ピースボート寄港地編 PR

【パペーテ後編|ピースボートで体験したビーチクリーンの1日

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こんにちは、Appyです!

前回の記事では、ピースボートのビーチクリーン活動について詳しくご紹介しました。
今回はその続き、私が実際に体験した、パペーテでのビーチクリーン当日のレポートをお届けします!

タヒチのパペーテは、治安も良く、人もとてもあたたかい場所。
帰国後、「パペーテが一番よかった!」という声もよく聞きますが、私もまったくの同感です。

自然はとにかく美しく、青い海と白い砂浜がまぶしいほど。
…でも、この日は、そんな美しい1日の中で、思いがけない出来事にも出会いました。

美しい景色と、突然の大雨。
そして、少しだけ感じた旅の現実──
今でも、忘れられない1日です。

▼ビーチクリーンについて詳しく知りたい方はこちら

【ピースボート118回】パペーテ寄港前編|ビーチクリーン活動に参加してみた!ピースボート118回クルーズで寄港したタヒチ・パペーテ。ビーチクリーン活動に初めて参加した体験をレポート!Ocean UpCycle Projectの取り組みや、参加方法、当日の準備について詳しく紹介します。 ...

ポリネシアの玄関口|パペーテ到着!

2024年11月15日。
南太平洋の楽園、タヒチ・パペーテに到着しました。

毎度のことながら、まだ薄暗い中で岸辺が見えてくると、胸が高鳴ります。
普段は朝が苦手な私でも、寄港日だけはシャキッと早起き。この日も6時ちょうど、定刻通りに着岸しました。

帰船リミットは19時。今日1日、タヒチをどう楽しむか──そのわくわくが止まりません!

寄港地の朝はまず「天気チェック」
毎朝の日課だったのが、スマホで天気予報をチェックすること。
この日も空はどんより曇りがちでしたが、気温は24℃。暑すぎず寒すぎず、心地よいスタートです。

前日にビーチクリーン活動の抽選に当選していた私は、
「午前中は何とかもつかな」と期待していたのですが…
このあと待っていたのは、まさかの大雨!💦

でもこの時点では、降水確率25%という微妙な予報だったので、
まさかあんな事態になるとは思ってもいませんでした…。

パペーテ港には高級クルーザーがズラリ!
さすが南国のビーチリゾート、
港にはヨットやクルーザーが所狭しと並び、富裕層感たっぷりの風景が広がっていました。

「このクルーザー、絶対お金持ちのやつやん!」と、朝から1人ツッコミ。笑

美しい海と、背後にそびえる山の風景。
そのコントラストがいかにもポリネシアらしい絶景で、朝の散策前からテンションが上がるのでした。

集合前のパペーテ街歩き|のんびり1時間のローカル体験

ビーチクリーン活動は、モーレア島で行われるため、
パペーテの街をじっくり歩けるのは集合前のわずかな時間だけ。

この日は、朝食後にすぐ下船。
なんと、私が一番乗りでした!
乗船してから初めての「先頭で下船」。
ちょっと誇らしくて、でも「え、私先頭やん…」ってドキドキも。笑

街を歩けば、ほどよい都会と南国の空気
1時間ほどの街歩き。
パペーテの街は、車もそこそこ走っていて、想像以上に都会的な印象。

でも、どこかのんびりした空気もあって、「ここなら暮らせそうかも」と思える心地よさがありました。

ツアーの案内もちらほら

港近くの公園では、現地ツアー会社が島内ツアーを募集中。
「1人60ドル」とのことだったので、予定が空いている方なら、
港でさっとツアーを申し込んで、気軽にぐるっと島内観光するのもアリですね。

黒パールの輝きに惹かれて…

港に一番近いショッピングセンターに入っていきました。

パペーテといえば、特産品は黒蝶貝から採れる黒パール。
前回の訪問ではたくさんのパレオを買い込んだので今回はスルーしたけど、
黒パールはやっぱり目が止まる存在感。

お土産屋さんには、手の届きやすいアクセサリーがずらり。
でも、「これは思い出の一品にしたいな」と思うなら、
やっぱり確かな品質のものを選びたいところ。

本格的なお店は、開店時間と合わずに見送り。
船内ショップでも後日、黒パールのネックレスが3点だけ販売されていて、
10万円〜30万円というお値段でしたが、あっという間に完売!
……いや〜、ピースボート、意外とお金持ちの方も多いんですよね。笑

黄色いメルヘンな教会と、心和む景色

街の中心にある小さな教会にも立ち寄ってみました。
「Papeete Catholic Cathedral」──通称「タヒチ島 ノートルダム大聖堂」です。

この可愛らしい黄色の教会は、1850年代から長い年月をかけて建てられた歴史ある建物。
1875年に完成して以来、今でも住民や旅人が静かに祈りを捧げる場所として大切にされています。

時間の関係で中には入れなかったけれど、
街の中にこんな穏やかな風景があるだけで、ふっと心が落ち着きました。

モーレア島へフェリーで出発!ビーチクリーン活動スタート

9:30、船内に集合して、いよいよモーレア島へ出発!
今回のビーチクリーン活動に当選したのは10名。そこにスタッフさん2名が同行し、まずはスケジュールとビーチクリーンの目的について再確認します。
これは観光ツアーではなく、「ボランティア活動」。しっかり気持ちも切り替わります。

説明の後は、全員でフェリー乗り場へ。現在いるタヒチ島からモーレア島までは、フェリーで約40分の移動です。

徒歩10分ほどでフェリー乗り場に到着。

海外でクレジットカードを使うときの注意点|現地通貨で払うのがお得!

パペーテのフェリー乗り場では、各自でチケットを購入しました。
(往復5,000-6,000円ぐらい)
私はクレジットカードで支払ったのですが、このときちょっとした“落とし穴”に注意が必要です。

レジや券売機で「ドル払いにしますか?現地通貨にしますか?」と聞かれることがありますよね。
これ、迷わず「現地通貨で」を選ぶのがベター!

損をしやすい「ドル払い」はこうなる!

ドル払いを選ぶと…
→ 店舗側が設定した換算レート
+ DCC手数料(Dynamic Currency Conversion:3〜5%の上乗せ)
= けっこう損します!

お得なのは「現地通貨払い」!

現地通貨払い(今回ならCFPフラン)を選ぶと…
→ 国際ブランド(Visa/Master等)の為替レート
+ クレジットカード会社の外貨手数料(約1.6〜2%程度)
= 実質的に安く済みます!

アッピー
アッピー
「現地通貨って不安…」ってついドルを選びたくなるけど、それは手数料が高くなるパターン!
少しでも節約したいピースボート旅では、「現地通貨払い」がおすすめです。

ちなみに、パペーテの通貨は
フレンチ・パシフィック・フラン(CFP/XPF)です。
初めて聞く通貨でも、クレジットカードなら気にせず使えますよ!

 

フェリーの景色が最高!南国リゾート気分MAX

フェリーからの眺めは、まさに南国そのもの。
青空の下、港に停泊するピースボートが見えました。

デッキに出ると風が強かったものの、気温がちょうどよくて爽やか。
「これぞ南国リゾート!」と、思わず深呼吸してしまうほどの心地よさでした。

モーレア島に到着|そして始まるタクシー争奪戦

モーレア島に到着すると、そこはパペーテよりものんびりとした雰囲気。
フェリー乗り場もこぢんまりしていて、田舎の島時間が流れていました。

次の目的地は「テマエビーチ」。
スタッフさんが現地のタクシーを呼ぼうと奮闘するも、
他のピースボートの乗客たちも我先にとタクシー確保に走る展開に!

テマエビーチまでは車で10分、徒歩だとなんと1時間以上。
実際、徒歩で向かったツワモノもいらっしゃいました。
私たちはスタッフさんが確保してくれたタクシーに乗り合いで向かいます。

タクシー代は乗り合わせたメンバーで割り勘。
誰かが立て替えて、あとから現金で精算という流れです。

テマエビーチ到着|まるで楽園のような風景

いよいよテマエビーチに到着!
目の前に広がるのは、青い海、白い砂浜、そしてまばゆい太陽。

「さっきまで曇ってたよね??」と思うほどの晴天で、朝の天気予報は大ハズレ。
本当に、絵に描いたような絶景がそこにありました。

ビーチクリーン開始!だけどゴミが見当たらない!?

さあ、ここからが本番。
気温はそこまで高くないものの、日差しはジリジリ。

水遊びを楽しむ観光客や、同じくピースボートの乗客たちを横目に、
私たちはゴミ袋を手に、ビーチを歩き始めます。

でも……ゴミがない!?

あまりにも綺麗すぎて、「どこにゴミあるん?」状態。
全員がまるで宝探しモードに突入しました。

目を凝らして探すと、ありました。
ペットボトルのキャップ、古いプラスチック片、小さなおもちゃなどの漂着ゴミ。
新しいゴミはほとんどなく、どれも海から流れ着いたもののようでした。

活動時間は30分ほどでしたが、12人で分担するとそれなりの量に。
アップサイクル用の素材としては、ペットボトルのキャップが最適らしく、
中でも「赤」は特に不足しているとのこと。

たった1時間でも、気づきはたくさん
30分ほどの清掃を終えたあとは、成果を見せ合って記念撮影

活動時間はおよそ1時間と短いものでしたが、
「こんな短時間で意味あるのかな?」と思う反面、
この活動自体が、参加した人の中に意識を残すことに意味があると感じました。

地味だけど、ちゃんと未来につながる取り組み。
ビーチクリーンに参加できて、ほんとうに良かったと思える時間になりました。

 

ビーチランチと、まさかの豪雨

ほどなく、ランチタイムになりました。最初は、ビーチからリゾートホテルが見えていたので、そこで昼食にしようという計画でした。でも、行ってみると、どうも入れないように、柵がしてありました。

ビーチは完全にプライベートビーチ。ホテルの玄関はかなり遠い。ビーチを端から端まで歩き回ったのですが、2軒の屋台のお店をやっと見つけることができました。ですが、ここだけしかないので、長蛇の列。

私は、一応、船から持参したおにぎりとクッキーでさくっとランチ。朝から船内で並んで調達しておいて正解でした!

パペーテ、果物や野菜意外は、持ち出しが可能な寄港地でした。食べ物を一切持ち出し禁止の寄港地もあります。もし禁止でなければ、いざという時のために、ほんの少しでも持ち出した方がいいです。

寄港時間が限られているので、レストランを見つけて入るとなると、相当時間をとられてしまうためです。

せっかく観光に来たのだから、地元のものを食べたいという気持ちは誰もがあるのですが、クルーズ旅行では、一番大切なのは時間です。時間が最優先にどうしてもなってしまいます。

昼食が終わって、ビーチで水遊び。水着に着替える人もいて、短時間のリゾートを満喫していました。やっぱり南国はいいですねえ。ビーチでは、束の間でしたが、ゆったり過ごすことができました。

そして、ほどなく、空模様が怪しく。13時をすぎたころした。

空がぐんぐんとグレーに。そうこうしていると、雷がゴロゴロとなりだし、大粒の雨が、ザーッと降り始めました。それはもう、バケツをひっくり返したような、凄まじい勢いです。

すぐに持参した傘を広げましたが、傘を広げる前にすでに濡れていた状態。雨足が強いので、靴がみるみるびちょびちょに。これは南国あるあるなのか分かりませんが、ビーチで遊んでいた観光客は、雷に打たれやしないかと、一斉に引き上げていきました。

雨は、一向に止む気配がなく、長らく雨宿りが続きます。集合時間が近くなってきたので、私たちは、タクシーを降りた場所を目指して、歩き出しました。もう足がドロドロ。

さあ、そこで、またタクシーの争奪戦が始まります。それは、来た時よりも、さらに激しい争奪戦。ここでも、タクシー乗り場自体が存在しないので、来た車を捕まえたグループの勝ち!

かなりの時間が過ぎていきましたが、タクシーはすぐにはつかまらず、スタッフさんがずぶ濡れになりながら奔走。やっとのことで、タクシーをゲットして、無事にフェリー乗り場へ帰りました。

フェリーで冷え、パペーテへ帰還

フェリー乗り場にはピースボート乗客が続々と集まり、切符も無事に確保。
しかし、船内のエアコンが効きすぎていて、体はすっかり冷え冷え…。
「着替え持ってくればよかったなあ」と後悔しつつ、やっとのことでパペーテへ帰還。

すでに体力は限界。
元気な方々は再び街歩きへと出かけていきましたが、私は即シャワー&お部屋で休息タイム。
びしょ濡れだったけれど、それも含めて「忘れられない1日」になりました。

ビーチクリーンで見えた、旅のリアル

今回のビーチクリーンでは、いろんなことを体験しました。
楽しい思い出だけじゃなくて、ちょっとした現実も見えた気がします。

たとえば、タクシー代の割り勘。
初対面の方と一緒に乗って、あとから精算するんですが、
「お金持ってない」という人もいたんです。

終盤だったからドルが尽きていて、日本円しか持ってない人。
そもそも最初から現金を持っていなかった人。
こういう場面では、「少額の現金(日本円・ドル)を持っておくことの大切さ」を痛感しました。

たとえば:

  • 日本円なら:100円、500円、1000円
  • ドルなら:1ドル、5ドル、10ドル

 

ピースボートでは、日常的に「立て替え→あとで返金」のやりとりが起こります。
でも、船に戻ったらすぐに会えるとは限らない。
1700人も乗っていると、クルーズ終盤でも「初めて見る人」がいたりするんです。

スタッフさんたちの献身と苦労

そしてもうひとつ印象的だったのは、スタッフさんの献身ぶり。この日も、突然の大雨の中、フェリー出発直前に2人の参加者が行方不明に。

スタッフさんはびしょ濡れになりながら、またビーチへと戻って探しに行きました。
レインコートなんて意味をなさない、バケツをひっくり返したような雨の中で…。

それでも、無事にフェリーに間に合って戻ってこられたときは、みんなでホッと胸をなでおろしました。こういった引率は、ピースボートのオプショナルツアーでも同じように行われているんです。

最初の頃は、みんなきちんと時間も守って行動していたけれど、クルーズが進むにつれ、だんだん慣れと緩みが出てくる。

  • 少しだけ外れて行動する人
  • 時間を守らない人
  • 自分勝手に動いて、スタッフに負担をかける人

 

スタッフさんの言葉を借りるなら、「最初の日本人らしさは、後半になると消えてしまう」

少し残念ですね。

まとめ|忘れられない1日がくれたもの

海の美しさと、突然の豪雨。
仲間との一体感と、ちょっとしたすれ違い。
達成感と、ほんの少しのモヤモヤ。

たった1日のビーチクリーン活動だったけれど、
振り返ってみれば、それはまるで“旅の縮図”のような時間でした。

美しい景色も、人との出会いも、そして予想外の現実も──
そのすべてが、旅の一部。忘れられない、大切な思い出です。

これで、ピースボート第118回クルーズにおける
すべての寄港地観光レポが完成しました!

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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