こんにちは、Appyです。
また、新たなクルーズが静かに発表されました。
2028年12月出発の「第131回クルーズ」。
見た瞬間、声が出そうになったのは、南極航路が復活していたこと、そしてもうひとつ、リオのカーニバル本番にドンピシャで寄港するという、まさかの構成でした。
氷の大陸から、世界最大のサンバの祭典へ。
こんな振れ幅のある航路が、本当に組まれるとは……。
しかも、タヒチ、イースター島、ウシュアイア、リオ、ケープタウン、モーリシャス、
そしてアジアへの帰路では、ペナン島・ダナン・台湾にも寄港。
価格や日程を含め、今回のクルーズは「この3年で何かを整えて、向き合いに行く旅」になるかもしれません。
航路概要|南半球の夏をめぐる東回りの世界一周

第131回クルーズは、2028年12月14日(木)〜2029年3月29日(木)/横浜発着・106日間。
航路は地球をぐるっと東回り(右回り)に進み、南太平洋〜南米〜アフリカ〜アジアというルートで構成されています。
ピースボートの世界一周クルーズは、毎回テーマや寄港地構成によってルートが変わります。西回り航路が多い中、131回は“南半球をめぐる東回り”タイプとなっています。
そしてこの出発時期、ちょうど南半球は真夏にあたります。タヒチやリオでは陽射しと熱気が迎えてくれて、一方、南極や南大西洋では静寂と冷たい空気が包み込む。
まさに“季節が逆転する地球の旅”です。この12月出発というスケジュールにも、ちゃんと意味があると感じます。
南極航路は揺れる?気になる海の状況について
南極をめぐる航路と聞くと、
「船、めっちゃ揺れるんじゃ…?」と不安になる方もいるかもしれません。
確かに、南アフリカ周辺(ケープタウン〜モーリシャスあたり)は、世界でも有数の潮流がぶつかる海域。実際、Appyが乗った118回クルーズ(西回り/スエズ運河が通れず南アフリカを通過)は、「これぞ海のチカラ…」と感じるほどの揺れを体験しました。
ただ、それは時期的に南半球が冬に近づく季節だったことも影響していたと聞いています。
今回の第131回は12月出発・3月帰港=南半球の真夏にあたる航路なので、海も比較的穏やかで、天候リスクも抑えられると予想されます。
もちろん、自然相手なので「絶対揺れない」とは言えませんが、
南極を含む世界一周ルートの中では“かなり安定している方”と考えていいと思います。
神戸発着は今回もなし
そしてもうひとつ、関西組にはちょっと切ないニュース。
今回も神戸発着はなしです。
2028年出航の129回から姿を消しており、今回の131回でも復活は見られませんでした。関西からは横浜までの移動が必要な体制が、続きそうです。😢
ピースボート第131回クルーズの寄港地一覧(予定)
横浜(出航)
アピア/サモア
パペーテ/タヒチ
イースター島/チリ
バルパライソ/チリ
プンタアレナス/チリ
(南極遊覧)
ウシュアイア/アルゼンチン
プエルトマドリン/アルゼンチン
ブエノスアイレス/アルゼンチン
モンテビデオ/ウルグアイ
リオデジャネイロ/ブラジル(停泊)
ウォルビスベイ/ナミビア
ケープタウン/南アフリカ
ポートエリザベス/南アフリカ
ポートルイス/モーリシャス
ペナン島/マレーシア
シンガポール
ダナン/ベトナム
基隆(キールン)/台湾
横浜(帰港)
130回クルーズの詳しい航路はこちら👇
2028年8月 Voyage130 旅の日程(公式)
ピースボートの南極クルーズ「氷の大陸に立つ」ではなく、「地球の果てを見る」旅
南極航路と聞くと、“氷の上に降り立つ”ようなイメージを持つ方も多いかもしれません。
でも、ピースボートの南極は、あくまで「遊覧(クルージング)」。
小型ボートで上陸する探検ツアーではなく、氷山のあいだを進みながら、安全な距離から“地球の果て”を眺める旅です。
実際、一般的な南極クルーズは10日間で200万円以上が主流。上陸体験つきのラグジュアリークラスでは、さらに数百万円という価格も珍しくありません。
その点、ピースボートの南極航路は、世界一周の一部としてこの南極を“見る”ことができる、コストパフォーマンス的にも、体験価値としても、かなり特別なプランと言えます。
特に今回の航路では、チリのプンタアレナスからアルゼンチンのウシュアイアまでの約9日間が南極区間。
このあいだに、氷の大地と空と海に包まれながら、“白の世界”を静かに堪能する時間が用意されています。
南極の氷は、テレビや写真で見るものじゃなくて、自分の目で見るとき、本当に「地球ってこうなってたんや…」と思えるんですって。
その景色を、遠くからでも、自分の目で見てみたい。そう思えるだけで、もうこのクルーズの価値はある気がしています。
リオデジャネイロ寄港|世界最大の祭典にドンピシャ
今回の第131回クルーズの中でも、最もテンションが上がる寄港地のひとつがリオデジャネイロ(2029年2月11日〜13日)。
なんと、リオのカーニバル2029年(2月9日〜14日)と完全に重なっています。
そう、本番ど真ん中に、港に入るんです。
リオのカーニバルは、言わずと知れた地球最大のサンバの祭典。
専用スタジアム「サンボドロモ」では、煌びやかな山車とサンバ隊が夜通しパフォーマンスを繰り広げ、街全体が音と光と熱気に包まれます。
そんな空気の中に、クルーズで入港できるなんて──
上陸すれば、どこにいても音楽が鳴り響き、港のデッキからでも、花火や歓声が飛び込んでくるかもしれません。
しかもこのタイミング、ただのリオ寄港じゃないんです。「南極を巡ったあとにリオのカーニバル」という、“氷と炎”の旅程。
この組み合わせは、ピースボートの長い歴史の中でも、屈指のゴールデンルートと言えるかもしれません。
ちなみに、2026年出航の第122回クルーズも、リオのカーニバルとドンピシャで重なっています。
特集記事はこちら👇
→ リオデジャネイロ寄港ガイド|カーニバル観覧・観光・治安・おすすめツアー特集
情報満載のクルーズガイドはこちら👇
【122回クルーズガイド】準備・観光・ツアー情報まとめ
2029年のカーニバルでは、公式オプショナルツアーとして、
- サンボドロモ観覧席付きツアー
- ビーチ送迎バス
- ヘリ遊覧
- 市内観光
など、さまざまな選択肢が用意されるはず。
サンバを観るか、街を歩くか、海に癒されるか。
“祭りのリズムを感じる”だけでも、一生の記憶に残る寄港になることは間違いなさそうです。
料金と諸経費|「早割で安く見える」その裏にあるリアルな総額
今回の第131回クルーズでは、早期申込割引が設定されています。
たとえば2人部屋の「バルコニーⅡ」クラスなら、
一人334万円(早割)+オンボードクレジット10万円付き(〜11月27日まで)。
ただし、旅行代金とは別に以下のような諸経費が別途必要です:
- チップ:178,080円
- ポートチャージ:61,600円
- ビザ取得代金:13,500円
- 国際観光旅客税:1,000円
👉 合計:約25万円前後/1人あたり
つまり、実際に必要な総額は、おおよそ360万円前後/1人あたり。
2人で申し込むと、約720万円前後が目安となります。
近年のピースボートでは、これらの諸経費を乗船前に一括で支払う方式に変わったそうです。とはいえ、出発はまだ3年先。このタイミングで資金を動かせるかどうかが、参加可否の大きな分かれ目になるかもしれません。
実際いくらかかる?世界一周の費用まとめ👇
リアル公開!世界一周クルーズの費用・料金まとめ|節約術も伝授
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若者に残された希望、U29割引は継続中
そんな中で、29歳以下限定の「U29割引」は現在も継続中です。
たとえば、4人部屋ベッド2段 窓ありのお部屋が、238万円のところ、割引後181万円と記載があります。窓なしの場合は、178万円→割引後129万円とさらにリーズナブルに。
この制度があることで、若い方にとっては今でも現実的な価格帯。
親子・祖父母との「世代を超えた船旅」の選択肢としても、じゅうぶん検討の価値があると思います。
まとめ|人気が出そうな気配、じわじわ感じてます
今回の第131回クルーズは、南極・南米・アフリカ・アジアをつなぐ“青の世界一周”。
寄港地のラインナップだけを見ても、まるで地球のハイライト集のような構成です。
リオのカーニバル本番に寄港するという図られた偶然🤣
南極の氷原を遊覧するという非日常。
どちらも単独でも魅力的なのに、それが一つの航路に収まっているなんて、もはや「この旅しかない」とすら思わせるルートですね。
資料を開いて、航路を指でなぞってみるだけでも、少しだけ地球の鼓動に触れられる。そんな出会いが、ここにあるかもしれません。

