
こんにちは、Appyです!
ピースボートで世界一周──。開放的なデッキ、美しい寄港地、自由な毎日。そんな夢のような旅の中で、思いもよらない“落とし穴”がありました。
それは──乾燥です。
想像以上の乾燥と、それにまつわる喉・肌・髪のトラブル。そして帰国後に知った「もしかして、乾燥だけじゃなかった?」という話まで、107日間の実体験をまとめます。
これからピースボートに乗る方が、少しでも快適に過ごせますように。
※この記事は、noteで連載した「乾燥シリーズ」①〜③をもとに再構成しています。
🩺 船旅の健康準備を、まず全体から確認
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船内は想像以上に乾燥した
加湿器、早々にダウン|乾燥との闘いがスタート
乗船前から「船内は乾燥する」とは聞いていましたが、「加湿器を持っていけば大丈夫だろう」と甘く見ていました。
私が用意したのは、アイリスオーヤマの2,500円ほどの卓上加湿器。USB接続で、最初の2週間はしっかり湯気が出て快調だったのですが……ある日を境に徐々にパワーダウン。
フィルターを交換しても回復せず、最終的には「出ているのか、出ていないのか分からない」ほどになり、ついにはUSBを抜いてしまいました。
原因は不明ですが、船内の水が合わなかったのかもしれません。こうして、私の乾燥生活が始まりました。
咳が止まらない日々|のど飴8袋完食
乾燥の影響は、すぐに喉に現れました。
最初は「少し喉がいがらっぽいかな?」という程度。用意していたのど飴は余るだろうと思っていましたが、出航から3週間を過ぎたあたりで状況は一変します。
船内では咳き込む人が急増し、「シアターに行くとうつる」という噂まで。私も咳が出はじめ、のど飴を手放せない生活に突入。夜は咳で眠れない日もあり、最終的には相方とともに発熱して寝込みました。
のど飴は5袋持って行きましたが、最終的に8袋完食。船内ショップでも追加購入することになりました。
医務室に行くかどうか問題|迷うほどに悪化
私は序盤で膀胱炎、相方は風邪で、医務室のお世話になりました。
風邪が流行する中、咳をしていても医務室に行かない人が多く、中にはマスクもせずに咳き込む人も。これは正直、迷惑でした。
実際、咳が長引いて1ヶ月近く部屋から出られなかった方もいました。医務室でコロナやインフルエンザと診断されると、即・隔離部屋に移され、寄港地に着いていても外出禁止です。隔離には自己負担費用がかかるため、それを避けたくて医務室に行かない人もいたようです。
ただ、それでは感染が広がるばかり。医務室もスタッフも頑張っていたので、やはり私たち乗客ひとりひとりの意識が大切だと実感しました。
乾燥は、肌と髪にもやってきた
美容との闘い|サウナとパックで差がつく
乾燥は、肌や髪にも大きな影響を与えます。
乗船中はあまり気づかなかったのですが、帰国後、15年以上お願いしている美容師さんに言われました。
「乾燥してますね。どうされました?」
出発前にも同じ美容師さんにカットしてもらっていたので、明らかに違いが出ていたようです。
そんな中で印象に残っているのが、70代のとても綺麗なご婦人。「毎日サウナに入って、顔パックしてるの」とサラリとおっしゃっていて、年齢を感じさせない肌とハリに驚きました。
私は普段、スキンケアをあまり丁寧にしていないタイプですが、船の上では毎朝晩、化粧水とクリームは欠かさず使っていました。それでも、目尻のシワが気になり始めたのが正直なところです。
バルコニーの部屋は乾燥しなかった!?思い込みの落とし穴
帰国して数ヶ月後、船で仲良くなった美容師さんと再会した際、驚きの事実を聞かされました。
「バルコニーのドアを少し開けてたら、全然乾燥しなかったよ」
…え?そんなことってあるの?と思わず聞き返してしまいました。
私は「潮風はベタベタする」という思い込みが強く、一度も窓を開けずに過ごしていました。夫も神経質な性格で、「窓は閉めよう」と言っていたのもあり、完全に締め切った生活。
でも、実際は潮風も心地よく、虫も入らず、空気が流れて快適だったそう。まさかの“思い込み”で、私は肌や喉にダメージを受けていたのかも…。
旅にはこういう、「知っていたら変わっていたかも」という話があるんですよね。
船室環境で気づいたこと|虫がいない快適さ
船内では、蚊やハエといった虫をほとんど見かけませんでした。これが思った以上に快適で、虫が苦手な方には嬉しいポイントです。
とはいえ、「セーターに穴があいていた」という話も一部で聞かれました。毛糸を食べる虫の可能性もありますが、個人的には日本から持ち込まれた可能性もあるのでは……と感じました。
私は念のため、防虫剤と毛布が入る大きめのビニール袋を持参していましたが、今回のクルーズでは特に出番はありませんでした。毛布も清潔で、快適に使えましたよ。
107日間でわかった乾燥対策
実際に使ってよかったもの、「あったら助かった」と思ったものをまとめます。
持っていってよかったもの
- のど飴(8袋以上がおすすめ)
- 保湿クリーム・リップクリーム(普段使い慣れたものを)
- フェイスパック(数枚でもあると安心)
- 小型加湿器(短期間でも気休めにはなります)
- マスク(乾燥・感染対策に兼用できる)
あったらよかったもの
- 湯たんぽ(冷え性なので、寒いときの味方)
- ヘアオイル(髪のパサつきを防げます)
- サウナに通う習慣(肌にハリがある方が多かったです)
船内ショップで買えるもの
スキンケア用品は船内ショップでも購入可能ですが、価格は高め。品ぞろえも限られているので、できるだけ好みのものを持参することをおすすめします。

洗濯物の部屋干しも、乾燥対策になった
船室の乾燥対策として、洗濯物の部屋干しが役立つこともありました。洗濯そのものも長期クルーズでは避けて通れないので、干し方やランドリー事情を事前に知っておくとラクです。

帰国後にわかった、もうひとつのこと
日本に戻ると、肌も髪も自然に回復した
日本に戻ってきたのは冬でしたが、「日本の乾燥?あんなの船に比べたら余裕!」と思えるほどでした。
肌も髪も、特に何かを頑張らなくても自然と回復していきました。船内の乾燥がそれだけ厳しかったということだと思います。
換気口フィルターの汚れ|乾燥だけが原因じゃなかった?
帰国後、Facebookである投稿を見て、さらに驚いたことがありました。それは、船室の換気口にフィルターを貼っていた方の写真です。
フィルターには、目に見えるほどの黒い汚れがびっしりと付着していて、「これを吸っていたの…?」と、正直ゾッとしました。
さらに、その方は「今回は喉が痛くならなかった」とのこと。
もしかすると、私の喉の不調も乾燥だけではなかったのかもしれない──そんなふうに感じました。
もちろん、これがすべての原因とは限りません。乾燥、空気、体調、さまざまな要因が重なっていたと思います。
ただひとつ言えるのは、「知らなかったことで、対策できなかった可能性がある」ということ。これから乗船する方には、事前に知っておいてほしいと感じました。

まとめ|乾燥、なめたらいけません
ピースボートの世界一周クルーズ。
その中には、美しい景色、心に残る出会い、そして静かに体を蝕んでくる“乾燥”という見えない敵が潜んでいました。
喉を守ることは、体調を守ること。肌と髪を守ることは、心地よく旅を楽しむための準備です。
次に乗船するとき、私はこう言いたいです。
「乾燥、なめたらいけません。」
この記事が、未来の自分、そしてこれから船旅をする誰かの助けになりますように。
ーーAppy
この記事はnoteエッセイのまとめです。






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