こんにちは、ピースボート118回クルーズを終えて帰国したAppyです!
今回は、乗船中に多くの方に質問され、船内でも話題の中心となった「船内Wi-Fi」についてお話します。Wi-Fiの利用法は人それぞれで、「これが正解」というものはありませんが、私自身の使い方、そして節約派の視点も考えてまとめてみました。
船内Wi-Fi:使う人それぞれのスタイル
ピースボートのWi-Fiは、高額ではありますが、旅を効率的に楽しむためには非常に有用なツールです。このWi-Fiがあったおかげで、かなり充実した旅になりました。
船内Wi-Fiはどう活用されている?
お仕事で活用する人
まだまだ少数派ですが、船内でリモートワークされている方がいらっしゃいました。業務に必要なデータのやり取りやオンラインミーティングを行うために、船内Wi-Fiをフル活用。高額な費用を投入しながらも、仕事と世界一周を見事に両立させるその姿は、まさに私の憧れでした。
以前のピースボートでは、通信速度や料金設定から難しかったのですが、第117回クルーズより衛星通信が導入されたおかげで、速度的には実現可能になりました。もしWi-Fiの料金がさらに手頃になれば、もっと多くの方が実現できそうです。私も、「仕事をしながら世界一周」という生き方に心惹かれる一人です。
YouTube・SNS動画を配信する人
YouTubeやInstagramなどに動画を投稿している方もお見かけしました。旅の風景やエピソードを動画で編集し、その場で配信するなんて、本当に素敵な取り組みですよね。私自身も、「YouTube動画を編集してみたいな」と思った瞬間はありましたが、結局はブログの投稿で精一杯。旅の記録を発信することは、趣味としての自己満足の側面も大きいですが、それが誰かの役に立ったり、自分の貴重な旅の記録として、一生の思い出になりますよ!
観光情報を収集する人
私のように観光をより充実させるために使う方も多く、寄港地の観光スポットやツアー情報、交通手段、現地の最新情報をリアルタイムで調べるためにWi-Fiを活用していました。これにより寄港地では、限られた時間内で効率的に行動することができました。
最低限だけ利用する人
必要最小限のデータ購入で費用を抑えつつ、Wi-Fiが必要なときだけ使う方が一番多かったです。家族との連絡や簡単な調べものだけに限定して利用している感じでした。
船内Wi-Fiの料金と使い勝手
乗船初日、私は真っ先に船内ショップへ走り、Wi-Fiデータを購入しました。この行動、実は多くの乗船客が同じようにしていたようで、ショップは大盛況!しかし、購入後に待ち構えていたのは、少々手間のかかるスマホの設定作業でした。
Wi-Fiの接続設定は、地上の通常のWi-Fi接続と比べて少し特殊でした。私も説明書を読んで試みましたが、完全には理解できず、最終的にはスタッフの手助けが必要でした。
乗客の中には、購入したものの1週間以上接続できなかったという方もいらっしゃいました。船内ではWi-Fiの使い方に関する説明会が、何度も開催されていました。
料金設定:1GB,5GB,10GBの3種類
船内Wi-Fiの料金には、1GB、5GB、10GBの3種類が用意されています。2024年9月には、少し料金が引き下げられる嬉しいニュースもありました。また、料金は為替の影響を受けるため、円高になると安く、円安になると高くなる仕組みです。2024年12月現在の料金は以下の通りです:
- 1GB:1,450円
- 5GB:6,890円
- 10GB:13,030円
まとめて購入するほど割引が適用されてお得なため、私は主に10GB単位で購入していました。しかし、クルーズも終盤になり、Wi-Fiデータが余りすぎてしまったため、残りのデータを気にせずに使っていると、なんと横浜から神戸への航海中になくなってしまいました。
「横浜に到着したら、楽天モバイルが使えるから大丈夫だろう」と思っていたのですが、横浜港を出港するとすぐに繋がらなくなり、少々不便な思いをしました。これが私のWi-Fi利用で最後にやらかした失敗談です。
Wi-Fiデータを購入する際には、余りすぎないように計画的に使うことも大切ですね!
船内Wi-Fi:デバイスごとにIDが必要
船内Wi-Fiは、5階のショップで購入できます。同じIDで複数のデバイスを同時に接続することはできません。例えば、スマホとパソコンを両方同時に使いたい場合には、それぞれ別のIDを購入する必要があります。同じIDで接続すると、前に接続していたデバイスが自動的に切断されてしまう仕組みです。
私の場合、スマホとパソコンの両方でWi-Fiを使うことが多かったので、常に2つのIDを購入していました。この方法により、デバイスをいちいち切り替える手間を省けて快適でしたが、当然ながらコストも倍増。使い方に合わせてIDを購入するかどうかを考えるのがポイントですね!
船内Wi-Fiの速度と実際の感想
ピースボートの船内Wi-Fiは、ブログ更新や寄港地の情報収集といった基本的な用途には十分な速度でした。SNSやメールのやり取りもスムーズに行え、旅中のコミュニケーションや情報発信には問題なく対応できました。ただし、動画視聴はデータ容量を急速に消費してしまうため、あまりおすすめできません。
度々、接続が不安定になることや、全く繋がらなくなることがありました。こんな時は決まって、少し時間をおいたら、再接続できました。お仕事でオンラインミーティングをされていた方には、この点が不便に感じられたのではないかと思います。
また、寄港地の到着前日は、寄港地情報を調べる方が増えるため、利用者が急増します。その影響で、速度が低下したり接続が不安定になることが多々ありました。このため、寄港地情報を調べるなら、2日前には終わらせておくべきです。また、深夜や早朝は、いつも空いていましたので、おすすめの時間帯です。
船内Wi-Fiが繋がりやすい場所:実体験より
船内Wi-Fiの接続速度について、乗船中にレセプションで質問してみましたが、「どこでも同じ速度」という回答が返ってきました。それでも、私自身の使用感では、自室よりも公共エリアの方がつながりやすい印象を受けました。
特に接続が安定していたと感じたのは、船の中心部に位置するアトリウムラウンジの吹き抜けエリアです。ここは5階から8階までのどの階でも快適に使えることが多く、船内の中ではおすすめです。また、14階にあるホライゾン(ビュッフェ)でも良好な接続を感じました。
ただし、これらはあくまで私の感覚です。接続状況は時期や混雑状況によっても異なる可能性があるため、正解とは言えません。場所によって試してみることで、自分にとって最適なエリアを見つけていただければと思います!
私の船上Wi-Fi利用スタイル
クルーズ中、私のWi-Fi利用スタイルは地上生活とほとんど変わりませんでした。主に寄港地の情報収集やツアー検索、気になったことをその場で調べるためにWi-Fiを活用。さらに、このブログ記事やエックス(旧Twitter)への投稿にも欠かせないツールでした。
ただし、動画視聴はデータ容量を一気に消費してしまうため、さすがに控えました。例えば、観光地の詳細な動画を見たいと思った時でも、写真やテキスト情報で十分だと割り切り、効率よく使うことを心がけていました。
最終的に、私は65GB、夫は85GBを消費し、費用は合わせて約20万円。確かに高額ではありますが、リアルタイムで情報を得られる便利さや、快適な旅をサポートしてくれる安心感を考えると、私たちにとっては必要経費でした。船旅をより効率的で充実したものにするための投資として、後悔はありません!
なぜ常時接続していたのか?
旅先での情報収集は、まさに「タイミング」が命。特にピースボートのような長期クルーズでは、寄港地ごとに情報が大きく変わります。そのため、私は常にWi-Fiを“繋ぎっぱなし”にしていました。
“今度調べよう”は禁物!帰国後には忘れるリスクが
旅中に「今度調べよう」と思ったこと、帰国後に覚えている自信がありますか? 私はありません!笑
例えば、寄港地の最新情報や口コミ、おすすめスポットの詳細など、その場で調べておかないと「なんだっけ?」となりがちです。特に旅先での感覚や流れは、帰国後には薄れてしまうもの。そのため、気になったことは即検索が鉄則でした。
リアルタイムで情報を得ることで、旅の効率を最大化!
船旅では、限られた時間をどう使うかが大切です。寄港地の滞在時間は数時間から1日程度のことが多く、その間に効率的に観光するためには事前情報が鍵になります。Wi-Fiを使って現地の交通手段や観光スポットの混雑状況、天気予報などをその場で調べることで、無駄なく計画を組むことができました。
機会損失”を防ぎたい!
私は、「あとで調べればいいや」と考えるのが苦手なタイプです。なぜなら、その“あとで”が訪れるとは限らないからです。旅の中で何かを逃すのは非常にもったいないこと。たとえば、特別なイベントや期間限定の体験など、情報を得るタイミングを逃すと、せっかくの機会を失ってしまいます。
接続を切るのが面倒?それも理由の一つ!
正直なところ、接続をいちいちオン・オフするのが面倒という理由もあります。ピースボートのWi-Fiは、デバイスを切り替えるたびに再接続が必要で、手間がかかるんです。スマホやPCで使い分ける場合、いちいち切り替えるのはストレス。なので、最初から繋ぎっぱなしにしてしまうほうが楽で効率的でした。
私にとってWi-Fiは、快適で効率的な旅をするための「ライフライン」のような存在でした。“繋ぎっぱなし”はちょっと贅沢に思えるかもしれませんが、それが結果的に旅のクオリティを大きく引き上げてくれたと感じています。あなたならどう使いますか?
Wi-Fi節約派の考え方も納得!そのスタイルと理由
一方で、Wi-Fiを節約する方の理由も十分に理解できます。旅の楽しみ方や価値観は人それぞれ。節約派には、節約派ならではの素敵な理由やスタイルがあるのです。船内では、「デジタルデトックス派」と「経済的理由派」の2つのタイプがあったと思います。
デジタルデトックス派
現代の生活では、スマホやインターネットが常に身近にあり、知らず知らずのうちに情報に追われています。その中で「ネットから離れる時間を作る」ことを目的に、あえてWi-Fiを使わない選択をする人もいます。
船上ならではの静寂感
ピースボートの旅では、果てしない海や星空、波の音を感じる時間があります。こうした日常では得られない静けさに身を委ねることで、心がリフレッシュされるのを実感できるはずです。読書に没頭したり、自然観察を楽しんだり、手紙を書くなど、ネットに頼らない時間の使い方は船旅ならではの贅沢と言えるでしょう。
「つながらない自由」を楽しむ
意図的にネットを控えることで、日常では気づけない感覚や考えに触れることができます。「情報を得るための時間」ではなく、「自分のための時間」を大切にすることがデジタルデトックス派の魅力。これが、心身のリセットや新しい発見につながるのです。
経済的理由で節約する派
Wi-Fiの料金が高額であることは否めません。クルーズ旅行自体がギリギリの予算で成り立っている場合、Wi-Fiに多額を費やすのは現実的ではないという考えも納得できます。
家族との連絡だけに限定
節約派の多くは、Wi-Fiを家族や親しい人との連絡手段として活用しています。最低限のデータ量を購入し、テキストメッセージや簡単なメールの送受信に限定すれば、費用を抑えつつも必要な連絡はしっかり取れるのです。
調べものは寄港地でまとめて行う
船上ではWi-Fiを控え、寄港地でのフリーWi-Fiや現地SIMカードを利用して情報収集をするのも賢い方法です。これにより、船内Wi-Fiの購入回数を減らし、コストを抑えることができます。限られたリソースを最大限に活用する節約術は、まさに旅の知恵そのものです。
節約派の選択に感じたこと
私は“繋ぎっぱなし派”としてWi-Fiをフル活用するスタイルでしたが、節約派の方々の姿を見て感心することも多々ありました。ネットから一歩離れることで得られる心の余裕や、必要な場面だけ効率的にデータを使う姿勢は、とてもスマートだと感じます。それは、船旅ならではの穏やかな時間を楽しむ上で、ひとつの理想的なスタイルとも言えるでしょう。
少し不思議に感じたこと
ただ一方で、船代やツアー代に数十万円、時には50〜100万円規模のオーバーランドツアーに参加する方が、Wi-Fi代を節約して不便そうにしている姿を見ると、少し意外に感じることもありました。旅の満足度に直結する情報収集やスケジュール管理に関わる部分で節約するのは、もったいないように思えたからです。
結論:Wi-Fiの使い方は人それぞれ
船上Wi-Fiの利用は、その人の旅のスタイルに大きく影響されます。情報収集やリアルタイムでの調査を重視する方には、Wi-Fiは必要不可欠。一方で、静かな時間を楽しむデジタルデトックス派にとっては、あえて利用を控える選択も素晴らしいと思います。
あなたなら、船上Wi-Fiをどう使いますか?
自分の旅のスタイルに合った選択をして、最高の船旅を楽しんでください!
114回にはなかった風景でとても参考になりました。
近い将来、オンラインの仕事をしながら100日のクルーズ旅行が楽しめる日がくるのを楽しみにしています。
まぁ稼ぎがよかったらすぐにでも実現できるのですが、
日本語教師では無理ですねぇ〜(苦笑)
今はまだ、高いということもありますが、接続が不安定なので、オンラインミーティングは、厳しいように思います。時差の計算をいつもしておく必要もありますね。スターリンクの個人契約のアンテナを持っていく人がいらっしゃるなら、お話しを聞いてみたいものです。