寄港地編 PR

カヤオ寄港レポ④|お祭りで賑わうオリャンタイタンボとインカレイル

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは、ピースボート118回クルーズから帰国したAppyです!
2024年10月28日から31日のカヤオ寄港では、4日間をフルに活用して念願だったマチュピチュ遺跡を訪れました。レポ④が遅くなりましたが、この旅には考えさせられることが多く、1ヶ月半経ち、かなり心境の変化がありました。

今回は、カヤオ寄港2日目のオリャンタイタンボからマチュピチュ村(アグアスカリエンテス)への列車移動までをお届けします。

この旅では、個人手配のガイドツアーに参加しました。
私たちが利用したツアーはこちらです↓
クスコからの聖なる谷とマチュ ピチュでのプライベート 2 日間ツアー

 

前の記事はこちら
カヤオ寄港レポ③|ウルバンバ聖なる谷とオリャンタイタンボ(2日目)こんにちは!ピースボート118回クルーズに乗船中のAppyです。 今回は、ピースボートでカヤオに寄港した際の2日目の記録をお届けし...
カヤオ寄港の記事一覧はこちらをご覧ください。
寄港地編 目次寄港地名をクリックしてください。 2024年8月17日横浜・18日神戸出港 寄港した日 寄港地   ツアー...

崖っぷちのカプセルホテル「Skylodge Adventure Suites」

前回、書き残したことがあります。
オリャンタイタンボに向かう途中、ガイドさんが面白いホテルを案内してくれました。それは、崖っぷちに設置されたカプセルホテル「スカイロッジ アドベンチャー スイート(Skylodge Adventure Suites)」というユニークな宿泊施設。 崖に設置された透明なカプセル型の部屋に泊まるという、ロッククライミングする冒険家が好んで宿泊するようなホテルです。

宿泊費はなんと1泊15万円ほど。 どうやら、カプセルに到着するには頂上からか、地上からのロッククライミングが必要とのこと。トリップアドバイザーには口コミが掲載されてて、「最高にエキサイティングだ!」と書かれているので、世界には、まだまだ奇想天外なサービスがあるのでしょう。こういう案内はたのしいですね。ガイドさんがいないと素通りしてしまうでしょう。

お祭りで大混雑のオリャンタイタンボ

オリャンタイタンボの昼間の街歩きは前回レポに記載しましたが、思い出したことがもう一つ。なんとこの日(2024年9月29日)は、オリャンタイタンボのお祭りの日だったのです。オリャンタイタンボ設立150周年を祝い、街全体で盛大なイベントやパレードが行われていました。スペイン語でネット検索したら出てきました。

お祭りのことは、ガイドさんがサラリと説明をしましたが、あまり気に止めていませんでした。いつものオリャンタイタンボではなく、私たちはかなりの不便を強いられたのでした。

このお祭りの影響で、車で街に到着するも交通規制で街に入れず、私たちは目的地より手前で車を降り、ガイドさんとともに徒歩で線路を横切って進むことに。荷物を乗せた私たちの車とドライバーさんは、迂回して街中の待ち合わせ場所で待機しておくという方法になりました。ドライバーとガイドがいるツアーだったので、このような臨機応変な対応をしてもらえました。

全くの個人旅行だったら、重い荷物を抱えて移動することになり、途方にくれて、もっと体力を消耗していたに違いありません。10月のこの頃は、リマもそうでしたが、お祭りやハロウィンがあるので、注意が必要。イベントにブチ当たれば、飛行機や電車、車移動に影響してくるでしょう。

賑やかなオリャンタイタンボでひと休み

この日の夕方ごろ、昼間の疲れがどっと押し寄せてきた私たち。そんな中、ガイドさんが案内してくれたのは、顔見知りの雑貨店でした。店の奥にある倉庫スペースを休憩場所として提供してもらい、列車の出発時刻まで体を休めることができました。夕暮れ時の冷え込みと混雑した街の喧騒の中で、居場所が確保できたのは本当にありがたかったです。

一方で、私たちがぐったりしている間にも、相方は元気いっぱい。カメラを片手にお祭りの様子を撮影しに街を散策していました。高山で息苦しさを感じるほど疲れているのに元気です。体力は個人差が大きく年齢・性別は関係ない。——このクルーズ旅行で改めて思い知らされたことの一つです。

オリャンタイタンボのお祭りは、夕方から特に盛り上がりを見せていました。街の中心広場にはステージが設置され、たくさんの人々が集まり、伝統音楽や踊りで賑やかに祝っていました。相方が撮影してきた写真からも、その熱気が伝わってきます。

列車の出発時刻変更、本当の理由は?

この日は本来、18時にマチュピチュ村に到着して夜の街を散策する予定でした。しかし、現実はというと、私たちはまだオリャンタイタンボにいました。ツアー開始とともにガイドさんから告げられたのは、「列車の出発が18時」という衝撃の事実。到着予定はすっかり深夜になり、「え、これじゃあ夜の散策どころか寝るだけじゃない!」と、怒りがこみ上げました。

しかし、時間が経つにつれて、この変更にはそれなりの理由があることがわかってきました。ペルーでは天候やイベントの影響で交通機関が頻繁に遅延したり、運行がキャンセルされることも珍しくありません。このツアーの前日客は、飛行機の遅延で列車に乗れず、マチュピチュ村にすら入れなかったそうです。その結果、マチュピチュ遺跡観光ができず、旅行が台無しに。そんなリスクを回避するため、あえて列車の時間を遅らせて予約していたとのこと。気を利かせているのに、私の逆鱗に触れてしまったのでした。

ガイドさんが状況を説明してくれたものの、その説明はなんとも曖昧。「これが本当の理由なの?」と疑念が残るほど次々と違う理由が出てきたのです。こうなると、何が真実なのかよくわかりません。でも一つだけ確かなのは、ガイドさんが親切心から行動してくれていること。

「ペルーあるある」とでも言うべきか、このゆるさに少しイライラしつつも、結局は予定をこなせたので、結果オーライだったのかなと思います。

後から気づく、ガイドさんの気遣い

旅を重ねる中で少しずつ見えてきたのは、私たちのガイドさんの親切さと細やかな気遣いでした。彼はただ観光地を案内するだけではなく、私たちが快適に旅を楽しめるよう、さりげなくサポートしてくれていたのです。

例えば、私たち4人グループの中で、1人が歩調が遅れがちだったときのこと。ガイドさんは自然とその方の荷物を街散策の間ずっと抱えてくれたのです。私が「ご自分の荷物も重いのに、ありがとうございます」と感謝を伝えると、彼は「これぐらい大したことない。ノープロブレムだよ」と軽く笑って答えました。さりげなく、優しいですよね。

当時は、予定変更や不透明な説明にイライラしてしまうこともありましたが、旅が終わり、時間を置いて振り返ると、彼が私たちのためにどれだけ尽くしてくれていたかがじわじわと見えてきました。

インカレイルでマチュピチュ村へ

雑貨店で休憩しているうちに、いよいよ列車の乗車時間が近づき、駅へ向かうことに。今回のツアーではガイドさんが終始同行してくれるというVIPスタイルで、列車にも一緒に乗り、マチュピチュ村で1泊して翌朝の遺跡観光のガイドもしてくれます。通常のツアーならガイドさんが交代するのでしょうが、同じ方に最後までサポートしてもらえるのは心強かったです。

混雑するオリャンタイタンボ駅と列車の遅延

さあ、列車でマチュピチュ村(アグアスカリエンテス)へ向かいましょう。夕方のオリャンタイタンボ駅は混雑していました。そして、列車が1時間以上遅れているという情報が。この遅延は、駅周辺で開催されていたお祭りの影響があったのかもしれません。

駅では、偶然にもピースボートの自由行動の仲間たち数人と出会いました。皆が同じように列車を待っており、待ち時間に軽く会話を交わしながら過ごしました。こうした出会いは、ピースボートの楽しい瞬間です。

一方で、私たちのガイドさんは、なぜか1本前の列車に乗り、先にマチュピチュ村へ向かいました。理由は明確にはわかりませんが、現地での手配や調整をするためだったのか、もしくは切符の都合上そうなったのかもしれません。このような小さな謎も含め、慣れないペルーの旅の疲れにつながりました。

ゆるさも旅の一部|荷物制限はどこへやら?

列車では事前に「荷物の大きさ制限がある」と聞いていたため、私たちはリュック一つに荷物をまとめ、できるだけ身軽にしていました。しかし、実際には大きなバッグを持ち込む人も多く、荷物チェックは一切なし。このゆるさこそ「ペルーあるある」なのでしょうか。規則はあれど、守らなくても問題ないということでしょう。

それでも、最小限の荷物で旅することは、私にとって良い訓練となりました。リュック1つで3泊も旅するのは初めての経験でしたが、この旅を通じて荷物を軽く小さくする工夫やコツを学ぶことができました。

演奏隊の見送りと車内パフォーマンス

ようやく列車が到着し、1時間以上の遅延を経て出発の準備が整いました。駅の待合室では、乗車案内が行われ、私たちはホームへ向かいました。すると、YouTubeで見たあの光景が目の前に!

ピーヒャラピーヒャラと賑やかな音楽を奏でながら、踊りとパフォーマンスで乗客を見送るチンドン屋のような演奏隊が登場しました。彼らは電車の進行方向に合わせてついてきてくれるというサービスです。疲労感たっぷりの私は「ふーん」という感想で精一杯。とはいえ、この街がマチュピチュ駅の玄関口であり、観光産業で成り立っていることを改めて実感しました。

列車は満席の乗客を乗せ、ゴトゴトと激しく揺れながら暗闇を進んでいきます。すっかり夜の出発となり、外の景色を楽しむことができなかったのは残念でした。

ほどなくすると、車内でパフォーマンスが始まりました。アンデス劇場とも言えるような、男女の恋愛を描いたような演劇です。観光客を楽しませようというサービス精神は嬉しいものの、列車の遅れや高山での疲労、そして一日の歩き疲れが重なり、うとうと状態に。体力的に厳しい列車の旅でした。

今回はここまでです! それにしても、お祭りにばかり出くわしていますね。
「わーいお祭りだ!ラッキー!」と喜ぶべきじゃない…と、この旅で学びました。(笑)
お祭り→大変だ!ですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は、深夜に到着したマチュピチュ村(アグアスカリエンテス)での様子をお届けします!

 

カヤオ寄港の記事一覧はこちらをご覧ください。
寄港地編 目次寄港地名をクリックしてください。 2024年8月17日横浜・18日神戸出港 寄港した日 寄港地   ツアー...

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA