こんにちは!ピースボート118回クルーズから帰国したAppyです。
【個人手配ガイド】シリーズもついに第3弾!
これまでの①②の記事では、マチュピチュ観光の計画や予約のコツ、スケジュール作成のポイントについてご紹介しました。そして今回は、個人手配ならではの「トラブル回避策」にフォーカスします。第3弾では、特に乗船前に準備できることを中心に、知っておくだけで安心感が高まる対策や便利な情報をお届けします。
正直に言うと、ピースボートのオプショナルツアーを利用するのが一番安全で手軽です。でも、あえて個人手配で挑戦する方もいらっしゃいますよね。その自由さや楽しさは魅力的ですが、リスクも伴うもの。だからこそ、この記事では、私たちが経験したトラブルや、船内で聞いたリアルな体験談をもとに、乗船前に準備すべきことを徹底解説します。
「こんなトラブルも起こりうるんだ」「こうすれば回避できるのか!」といった情報を参考にして、より安心して旅を楽しんでいただければ嬉しいです。
それでは、本題に入りましょう!
私たちが利用したガイドツアーはこちらです↓
クスコからの聖なる谷とマチュ ピチュでのプライベート 2 日間ツアー
前回の記事はこちら
カヤオ寄港3泊4日スケジュールと投稿記事
カヤオ4日間の計画 レポ① ペルーの常識 |
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1日目 | 午後下船 (リマ泊) レポ② リマ |
2日目 | 早朝フライトにてクスコへ ウルバンバ観光 夕刻列車にて夜間にマチュピチュ村入り (マチュピチュ村泊) レポ③ ウルバンバ レポ④ オリャンタイタンボ |
3日目 | 午前 マチュピチュ遺跡観光 午後 マチュピチュ村観光 夕刻列車にてクスコへ(クスコ泊) レポ⑤ マチュピチュ遺跡 レポ⑥ マチュピチュ村 |
4日目 | クスコ観光 夕刻フライトにてカヤオへ 夜 帰船 レポ⑦ クスコ |
カヤオ4日間の振り返り感想 個人手配①計画と予約術 個人手配②スケジュール例とポイント 個人手配③トラブル回避|乗船前 個人手配④トラブル回避|出発前 個人手配⑤トラブル回避|現地 |
参加したツアー(Viator)
乗船前に予約を完了すべき理由と注意点
マチュピチュ観光の予約は、一通り乗船前に終わらせておくことをおすすめします。
理由は、マチュピチュ遺跡の人気ルート「サーキット2」はすぐに満席になるため、旅行日の2~3ヶ月前には予約を完了させておく方が安全だからです。特に朝早い時間帯は人気があるそうです。
※「サーキット2」には、一番景色の良い展望スポットが含まれています。マチュピチュで一番の見どころを楽しむためには、早めの予約が鍵となります!
一方、乗船後に予約を進める場合、以下のような課題が考えられます:
- Wi-Fiのコストと接続の不安定さ: 船内Wi-Fiは料金が高く、さらに通信が途切れることがあるので、スムーズな予約や決済が難しいことがあります。
- 決済の問題: クレジットカードが使用できなかったり、銀行振込ができないケースが発生することがあります。
- 寄港地でのモバイル通信の制約: 寄港地でモバイルデータを利用して予約を進めることも可能ですが、寄港地での滞在時間が限られているため、十分な時間が確保できないことがあります。
- 他人への依頼: 自分で決済ができず、他の乗客に代行をお願いする場合もあります。しかし、初対面の人との金銭のやり取りには気を使うため、心理的な負担になることも…。
実例|乗船前と乗船後の予約での違い
今回、私たち夫婦は乗船前にすべての予約を完了させたことで、スムーズに計画を進めることができました。
- 予約内容:フライト、ホテル、ガイドツアー
- 予約時期:カヤオ寄港の約4ヶ月前
一方で、同行したお友達はシンガポール寄港中(カヤオ寄港の2ヶ月前)に予約を進めることになりました。この時点で「サーキット2」の朝6時出発枠が残りわずかとの情報を受け、急いで手配を進めることに。幸い、間に合いましたが、予約完了まで焦りがありました。
さらに、船内での予約では以下のようなトラブルも発生していました:
- クレジットカードが使用できない
- 銀行にアクセスできない
また、別のグループでは、乗船後に予約を試みた結果、「サーキット2」はすでに売り切れており、「サーキット3」しか選べなかったという話もありました。「サーキット2」にはマチュピチュの絶景スポットが含まれており、これを逃すのは非常に残念な結果になります。
教訓:予約のタイミングが早いほど選択肢が広がり、トラブルを回避しやすくなります。特に、人気の「サーキット2」を狙う場合は、乗船前の予約が何よりも重要です。
乗船後に予約を進める場合の課題と対策
乗船前に予約を済ませることをおすすめしますが、例えば、お友達が追加で参加される場合や、急な変更が必要になった場合など、船内で予約をする場面も出てくるかもしれません。「もう予約は完了しているから安心!」と思っていても、旅行中には何が起こるかわからないものです。
そこで、船内でも快適に予約や変更ができるよう、事前に以下の準備をしておくと安心です。
SMS認証の問題と対策
船内Wi-Fiでは、SMSを利用した2段階認証が使えません。これは、普段使っている電話番号宛に送られる認証コードを受け取れないためです。予約や決済時にこの認証が必要な場合、港や寄港地でローミング可能な環境で操作を行う必要があります。
解決策:
- SMS認証が不要なサービスを事前に確認:
サイトによっては、SMS以外の認証方法を選択できる場合があります。 - 乗船前に認証方法を変更:
例えば、認証コードの送信先をSMSではなく、メールアドレスに変更することで、船内Wi-Fiでもスムーズに認証が可能になります。
これらの準備をしておくだけで、トラブルを未然に防ぐことができます!
「VPN」でセキュリティを確保|日本接続を可能に
次に、私が日本でも日常的にリスク対策として活用している「VPN」接続についてご紹介します。インターネットで予約や決済を行う際、VPN(仮想プライベートネットワーク)を利用することで、安全性を高めることができます。
「VPN」のメリット:
- 公共Wi-Fiでも安全な通信が可能
- 接続元を日本に切り替えて、銀行や日本限定のサイトにスムーズにアクセスできる
普段から見慣れたWebページに海外からアクセスできないと、なんだか切ない気分になりますよね。そんな私にとって、VPNは欠かせないツールです。それだけでなく、VPNを使えば、日本以外の国を経由して接続することで、特定のサービスをお得に活用する裏技的な使い方もできちゃいます。
私が使ったVPN:NordVPN
ピースボートの船内や寄港地では、私は普段から使っているNordVPNを利用しました。日本経由に接続することで、安心して日本のサイトやサービスにアクセスできましたし、セキュリティもしっかり確保。船内Wi-Fiでもスムーズに使えたので、予約や決済が滞ることもありませんでした。ただし、すべての接続トラブルがVPNで解決できるわけではない点はご了承くださいね。
注意事項:船内での「VPN」接続の手順
船内では、「VPN」に接続したままだと船内Wi-Fiに接続できません。そのため、次の手順を守ることが必要です:
- まず船内Wi-Fiに接続
船内Wi-Fiを利用するためには、最初に「VPN」をオフにしてWi-Fiに接続する必要があります。 - Wi-Fi接続後に「VPN」をオン
Wi-Fiが正常に接続できたら、「VPN」をオンにして、安全な通信環境を確保しましょう。
この手順は、船内ショップのスタッフから教えてもらいました。ぜひ覚えておいて、トラブルを避けてくださいね!
変更やキャンセル可能なチケットを選ぶ重要性
クルーズ旅行では、寄港スケジュールが変更になる可能性が常にあります。そのため、変更やキャンセルが可能なチケットを選ぶことは、予想外のトラブルを回避するための重要なポイントです。
実際に、航路変更やスケジュールの変更によって、予約したチケット代が返金されず困ったという声をいくつも聞きました。特に印象的だったのは、スエズ運河を通れなかった影響で、カヤオの寄港日が変更になったケースです。フルツアーを予約していた方は、約17万円もの料金が戻らず、大きな損失を被る結果となりました。
こうしたリスクを避けるためにも、以下の点に留意しましょう:
- キャンセル無料を選ぶ:料金はやや高めになるかも知れませんが、予期せぬ変更にも柔軟に対応できます。
- 費用を割り切る方法もアリ:返金不可のプランでも、リーズナブルな料金なら「捨てチケット」として覚悟を決めるのも一つの手です。
どちらを選ぶかは予算やスケジュール次第ですが、少しでもリスクを減らす選択を心がけたいですね!
私たちの場合|航空会社の選択とチケットの選び方
私たちが選んだ航空会社はLATAM航空です。変更可能なチケットを選ぶと料金がかなり高額になるため、今回は変更不可・払戻し不可のチケットを選びました。この選択では、万が一スケジュールに変更があった場合には、料金が戻らないリスクを承知の上での決断でした。
LATAM航空を選んだ理由
- 信頼性が高い:欠航や遅延があった場合でも、対応が比較的スムーズ。
- トラブル対応が丁寧:振り替え便やホテル手配の際も安心感があります。
LCC(格安航空会社)の注意点
LCCを利用する場合、安価でお得感はあるものの、以下のようなリスクが伴います:
- 欠航時の振り替えが自己対応:便の変更やホテル手配は基本的に自力で行わなければならないことが多い。
- サービスが最小限:安心感よりもコストを重視する方に向いています。
旅行のスタイルや予算に応じて、航空会社とチケットを賢く選ぶことが、ストレスフリーな旅のカギとなります。
緊急時の連絡手段|音声通話対応SIMの準備を忘れずに
万が一の事態に備えて、連絡先リストを用意しておくことは必須です。連絡先には、ピースボートの緊急連絡先や現地サポート、保険会社の番号を含めてください。ピースボートの緊急連絡先は、寄港日の数日前に配布される「寄港地情報」に記載されています。この書類は必ず携帯しましょう!
緊急時には音声通話が必要になることがあるため、「音声通話対応のSIM」を準備しておくと安心です。データ専用のSIMでは電話をかけられないので注意が必要です。
例えば、「Airalo」を利用する場合、音声通話も可能な「Discover+プラン」を選ぶことで、緊急時にもスムーズに対応できます。旅の安心を確保するために、事前に音声SIMの準備をお忘れなく!
また、楽天モバイルもマチュピチュで利用可能で、通話も問題なく行えました。緊急時にスムーズに連絡できるよう、現在、日本で加入中のプランが、海外で利用できるのかを、事前に確認しておきましょう!
Airaloと楽天モバイルについては、次の記事で詳しくご紹介しています。
終わりに|事前準備で安心なマチュピチュ旅行を!
いかがでしたか?
今回は、マチュピチュ観光を個人旅行する際の乗船前に準備できるトラブル回避策についてお届けしました。
次回の記事では、出発前と移動時のトラブル回避術や注意点を解説します!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!