、調べる余地があります。チリへ早くに入国できるのなら、チリ観光でもいいでしょう。こう考えれば、気持ちが楽になりませんか?
問題はお金! イースター島へのフライト代は10万円ぐらいかかります。マチュピチュ観光は個人手配で行くと、オプショナルツアーの半額以下になりますから、結局、合計の出費は同じになると考えれば、いかがでしょう。
まあ、帰船できなくても死ぬわけではないので、何とか切り抜けて、ハプニングをより楽しい旅に変えることができれば、これもまた旅の醍醐味ではないでしょうか。
結論:マチュピチュの個人手配は覚悟が必要
以上のことから、限られた日数でマチュピチュに個人手配で行くには、相当な覚悟が必要だということがわかります。現に、私たちの場合、帰りの夕刻のフライトが欠航になり、翌日に振り替えられるリスクが、かなり高かったことが伺えます。
欠航や遅延に備えて、早い対応ができるように、帰りは出発の2時間半前に空港に待機していました。別便で私たちより早く出発するお友達に、「早っ!」と言われましたが、臨機応変に対応するためには必要な時間でした。フライトボードを見ては、大丈夫か?と確認。定刻通りに出発してくれて、本当に胸を撫で下ろしました。
今回の記事は、ペルーを観光してみて、大まかな実態と感想について記録しました。マチュピチュ観光を個人手配する方のスケジュール作りの参考になれば幸いです。
観光内容については、次からの記事をお楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではでは。
私のマチュピチュの観光プランは、次に詳しく書いています。
いやぁ読んでいるだけでヒヤヒヤしました。
よくぞご無事で!!
なんか、、、ペルーは個人旅行あまりお勧めできませんね。。。
動画内容考えないと。。。
不思議と帰船できなかった人の話しは聞かないです。オプショナルツアーも予定が狂いまくって、
悲惨なグループがあったから、もう、これは運でしかないです。
もし、もう一度ピースボートからマチュピチュに行くことになったら、誰か連れて行ってくれる人に便乗したい!
そんな人が見つからなかったら、オプショナルツアーにしときます。笑
精神的にしんどすぎる!
appyさん無事に帰れてよかったですね。これじゃ、ドキドキハラハラで優雅に旅を楽しめないですね。非常に参考になりました。これからも楽しい旅を! ブログ楽しみにしています。
れもんさん、私は計画した本人だから、終始ヤキモキしてましたが、一緒に行った友達は非常に楽しい旅だったそうです。誰かの計画に便乗する人は、ある程度気楽なので、1番楽しいのかもしれません。笑
不安例の報告はたいへん参考になります
ありがとうございます
が、私は個人手配を断念していません
予定はリマ前泊し
あさイチのLATAM航空でクスコへ
クスコ空港で交渉し聖なる谷経由で
オリャンタイタンボを考えています
この交渉が一番の不安材料ですが
聖なる谷移動等の
現地交渉に関する情報等あれば
時間のある時教えて下さい
ひろ121さん、私が知ってる方は、事前予約で
行った方ばかりです。
観光の予約をしておいても、お迎えが来ず空港で2時間待たされたケースも聞いたので、クスコで交渉もアリかもしれませんが、何とも言えない。
クスコでタクシーの客引きはありましたが、スペイン語しか通じないと思うので、対策がいると思います。